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TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

ピザカッター2種

2020-07-12 07:56:00 | 木のカトラリー

これも木のカトラリーづくりを始めたばかりの頃のものです。

いつもの如く、何をつくろうかと本をめくっている時に目にとまったのがこのピザカッターです。

形が奇抜で、はじめはそれが何かすぐにはわかりませんでした。

ただシュッとした形がカッコイイな、と思い本の次のページをめくってみると、美味しそうなピザをこの道具を使って切っている写真がありました。



形に惹かれたのが制作のきっかけです。

本と同じ形のピザカッターは、ブラックウォルナットでつくりました。

使えなくなったソファーの肘掛の端材がまだ少しだけあったので、その端材の寸法に合わせて丈の短いピザカッターもつくってみました。白っぽいヤツです。




「これで磨くとイイ艶が出るんだよなー」
と、独り言…






バターナイフ3種

2020-07-10 09:38:00 | 木のカトラリー
以前、ブログで「ウォルナットのバターケース」をupしました。

その時、バターケースとセットでバターナイフが写り込んでいました。

それがタイトル画面中央のバターナイフです。

その他にもいくつかつくりました。

タイトル画面の左側のぽってりしたバターナイフは、家族で阿蘇へ旅行に行った時に宿泊施設の売店で見つけ、気に入って購入したもと同じサイズでつくりました。



写真右側のがお土産品です。

手が滑りにくいように柄の部分に加工が施されていますが、真似できなかったので格子状に刻みを入れてみました。

バターナイフは、バターを塗った後に置き場所に困ることがあります。

そんな時でも、刃の部分がテーブルに触れないよう柄に厚みを持たせ、汚さない工夫がされていて感心したのを覚えています。




「自分でつくってみて初めて気づくことが沢山あって面白いですよ!」

    …バターナイフで独り言でした。


子ども用の椅子をつくる

2020-07-07 06:31:00 | 木のカトラリー
家族が増え、子ども用の椅子を頼まれてつくることになりました。

子ども用の椅子といえば、骨組みは金属のパイプで、それに可愛い絵が描いてあるビニール製の座板が取付けてあるような感じのものが市販されています。

そっちの方が値段も手頃で、軽くて丈夫、文句のつけようがありません。

でも、あえて木製でシンプルな感じの、しかも塗装を施さない無垢のものをつくろうと思いました。

「さて、何を真似てつくろうかなー…」

しばらく考えて、小学生の頃に学校で使っていた木の椅子のミニチュア版で行くことに決めました。

「座面の高さはこれくらいかなー…、幅は… 」

など、座った姿を想像しながら楽しんでつくりました。

材料は座面以外は杉の角材。家の裏の垣根を作った時の材料の余りです。



だから、製作費0円。

いい響きです。

木を組むときのホゾ穴は、垣根の部材を組む際に何度も彫ったのでバッチリです。



使っているうちに緩みが出ないようにと、木ネジで留めているのですが、ケガしないようにネジの頭は木のダボを打って見えないようにしています。


つくってもう1年以上経ちますが、まだ使ってもらっています。




         …嬉しい限りです。






楕円の菓子盆を彫る

2020-07-06 09:08:00 | 木のカトラリー
四角いお皿やお盆を彫るのは、最初から直線が出ているので形を整えるのにそれほど気を使いません。

真ん丸いお皿やお盆を彫る場合、轆轤(ロクロ)があればいいのですが、鑿(ノミ)と鑢(ヤスリ)だけでキレイな円を出すのは大変苦労します。

そこで、楕円形の細長い菓子盆を彫ることにしました。


私の場合、まず最初に、つくろうとする器のサイズに合った板材を準備し、その表面・側面・裏面に鉛筆でおおよその平面図と断面図を書きます。

この時、どんなふうに年輪が出てくるか考えますが、なかなか予定通りに行かないところに面白さもあります。


彫るのは器の内面から行います。
彫り過ぎないように用心しながら、かつ左右対称に彫り進めていきます。


外面も内面同様、慎重に彫り進めていきます。


ある程度、器の全体像が現れたら、器の厚みやカーブの具合を確認しながら最終的な仕上げを行います。

表面は、鑿の彫り痕をわざと残したり紙ヤスリを入念にかけて滑らかにしたりする場合があります。

思っていた以上に綺麗な年輪が出てきたときは、ついニヤけてしまいます。


この菓子盆、しばらくは我が家で使っていましたが、今は娘が使ってくれています。





角盆を彫る

2020-07-02 07:11:00 | 木のカトラリー
私はひとがつくったものを真似してつくっているので、そこに独創性はありません。

形、姿(醸し出す雰囲気も含む)の美しいものに出会ったとき、

「自分もつくってみたい」

と思い、とにかく真似てみようとします。


でも、なかなか簡単にはいきません。

つくる過程で試行錯誤し、その過程で気付いたり、発見したりすることがよくあります。

例えば、木の表面を剥ぎ取るように平らに削るときでも、何も考えずにサクサクと削れるときと削り跡が荒れてしまうときがあるのです。



使っている道具をどんなに丁寧に研ぎ直してもダメな場合が出てくるのです。

そうなっては、働きかけているこちら側が相手側である木の性質に合わせるか、その部位に合わせるかしかないようです。


いろいろとやり方を変えてやってみる、試行錯誤しながら気付く、そして次第に分かってくる。

そんなことを何度も繰り返していると、次第に木の方から、"ああしてくれ、こうしてくれ” と言ってくるような感覚を覚える"瞬間(とき)” があるのです。


      少し大きめの角盆(年賀状入れに使ってます)


カッティングボードと同じくソファーの肘掛けの再利用です


独創性こそありませんが、素人なりに楽しく四苦八苦しながら、これから先に活かせる何かを掴んでいる感じです。

そうやってでき上がったものは、お手本には到底およびませんが割と満足できるものになっています。


  多分、大いなる勘違い…
        いや、自己満足…