渓流釣りに水筒は必需品だ。


渓流釣りは一箇所に腰を据えて釣り糸を垂らすことはしない。
特に、今私がやっているルアーフィッシングは渓流を釣り上がっていく。
時には5時間以上竿を振りながら川の中を歩くので水筒あるいはペットボトルは欠かせない。
岩を越え滝を高巻きしながら登り上がるところは沢登りと通じるところがあり、体力を使う。
足は冷えて心地よいのだが体は水を欲しがる。
渓流釣りに限らず沢登りや登山でも水筒は欠かせない装備だ。
長年、愛用しているのが『STANLEY』の水筒で、連れ合いからの誕生日の贈り物だ。
冷水も熱いお湯も保温性が高く優れものなのだ。
私の学生時代は魔法瓶=『THERMOS(テルモス)』だったが、連れ合いからのプレゼントという付加価値も付いて『STANLEY』に軍牌が挙がる。
先日の渓流釣りにも冷蔵庫の製氷器にあった氷と水道水を入れて持って行った。
釣りが終わり車に戻って真っ先に『STANLEY』の蓋を開けて冷水を喉に流し込んだ。
熱った体が一気に冷やされ生き返った気持ちがした。
家に戻り着いた私は渓流靴と釣りの時に着ていた衣服はすぐに洗ったが、迂闊にも水筒は釣り道具を入れた手提げ袋に入れたままにしてしまっていた。
丸一日経った翌日の昼過ぎ、水筒が見当たらないのに気づいた私は手提げ袋から『STANLEY』の水筒を取り出した。
水筒から"カラカラ"と音がした。
ナント、昨日の昼前に入れた氷が解けずに残っていたのだ。
『THERMOS』は今でも素晴らしいが、『STANLEY』もナカナカの優れモノである。
私の水筒には名誉の傷が沢山付いている…

『この傷は、あの時付いたモノで…』

『コレは、あの時のモノ… 』
傷の一つにも想い出がある。