
梅雨なのに梅雨明けしたような晴れ続き。


空気も澄んで多良岳・経ヶ岳や雲仙の山々もクッキリと見えている。
気温も軽く30℃を超えてきた。
久しぶりに冷たい渓流に足を浸けたくなったのでバタバタと準備を始めたが、今年初の釣行なので持って行くものを揃えるのに手間取ってしまった。
『釣り竿は3本、リールも3個、そうそう渓流靴も忘れずにと… 』
そんな感じで準備をしていたが、
『そうだ、今日はザイルとカラビナ・エイト環も持って行こう!』
と、いつもは持っていかない道具まで持って行くことにしたので荷物が増えてしまった。
揃えた荷物を愛車に積み込む。
『一度、渓流靴を忘れて釣らずに帰ったこともあったよなぁー…、今日はちゃんと積み込んだぞ!』

自宅を出て30分くらい経ったところで急に不安が頭をよぎった。
『渓流靴は積んだけど、釣り竿は積んだかなぁ… 』
いつもより荷物が多くなり、ザイルやカラビナを入れた黒いザックを部屋に置いたままにしていたかも… 。
釣り竿はその黒いザックに突っ込んでいたのだ。
路肩に車を停めて荷物を確認したら、黒いザックはやっぱり無かった。
来た道をまた30分かけて家まで戻ると、連れ合いが驚いた顔をした。
『釣りに行くのに釣り竿持って行くの忘れて戻ってきたよー… 』
連れ合いは、アラマアという表情をして、
『よほどウキウキしてたのねー。』
私自身もこの実態に呆れてしまったが、それにもめげずに再び山に向かって愛車を走らせたのだった。
