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TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

『STANLEY』の水筒

2025-07-01 11:20:00 | 私のお気に入り
 渓流釣りに水筒は必需品だ。

 渓流釣りは一箇所に腰を据えて釣り糸を垂らすことはしない。

 特に、今私がやっているルアーフィッシングは渓流を釣り上がっていく。

 時には5時間以上竿を振りながら川の中を歩くので水筒あるいはペットボトルは欠かせない。

 岩を越え滝を高巻きしながら登り上がるところは沢登りと通じるところがあり、体力を使う。

 足は冷えて心地よいのだが体は水を欲しがる。

 渓流釣りに限らず沢登りや登山でも水筒は欠かせない装備だ。

 長年、愛用しているのが『STANLEY』の水筒で、連れ合いからの誕生日の贈り物だ。

 冷水も熱いお湯も保温性が高く優れものなのだ。

 私の学生時代は魔法瓶=『THERMOS(テルモス)』だったが、連れ合いからのプレゼントという付加価値も付いて『STANLEY』に軍牌が挙がる。


 先日の渓流釣りにも冷蔵庫の製氷器にあった氷と水道水を入れて持って行った。

 釣りが終わり車に戻って真っ先に『STANLEY』の蓋を開けて冷水を喉に流し込んだ。

 熱った体が一気に冷やされ生き返った気持ちがした。

 家に戻り着いた私は渓流靴と釣りの時に着ていた衣服はすぐに洗ったが、迂闊にも水筒は釣り道具を入れた手提げ袋に入れたままにしてしまっていた。

 丸一日経った翌日の昼過ぎ、水筒が見当たらないのに気づいた私は手提げ袋から『STANLEY』の水筒を取り出した。

 水筒から"カラカラ"と音がした。

 ナント、昨日の昼前に入れた氷が解けずに残っていたのだ。

 『THERMOS』は今でも素晴らしいが、『STANLEY』もナカナカの優れモノである。

 私の水筒には名誉の傷が沢山付いている… 


『この傷は、あの時付いたモノで…』


『コレは、あの時のモノ… 』


 傷の一つにも想い出がある。




 

山で買ったステッカー

2023-06-12 15:29:00 | 私のお気に入り
剱岳から無事下山し、テン泊した「剣沢キャンプ場」まで戻る途中に、「剣山荘」で登山の記念に山のシール(今はステッカーと言うらしい)と山の手拭いを購入しました。

私が剱岳のステッカーを手に入れたいと思ったのには理由があります。

それは5年以上前の、ある一瞬の出来事が関係しています。


私が車を運転し信号待ちをしていた時でした。

同じように信号待ちの車が私の右側に停車したのですが、その車の窓に剱岳のステッカーが貼ってあったのです(タイトル画面の右にある漢字で「剱岳」と書かれた方だったように記憶しています)。

