いやさか句会in東村山市中央公民館 2019-08-11 07:19:01 | 句会 いやさか句会は8月17日(土)12:30~15:20で行います。 ふるってご参加を。 西武線・東村山駅東口150m と便利です。 句会場の2階第5集会室は瀟洒な雰囲気にして静か。 1階のロビーでは500円で日替り定食がいただけます。またコーヒーは200円にしては美味く、市民へのサービス精神を感じます。 ここで句を提出する最後の点検をするものいいでしょう。 東村山市中央公民館は同種の施設の中で上位ではないかと思います。
いやさか句会は8月17日(土) 2019-08-03 01:20:03 | 句会 【日時】8月17日(土)12:30~15:20 【会場】東村山市中央公民館(2階/第5集会室) 西武新宿線・東村山駅を東口へ出て約150m 【指導者】天地わたる(鷹同人) 【出句数】1~8句(8日が立秋にて俳句界は秋ですが実際は暑いので夏の句もOK) 【冒頭講義】リフレインについて(9月の宿題とします) (例句:蜻蛉ゆく取つて返し取つて返し 小川軽舟) 【予想出席者数】6名 【参加料】1000円 【自分を句に読み込む】 どのようにして一句に個性をもたらすか。自分自身を一句にきちんと出すことです。以下のように。 ふところに乳房ある憂さ梅雨ながき 桂 信子 夏みかん酸つぱしいまさら純潔など 鈴木しづ子 ひるがほに電流かよひゐはせぬか 三橋鷹女 短夜や乳ぜり泣く児を須可捨焉乎 竹下しづの女 冷し酒愚妻愚妻と言はで欲し 田中美智子(鷹) 芋虫を殺して今日をつぐなへり 座光寺亭人(鷹) 秋の蝶磐石に鈴振る如し 小川軽舟(鷹) 敬老の日といふにまた食べ過ぎし 神尾季羊(鷹) 白緑の蛇身にて尚惑ふなり 飯島晴子(鷹) 自分をしっかり出した句を期待します。 厳しいけれど明るく、ユーモアのある句会、全員が何でも発言できる句会をめざします。 <ほがらかに、おおらかに>をモットーに人と和し、森羅万象と交流しましょう。 【どすこい五人会の方へ】 出来のいい句を鷹五人会賞応募作品へ徴収します。奮闘を。 【句会後の歓談】 駅ビル3階のカフェレストランか、カラオケBanBanで軽い飲食をします。 【参加希望の方】 youyouhiker@jcom.home.ne.jpへご一報を。 追伸:「いやさか」は「弥栄」から発想したが、こう暑いと「嫌坂」になってしまう。中学校へ自転車で通ったが、鬱蒼と生い茂ったひどく長い坂があり蝉が狂うように鳴いていた。その坂を立ち漕ぎできたぼくは若かった……。 みなさん、暑さに負けず珠玉の一句をお持ちください。
ひこばえ句会は8月10日(土) 2019-08-03 00:23:47 | 句会 【日時】8月10日(土)13:00~16:45 【会場】イング(3階/第2会議室) 西武新宿線・田無駅を南口へ出て約150m 【指導者】天地わたる(鷹同人) 【出句数】1~8句(8日が立秋にて俳句界は秋ですが実際は暑いので夏の句もOK) 【冒頭講義】リフレインについて(9月の宿題とします) (例句:空中の虻ここは嫌ここも嫌 小川軽舟) 【予想出席者数】12名 【参加料】1000円 【骨太の生命力ある句を】 中村草田男が「毒消し飲むやわが詩多産の夏来る」と詠んだ夏。生きる力を謳歌しましょう。以下のように。 濁流は雲を映さず草いきれ 山田千恵子(鷹) 竹煮草ダンプまるごと熱気噴く やうち海(鷹) 十薬の蕊高くわが荒野なり 飯島晴子(鷹) 島の水うましうましと盆の僧 京崎伸子(鷹) 万緑の山高らかに告りたまへ 奥坂まや(鷹) 腿太きサーカス乙女夏の果 和田左千子(鷹) 海鳴のむこう八月十五日 渡辺柊子(鷹) 人間のかたちに死ねぬ原爆忌 神郡一成(7/28朝日俳壇/長谷川櫂選第1席) 七夕や不治を悟れば何願ふ 秋山尚之(7/28朝日俳壇/長谷川櫂選第2席) 知床の熊を遠見に昆布干す 和城弘志(7/28朝日俳壇/高山れおな選第1席) 朝日俳壇勢では神郡さんの洞察力の凄み、秋山さんの存在することへの切実さ、和城さんの大柄の風景句などまさに俳句の醍醐味。猛暑の中、力のある句、エネルギッシュな句を望みます。 厳しいけれど明るく、ユーモアのある句会、全員が何でも発言できる句会をめざします。 <ほがらかに、おおらかに>をモットーに人と和し、森羅万象と交流しましょう。 【どすこい五人会の方へ】 出来のいい句を鷹五人会賞応募作品へ徴収します。奮闘を。 【句会後の歓談】 「魚民」で軽い飲食をします。ドリンクバーがあり酒の飲めない方も、早く切り上げたい方も大丈夫。 ================================= 越後の毒消し 毒消丸と呼ばれる和方の薬で、菊名石(きくめいし)に硫黄(いおう)、白扁豆(びゃくへんず)、天花粉(てんかふん)、甘草が配合されている。
