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天地わたる手帖

ほがらかに、おおらかに

ひこばえ句会は7月13日(土)

2019-07-09 01:01:54 | 句会



【日時】7月13日(土)13:00~17:00

【会場】西東京田無公民館(2階/第1学習室) 
西武新宿線・田無駅を南口へ出て約250m


【指導者】天地わたる(鷹同人)

【出句数】1~7句(夏の句、あらかじめ短冊に書いてきてください)

【宿題】比喩の句を1句以上
(例句:冬深む遠嶺のごとき死顔よ 観音寺尚二)


【予想出席者数】16名

【参加料】1000円

【冒頭】
「ひこばえ句会」を根分けして「いやさか句会」を発足させることを説明します。また双方のメンバーを発表します。

【基本姿勢】
俳句は一世代30年持ってほしい。<春の海ひねもすのたりのたり哉 蕪村>の普遍性。<人類に空爆のある雑煮かな 関悦史>のように時代を反映しつつ人間の営みの掘り起し。<泥に降る雪うつくしや泥になる 小川軽舟>に見る主観的真実。<万有引力あり馬鈴薯にくぼみあり 奥坂まや>の万象の不思議の洞察。<へうたんのくびれの上と下とかな 影山而遊>の物に託した滑稽……いろいろな方向はあれど季題趣味に耽溺せず、いま自分が生きている実感に普遍性を与える句を。言葉と実質とが過不足なく調和した句を。
厳しいけれど明るく、ユーモアのある句会、全員が何でも発言でき、4時間を長くないと感じる句会をめざします。
<ほがらかに、おおらかに>をモットーに人と和し、森羅万象と交流しましょう。

【参加したい方へ】
今回はフルハウスで無理ですが、来月はひこばえ句会を田無で8月10日(土)に、いやさか句会を東村山で8月17日(土)に開催します。詳細は双方一週間前に当ブログで告知します。
鷹会員でなくてもすべての俳句好きに門戸を開いています。ふるってご参加を。どちらでも。


【句会後の歓談】
「魚民」で軽い飲食をします。ドリンクバーがあり酒の飲めない方も、早く切り上げたい方も大丈夫。

「鷹」創刊55周年記念大会

2019-07-08 04:30:24 | 句会


きのう新宿の京王プラザホテルで、「鷹」第41回同人総会に続き、「鷹」創刊55周年記念大会が行われた。
投句者356名。この中で顔と名前をセットで把握できている人は110ほどである。つまりぼくはもう古参であり若い人たちが鷹へどんどん入っていることを意味する。

主宰の施政方針演説はなく、「鷹」7月号(55周年記念号)で企画した「平成、あの年」についての舞台裏、小話を披露した。この企画は平成元年から平成30年までの1年ずつを俳壇の名のある方に1ページずつ文章と自作の俳句を書いてもらったもの。
編集長も苦労したであろうこの企画の人選等について話した。

こういう大会では主宰が全員の句に言及する時間はない。特選3句、秀逸7句と気になった数句を取り上げるのみ。
小生の
海の面に夕日膿みをり仏桑花 わたる
は並選で一般選0点であったが、幸運にも主宰の言葉を賜った。すなわち、「実に主観的な句ですが強いです。季語で沖縄を感じさせます」と。投句したあと、ウミ、ウミとしつこく押したのがよかったかどうかしばし悩んだが、まあよかったか。
主宰は頭のいい人で挨拶で今日の水色のネクタイはエルメスと強調する。「近くで見せてあげますが触らないように」とも。これで門弟を近づきやすくする。ぼくも挨拶に近づくと「触るんですよねえ」と微笑んだ。

同人総会でいままで同人会長であった奥坂まやが持論を展開した。
すなわち鷹同人に求められる三つとは、一つ名句を読むこと、二つ人と会うこと、三つ人を育てること。とりわけ大事なのが人を育てることだがそれがいちばんたいへんだとみんな感じている。
人を育てようと思えば、名句を読む必要が生じるし、中央例会その他の会へ出て勉強することにも通じる。だから、人を育ててほしい、と力説した。
奥坂まやは11年務めて任を解かれ、次の同人会長に岩永佐保が就いた。

まやさんのいうように人と会う目的で参加した。
絶対会えないだろうと思っていた顔に10年ぶりに遭遇して舞い上がった。たとえば、10歳のとき可愛いと思った初恋の人と60年経て逢いたいとは思わない。それと同じ感慨を抱いていたのだがまだ若く往時の魅力を湛えていた。
それは僥倖であり天に感謝したい。彼女の句のファンというぼくの門弟を会わせたのもよかった。それで彼女も元気でやってくれるだろう。
もう一人は2年前競馬場で吟行をした女性。名札が胸になければぼくはわからなかった。眼鏡と決別したせいであった。あまり若くて綺麗、女は眼鏡ひとつで変身するから怖い。周囲の人から「吉永小百合くらいに思っているでしょう。掃き溜めに鶴なんでしょう」とからかわれたがまさにそう。彼女はまた競馬場へ呼ぶか句会へ呼ぼう。
残念だったのが高級吟醸酒をくれた竹岡一郎に会えなかったこと。