剱岳を模ったモノトーンの色調の中に🇯🇵の赤が鮮やかでした。

また暗っぽい窓ガラスに貼られた昔のワッペンのような形にも惹かれました。

信号はすぐに青にかわり、右折しようとしていたその車は後方に小さくなっていったのです。

私が剱岳のステッカーを見たのはそれが最初で最後でした。


そのステッカーを「剣山荘」で偶然にも見つけてしまったのです。

私は「TSURUGI」とアルファベット表記のステッカーを1枚だけ手に入れました。



ステッカーは、我が家に帰り着いてすぐの頃に私の愛車(スバルXV)の窓に貼り付けました。



それから半年ほど経った今年の春の事です。

多良岳でマンサクの花を堪能し、その余韻に浸っていました。

登山口に停めていた私の愛車を覗き込んでいる女性がいるのです。

『何しているんだろうかこの人は… 』

私は車の後方から、その女性が立っている側へ回りました。

女性は男性と2人で山登りに来ていたみたいで、私の車の方を見てその連れに何か話しかけていました。

女性は私の車の中ではなく、窓に貼ってあるステッカーを見て連れの男性に話かけていたのでした。



私が、

「どうかしましたか?」

と尋ねると、その女性は言ったのです。

「カッコイイなーと思って… 貼ってる場所もイイですね!」



私はこの言葉を聞いて気分を良くし、剣沢でテン泊した事や登山では最難関とされている岩場の話をペラペラと話してしまいました。

「剱岳、私もいつか登ってみたいと思ってるんですよー」

女性はステッカーから目を離さないでそう言ったのでした。

昔、私が隣に停まった車の窓に貼ってあったステッカーを目にした時と同じ感覚だったのだと思います。











山で買った手拭い… 【後編】

2023-06-10 12:10:00 | 私のお気に入り
父の道具があったおかげで、難なくアクリル板をサイズ通りに切り出すことができました。

早速、テーブルの窪みにアクリル板をはめ込み、その上に手拭いを乗せて、ガラスをかぶせてみました。

すると、困った事にガラス面と木枠の境目に段が生じてしまっているではありませんか… 。


アクリル板の厚さの分、ガラス面が高くなっているのです。

このままにしておこうかとも思いましたが、段差に置いた湯呑やマグカップがグラついてひっくり返ると面倒なことになります。

そこで、ガラスを嵌め込んであった窪みを、アクリル板の厚さ分だけ鑿で削る事に決めました。


窪みを 3㎜程深くするのに、さほど時間を要しませんでした。

やる迄は、

『失敗したらどうしよう… 』

と、マイナス思考だったのですが、やってみたら簡単にできてしまいました。


再度、アクリル板を敷いて手拭いを乗せ、



ガラス板をかぶせると… 、



バッチリです、段差が気にならなくなりました。


それ以来、私は山の手拭いを前にしてレコードを聴いたり、イモ焼酎のロックを呑みながら “あの時 を思い出しているわけです。



『しあわせだなぁ〜… 💕』












山で買った手拭い… 【中編】

2023-06-09 13:24:00 | 私のお気に入り
アクリル板をテーブルのガラスと同じサイズに裁断する作業に入ります。

最初は、細工鋸でアクリル板をゴリゴリと切るつもりでしたが、途中でアクリル板が割れてしまう心配がありました。

そこで別の方法を思い着いたのです。

アクリル板をカッターでキズを付け、同じ場所を繰り返しなぞることでキズを深くして行こうと考えたのでした。

しかし、このやり方ではカッターのキズは深くならず私は途方に暮れてしまったのです。


父が遺した道具の中に何に使ったか分からない道具が一つありました。



金ヤスリをグラインダーか何かで削り、鷹か鷲の嘴みたいに先が曲がった道具です。


逆側には厚紙が巻かれてあり、こちら側を掴んで使用する道具のようです。


ある日、ボンヤリとテレビを見ていた時のことでした。

画面には漆の樹皮にキズを付けて樹液を集めている映像が流れたのです。

私はそれを見て身体中に電流が流れたような感覚を覚え、

『コレだーッ!』

と、心の中で叫びました。

すぐに父の道具箱を引っ張り出して来て、あの道具でアクリル板を引っ掻いてみたのです。


すると、どうでしょう、細くて薄くて白いアクリルの糸が父の道具の刃先からスルスルと出て来たではありませんか!

刃先に力を込めて何回かアクリル板をなぞると、溝がドンドン深くなり遂にアクリル板は切断されたのでした。

使い道が分からなかった父の道具が威力を発揮した瞬間でした。

『父もこうやって、手作りの道具でアクリル板を裁断していたのか… 』

父の凄さを改めて感じたのでした。













山で買った手拭い… 【前編】

2023-06-08 17:00:00 | 私のお気に入り
旅先でお土産を買うのと同様に、山に登った記念にとグッズを購入することがあります。

山の場合、昔はバッジや手拭いでしたが、今はオシャレなTシャツなども売られているようです。

昨年の秋、40数年来の念願であった剱岳(北アルプス)と甲斐駒ヶ岳(南アルプス)に登ることができました。





剱岳の登頂を果たし無事に下山できた記念に、山小屋(剣山荘)で “ 手拭い” と “シール” を買って帰りました。

シールは帰宅後に私の愛車(スバルXV)に貼りましたが、手拭いは袋に入れてそのままになっていました。

額にでも入れて目に付く所に飾ろうと思っていたのですが、その額がまた高価でなかなか購入できずにいました。

額を自分で作ることも考えましたが、材料代も馬鹿にならず、買った方が安くつくように思われ作るのを躊躇していました。

そうしているうちに半年が過ぎてしまっていたのでした。

そして遂に “名案(謎案?)” が閃いたのです。


我が家には、家を建てた時からずっとリビングで使っているソファー用のテーブルがありました。



高さが40cmくらいの木製で、上面がガラスになっています。

ガラスのサイズを測ってみると、何と、手拭いがピッタリと収まる大きさだったのです。



手拭いを下から支える板さえあれば、いつでもガラス越しに手拭いを目にすることができるし、剱岳に登った時のことを思い出すことができるわけです。


屋根裏部屋に父が描いた書や絵を遺しています。



父はその書や絵を飾る額も自分で作っており、額の前面にはガラスの代用にアクリル板を使っていました。

私は、額に使われているアクリル板を利用しようと思ったのでした。