
今年初めての、久しぶりの渓流釣りに行った日の次の日も私は渓流に足を運んでいた。



梅雨にもかかわらず晴天が続いたのもある。
もっと大きな理由は、前日は忘れ物を取りに帰ったりしたので竿を手にしていた時間よりも車のハンドルを握っていた時間の方が長く、渓流釣りに充分我が身を浸すまではいかなかったから。
次の日は前日より早く家を出て、途中、コンビニでお握り2個を買い前日とは別の渓流へ向かった。
数年振りに入ったその渓流に、初めて歩くような新鮮な感覚を覚えた。

昼前から竿を振りはじめ、お握りを食べるのも忘れて渓流を登り上がった。
気が付いた時、私の時計は2時半を回っていた。
崖を這い上がり車まで戻り、お握りを頬張りながら更に上流部まで車を走らせていた。
その時点でヤマメを1尾だけキープしていたが、釣果はもうそれで充分であった。

ただ、もう少しだけ透明な流れに足を浸していたかっただけだ。
その後はスピナーを2個とミノー(鉤の付いた小型の魚の形をした仕掛け)を1個を失う事になった。

こうして2日続けての渓流釣りが終わった。
持って帰ったヤマメは素揚げになって孫と私の口に収まった。もちろん、包丁を入れるのも油で揚げるのも自分でやった。
尚、写真は今回の渓流釣り中に撮ったものではなく、以前に撮った写真の中からイメージにあったものを使わせてもらいました。