何十人と会って歓談して酒を飲んだ。今朝酔いを引きずっていないことが奇跡に思える。


昼食の弁当

ひこばえ句会の根分けをします

2019-07-03 17:04:24 | 句会


ひこばえ句会は7月13日(土)、西東京田無公民館で開催しますが、参加人数は16名が見込まれます。
現在ひこばえ句会のメンバーは18名。誰かがお休みすることによりやっと運営できる状況にあります。それも休憩なしで3時間45分ぶっ続けというタイトな綱渡り状態にあります。
この事態を正常化するためにひこばえ句会のメンバーを二つに分けることにいたします。
もはや待ったなしの状況であると判断しました。

要するに根分けして一つのかたまりを別の土壌に移植するのです。
あらたな句会の名を「いやさか句会」として、1回目を8月17日(土)に東村山市立公民館(東村山駅から150m)で開催します。
2回目は、9月21日(土)に都営泉町三丁目アパート集会場(JR西国分寺駅から200m)で開催します。いずれも第三土曜日です。
いやさか句会は、中央線沿線の西国分寺駅を中心に拠点を置こうと考えています。

メンバーの根分けについては、7月13日のひこばえ句会の冒頭でぼくの試案を発表いたします。
みなさんのご理解とご協力をお願いするとともに、両方の句会へ全力を傾注したいと思います。二つの句会は絶えず人的交流をはかり、刺激し合う関係を保ち続けるよう運営します。
ひこばえの諸君、新時代へ入ります。



被写体:箒草(国分寺市西恋ヶ窪のとある農家の庭)

参加者減って句会が締まる

2019-06-22 10:57:17 | 句会


きのう桜新町老人ホームへ句会をしに行った。第5回目である。最初11名いたがすぐ2名消えて9名。そのうちの1名は見学と言い張ってずっと遠くにいた。
実質8名を相手にした。
2月12名、3月14名、4月12名、5月12名で今月一気に減った。8名だと一列に並んでぼくと対面する。その距離はどの人も2mほど。みなさんと近くてやりやすくなった。そして楽になった。

前回のことを「12分の5バンザーイ」と当ブログに書いたような気がする。今回は8分の5で、句を出した人数は一緒であるがおのおのの出す句の数が増えた。5名で20句出した。
この5名はほんとうに俳句好きで彼らを囲んで俳句に興味ある3名がいる。3名は今回書いて来なかったが書く気力は十分。次回は5名以上が出してくるだろう。
残念ながら耳の遠い何人かが消えたが耳が遠いけれど俳句の好きなフジコちゃんは残った。おもしろいことに耳の遠いのが治ったというか、少し聞こえがよくなったのか不自由さが減ったような表情である。好きなことに熱中する効能であろうか。

8名での句会を1時間でまとめるのはやっとである。実際はぼくが清記している時間を含めると1時間15分かかっている。
点の入らなかった句まで言及するともう15分欲しい。しっかりやり遂げるには1時間30分必要だが、先方の都合もあっていたしかたない。
かなり句会の形が決まってきた。あとは内容である。季語への意識がまだ低い。来月は季語は共同体の財産であるという話をしよう。


撮影地:東村山市北山公園

KBJ句会は6月26日です

2019-06-20 05:23:15 | 句会


日時:6月26日(水)15:00~17:00
店はこの時間を句会のためだけにオープンします


会場:KBJKITCHEN
中央線・国分寺駅南口に出て左へ200mバス停先。通りの向こうに都立殿ヶ谷戸庭園。国分寺市南町2-18-3国分寺マンション102


指導:天地わたる(鷹同人)

参加費用:500円+飲み物代

持ち物:筆記用具、辞書、歳時記

出句数:1~8句(夏の句)
あらかじめ短冊に書いてきてください


予想参加人員:5名

初心者歓迎
俳句は書けないがいずれ書きたい方もどうぞ。
出された約40句すべてを天地が解説。また投句者が採った句について語ります。それを聴くことで俳句の楽しさ、おもしろさ、深さを感じるのがいいでしょう。

あらたに参加を希望する方は天地のパソコン(youyouhiker@jcom.home.ne.jp)へ連絡するか、店へ電話(042-349-6234)を。


照子さん、弘子さんが句会後よく召し上がるオムライス