7月24日はKBJ句会です 2019-07-16 00:15:21 | 句会 会場:KBJKITCHEN(国分寺市南町2-18-3国分寺マンション102) 中央線・国分寺駅南口に出て左へ、バス停先30m。店の向こうが都立殿ヶ谷戸庭園。 指導:天地わたる(鷹同人) 出句数:1~8句(全句講評) 参加費:500円+飲み物代 参加予想人数:7名(うち一人は見学者) 見学の人は句稿を見やりつつ一句一句の講評を聴くことになります。 初心者は俳句に興味はあるものの句を読むことに難しさを感じています。俳句は韻文であり韻文は橋を歩くように足を運ぶことはできません。川になんとか石が点在している場合、それを次々跳んで向う岸へ渡るような感じが韻文です。 そういう俳句を読む基礎を伝えたい。それは俳句を書く基礎でもあります。つまり空白、間合に気づくことが俳句のおもしろさ、深さに通じます。 句を目で追いながら句評を聴くことで、俳句の読みとは感じて会得することであると気づいて、俳句の世界と仲良くなってほしいと思います。 季語とは、切字とは、韻文とは、といった総論的な講義を受けるより一句一句の論理的にして感覚的な講評を聴くことで俳句の楽しさ、おもしろさを共に感じましょう。 この日のこの時間、店はわれわれの句会のみにオープンします。貸切句会です。 なお、KBJは国分寺(KokuBunJi)を意味します。国分寺を盛り上げる活動をする当地在住の米倉八潮(グラフィックデザイナー)の命名であり、その活動の一環として句会を催しています。 連絡先:天地わたるyouyouhiker@jcom.home.ne.jp KBJKITCHEN☎042-349-6234
ひこばえ句会フルハウス 2019-07-14 04:35:19 | 句会 「魚民」のカラオケルーム きのう西東京市田無公民館で月例のひこばえ句会を催した。入院していたRさんも来て参加者は予想通り17名、フルハウスとなった。 壮観ではあるが112句(7句×16名)を4時間で見るタイトな句会である。幸運にも会場がイングから公民館に変ってよかった。イングは16:45で終わらなければならないが公民館は18:00まで使うことができる。 ぼくの特選句は 電子音耳に暮しぬ釣忍 遠藤奈美子 であったが、善五郎さんから「中七の<に>の使い方はこれでいいのか」という異論が出て定生さんが「電子音また耳にして、みたいに言わないと落ち着かない」と同調した。 ぼくも一読してそこにポイントがあると見た。けれど、この句の「に」は助詞特有の能力を十全に発揮して逸脱するまでいっていない。ここで「耳にして」と穏当にすると緊張感がどっとゆるむ。築30年ほどの木造建築でも家の中は家電がいっぱいでパソコンもあるだろう。すると電子音だらけの生活である。「暮しぬ」と言って釣忍へ持って行く方がぜんパンチ力が出るし作者の思いもストレートに伝わるだろう。日本語における助詞の能力を生かしてスリリングな文体にしたことも評価した。 この句と特選句を競ったのが、 遠くからテノール聞こゆ雲の峰 吉村英里子 である。 どこかで歌手が練習しているのだろうが男声の高めの声というのはなんとも季語と合う。「遠くから」と場所をぼかしたのも味わい。深読みをすれば、雲がふくらむときの勢いに声を感じているのかもしれない。とにかくおおらかでいい。 嫁ぎ来て梔子の花香りをり 木村弘子 も印象的であった。 中七下五はどうということはないが、この句のよさはひとえに「嫁ぎ来て」にある。嫁にとって見知らぬ婚家のたぶん垣根の満開の梔子は自分を迎えてくれているように感じたのである。花嫁衣裳の白さと花の白さが引き合ってういういしい出来となった。 宿題の比喩の句では 炎天の投手は祈るごと構へ 戸田鮎子 鷗飛び立つ我にハンカチ振るごとく 中田芙美 がよかった。ただし、「炎天や」と切るほうが句格は上がる。また、中田の句は上五字余りを解消すべき。あるいは上五そのままで「我」を抜くかしてもいい。 休憩時間はずっと取っていない。みなさんは随時、席を立って小用を足したりしているが小生は席を立てない。 よくも膀胱が持つものだと我ながら感心する。おしっこをしない4時間の句会を数回やってきた。今日でこの忙しさにおさらばする。来月は10名ていどとなるだろう。 5時半に句会を終えたとき「魚民」へ直行してハイボールを呷りたかった。 そこにカラオケルームがあり歌を歌った。8人来て6人になった。5人は歌が好きで盛り上がった。句会後の宴会とは別にカラオケはカラオケで別に企画したほうがいいと思うほどみな歌が好きであった。