TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

火鉢のお手入れ④

2022-01-31 17:55:00 | 私のお気に入り
前面の引出しの部分がキレイになったので、残された前面の広い板部分を磨こうと作業をはじました。

火鉢の上面の枠を外し、灰箱も取り出すと埃やシミで汚れた火鉢の内面があらわになりました。



一度、雑巾で拭き上げてはいたのですが、今日、こうやって見てみると気になってきました。

予定を変更して、火鉢内面に電動ヤスリをかけることにしました。

これまでの作業と違い、今日の作業はかなり大変になりそうです。

内側側面の板を1枚ずつ電動ヤスリをかけて行きます。

その度に、大量の粉塵が出てきますが、新しい板の面が現れてきます。



板と板の繋ぎ目をよく見ると、火鉢を作る時に引いた線が微かに残っていました。

板と板を直角に組む際に、凸凹の刻みを入れ隙間ができないように噛み合わせてあります。

火鉢の表面には、この凸凹の刻みは見えず2枚の板が角部分でピッタリ合わさっているのです。



『お見事!』としか言いようがありません。

昨日も今日も昔の職人さんの技に感動です!











火鉢のお手入れ③

2022-01-30 11:51:00 | 私のお気に入り
父が遺した物の中に塗料や洗浄液に混じってこの容器がありました。



缶に書いてあった「PIKAL」に見覚えがありました。

錆びたり燻んだりした金属をピカピカにする研磨剤です。

40〜50年は経っていそうな風格が容器から漂っています。

果たして、缶の中身は健在なのでしょうか?

缶をよく振り、蓋を回すと硬いながらも開きました。

ベンジンみたいな揮発性のある液体の香りです。色は黄土色で粘り気があります。


先日は2個の取っ手を引き出しに付けたまま磨きました。

本日は、引き出しの内側から取っ手の留め金具を外して残りの2個の取っ手を磨こうと思います。

引き出しの内側にある取っ手の留め金を片方だけ立てて外そうとしましたが、狭い穴にキッチリ差し込んであり抜けそうにありません。


昔の人の仕事は丁寧で無駄がありません。

留め金が出っ張らないよう、ノミで削った窪みに昔の職人さんの腕の良さを感じました。



何十年も眠っていた黄土色の柔らかい物資を布切れにとり、火鉢の引き出しの取っ手を磨いてみると… 。



何と言う事でしょう。粘土色だった取っ手は、ウソみたいに赤銅色の輝きを取り戻したではありませんか。

『恐るべし、PIKAL‼︎」


余りに新品みたいにピカピカになり過ぎて、趣きも味わいも無く成金趣味のようになってしまいましたが… 



数年経てばまた落ち着いてイイ感じの私の色に変わって行くと思えば、コレはコレで良いと思いました。

これで4つの引き出しが全部キレイになりました!












火鉢のお手入れ②

2022-01-29 16:21:00 | 私のお気に入り
古い物は古い物の良さがあると思います。

 “味がある” とか “歴史を感じる” など…

確かに神社仏閣や宮城の場合、ピカピカの造りたては綺麗ですが趣きに欠けると感じるでしょう。

古い物でも、それを使っている人により手入れが行き届いているから素敵に見えるのだと思います。

私が手に入れた火鉢には上面右側に収納箱があります。


この収納箱の蓋は、最初は煤で黒っぽかったのです。



一度サンドペーパーをかけたら随分と明るい色になりました。

今年に入り、再度サンドペーパーをかけてワックスを塗りました。



更に明るい感じになり、艶も出ました。






火鉢のお手入れ①

2022-01-28 19:43:00 | 私のお気に入り
火鉢は私のお気に入りのアイテムです。

メルカリで見つけました。

この火鉢、“丹波” の古道具屋さんが売りに出していたモノです。

火鉢が届いて、段ボールを開けると煤の匂いが辺りに漂いました。

きっと、丹波のどこかの村にあるお家で永いこと使われていた火鉢なのでしょう。


火鉢が届いてから、煤で黒ずんでいた枠に電動ヤスリをかけたり、側面に張られている欅の板を磨いたり、銅板製の灰入れの錆び取りをしたりしました。

早く火鉢に火を入れたくて、去年はバタバタと手入れをした程度でした。

二冬目に入った今年、火鉢の細部にまで目が行くようになり、もっと “自分の火鉢” にしていきたいと思うようになりました。

昨日は枠の上面にある物入れの蓋にサンドペーパーをかけ、ワックスを塗りました。

今日は、火鉢の正面側にある引き出しの取手と板を磨きました。






段々と自分の火鉢になっていくみたいで楽しい作業です。









火鉢はイイですねー!

2022-01-27 20:17:00 | 私のお気に入り
昨年2月に、メルカリで火鉢を手に入れました。

灰や火箸、火起こし鍋、炭等も購入してやっと求めていたスローライフを実現させることができました。

今年の冬も事あるごとに火鉢を使っています。



今冬は牡蠣焼きを2度と餅焼きを2度やっているので、その時に残った炭を火鉢に移しスローライフを楽しむのです。

BBQの後の一人焚き火と似ています。

そんなこんなで、去年買っていた10kgの樫炭もう少しで使い切りそうな勢いです。


父と母が使っていた部屋で火鉢にあたっていると、娘と娘の旦那がやってきました。


私はブラウンチーズとトマトをツマミに焼酎のお湯割を飲みながら、三人で笑いながら楽しいひと時を過ごしたのでした。