去年の3月、初めて酒蔵巡りを経験しました。
お酒の試飲をするので、わざわざ自宅から歩いてバス停へ、そこからJRの駅までバスで移動し、JRでイベントが開催されている町へ向かいました。
電車のお客さんはほとんどが「○○酒蔵ツーリズム」の参加者です。
皆さん、美味しいお酒を思う存分楽しもうとウキウキワクワクされているのが伝わってきました。
そう言う私も、そんな雰囲気をプンプンさせていたことでしょう。
イベント会場のある駅で降りてチケットを購入し、酒蔵を目指します。
足元は、歩きやすいトレッキングシューズを履き、準備万端です!
近辺に9つの酒蔵があります。
歩いて移動できる酒蔵もありますが、離れた場所へは巡回バスも出ています。
できるだけ多くの酒蔵を回ろうと決めていたので、ルートを考えながら巡る酒蔵の順番を考えました。
佐賀県と長崎県の県境をなす多良岳・経ヶ岳の山塊は豊富な伏流水を蓄え、山麓に清純な湧水をもたらします。
有明海に面した肥前鹿島や肥前浜宿、旧塩田町、温泉とお茶の町である嬉野には昔から沢山の酒蔵がありました。
第二次世界大戦直後、有田焼で有名な酒井田柿右衛門が手土産として持って行った酒をマッカーサーが気に入り、特別に酒造りための米を手配したという酒蔵もあります。
また、フランスで行われた世界ワインコンテストでヨーロッパのワインを抑えて世界1になった酒蔵もあります。
そんな事を思いながら酒蔵を巡りました。
酒蔵ごとに試飲ができ、チケットを使って日頃は手の届かないお高いお酒もいただけます。
いろんな種類の日本酒を飲むうちにとてもいい気持ちになってきます。
気が付けば、私も、周りに居る人も皆 “酔っ払い” です。
これはとても “危ない” ことかもしれませんが、みんな少し顔を赤らめて幸せそうな表情をしているのです。
そんな “仲間” たちを見ていると、こっちまで幸せな気分になり、
「日本って平和だな〜」
と、思いながら9つの酒蔵を全て制覇しました。
典型的な『3密』のため、今年は中止になったけど、
「今年も行きたかった、○○酒蔵ツーリズム!」