
2023年の夏、所属する山岳会のメンバーとともに北アルプスに行く計画を立てていました。しかし、台風接近のためにその山行(合宿)は中止となりました。



その時に歩くはずだったコースは、実は私が大学生だった夏合宿で仲間と行ったルートと一部重なるところがあり、私としては40数年ぶりに同じ場所に立つことを楽しみにしていましたし、また、イワナが棲む黒部川源流域を目にできることを楽しみにしていたのです。
計画が中止となり残念でしたが「山は逃げない」というブログ仲間の言葉に慰められ、次の年(2024年)の夏に再び同じメンバー同じルートで挑戦することとなったのです(泊まる山小屋の予約がとれず2日の行程を1日で歩くことにはなりましたが… )。
昨年はなかなか梅雨が明けず、入山初日と2日目は雨に降られました。3日目からは青空も広がり種類もの高山植物が私たちを迎えてくれたのです。

薬師沢小屋は黒部川に薬師沢が流れ込む合流点に建っています。

小屋のあるところまで下っていると沢を流れる水音が聞こえ、樹々の間から黒部川のエメラルドグリーンが目に飛び込んできました。川岸にはイワナを狙う釣り人の姿もありました。その光景を見た時、私の胸は高鳴りました。

<つづく>
学生時代の実に懐かしい思い出です。
雲の平、高天原・・続きを期待しています。
かつて歩んだ場所を訪れると感慨深いものがありますよ。