TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

私も台所に立ってますから!

2021-02-17 13:43:00 | グルメ
今、料理が得意かと聞かれれば、

『得意とは言えない』

と、答えると思いますが台所に立たないわけではありません。

昔、山に登っていたので、毎日の食事は自分たちでこしらえていました。


『カレー』に『シチュー』に『豚汁』

登山合宿には欠かせないメニューです。

少なくとも40年前の登山合宿では、このメニューの繰り返しでした。

使う食材はほぼ同じ。

人参、ジャガイモ、玉葱、ベーコンです。

精肉は日持ちしないので、入山直後は肉も入っていましたが、2日目からはベーコンになっていました。

材料を煮込んで、最後に “カレー粉” を入れると『カレー』、“シチューの素” を入れると『シチュー』、“味噌” を入れれば『豚汁』でした。

山では米をたくさん炊いて、この3つのメニューを繰り返し作った記憶しか残っていません。

昼ご飯は、魚肉ソーセージとキュウリを齧っていた記憶が… 。



それでも、ブス(ホワイトガソリンを燃料としたコンロ)を使って、コッフェル(鍋)で美味しいご飯を炊けていたので、自分は料理はできると思っていました。

米を美味しく炊けるとみんなから喜ばれるし、絶大なる信頼を得ることができます。

逆に、唯一の楽しみであるメシが上手く炊けなかったら “非難轟々” です。

『始めチョロチョロ、中パッパ… 』

米炊き当番は、スプーンの先をコッフェルに当てて鍋の中の米粒の動きを敏感に感じながらブスの火を調整し、少しお焦げができる程度に仕上がる様にスプーンを摘んでいる指先に全神経を集中させるのです。

私がお米を炊く時はほぼ成功してたと思います。

そんな、40年も前の経験が根拠のない自信となり、

『自分は料理ができる!』

と、長い間 “勘違い” をしていたのでした。


毎日、美味しそうな晩ご飯をupされているブロガーさんがいます。

その方のブログを拝見するようになり、

『自分もこんな美味しそうな料理ができると楽しいだろうなー… 』

と、思うようになりました。


私の大学時代のワンゲル仲間は、今、ベトナムで自炊生活を余儀なくされています。

旧正月で会社が休みになり、いつもお世話になっている食堂が閉業してしまっているのです。

『カレー』と『シチュー』と『豚汁』の繰り返しではないようで、

『頑張ってるなー』

と、他人事とも思えない気持ちでブログを読ませてもらっています。

そして今日も、頑張っているようです。

『オォー、昨日の手料理はエビチリでしたか!』