天地わたる手帖

ほがらかに、おおらかに

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驚異の女声ものまね

2019-11-08 05:12:30 | 芸能


きのう、西武池袋線線ひばりヶ丘駅近くの葬儀法要会館シティホールひばりヶ丘で、ガンバ小正のものまねを聴いた。「互助センター友の会」の会員へのサービス企画である。
それに入っている弘子さんから「先生息抜きにどうですか、昼食も出ます」と誘われたのである。そう暇でもなかったがゲテモノを見るのは嫌いではなく赴いた。

勉強になったのは、互助会互助会というがその名前のものは複数あるということ。「うちがいちばんです」と前に立った係がとうとうと述べる。さすがプロの誘導はうまいなあと聴いていたがそれが25分も続いて嫌になった。
もうひとつ勉強になったのは、病院などで家族が死んだときあわてて病院の紹介する遺体搬送に乗らないこと、そこで互助会へ一報を入れる、互助会はAからZまですべてみなさんのお役に立ちます(俺は互助会の宣伝をしているぞ)


ガンバ小正は黒いスーツを着てチャカ(拳銃模型)をちらつかせて入場。ヤクザみたいな雰囲気で不気味であったがすぐチャカを胸ポケットにしまい、ものまねの3原則を披露して笑いを取る。1)真剣に見ないこと、2)思ったことを口にしないこと、3)期待しないこと。
女声専門らしく、浅田美代子「赤い風船」、久保田早紀「異邦人」、小柳ルミ子「瀬戸の花嫁」、花頭巾「にっぽん昔ばなしのテーマ曲」、市原悦子の語りなど約30分展開した。いかつい顔に似合わず歌は上手かった。
最後アンコールとして北島三郎かホイットニーヒューストンの「ボディガード」の選択をいい、ぼくが大きな声で後者を支持したこともあってそれを歌った。
これはさすがにアメリカの本人のほうが上手いと感じたがよくこんな難しい曲を歌うものだと感心した。
彼はわれわれと一緒に互助会の昼食の席につくなど人懐っこかった。年齢を公表していないが割と若く50歳代と思った。

それにしても50人ほどのこういう会場をめぐる芸人に悲哀を感じた。それは大物歌手の前座をつとめる中年歌手がおひねりをいただくシーンにも感じる。河原乞食でありカタギではない芸人の生きるための女声が耳の奥に残っている。


フェイスブックより
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上妻宏光のスーパーテクニック

2019-06-14 05:31:10 | 芸能


6月11日、19時から、浜離宮朝日ホールで「上妻宏光民謡アーカイブ特別公演」というのを聴いた。
これを聴きに行く気になったのはある山形出身の前座(落語)を聴いたのが発端。春風亭小朝師匠が前座の弟子に(名前を忘れた)、民謡歌手・朝倉さやを絶賛し、君と同じ山形出身で同じ年の彼女を知っているか問うたという。彼はうかつにも知らず師匠に取り入るためにユーチューブで必死に全部聴いたという。
それでぼくも朝倉に興味を持ち前座の彼同様、必死で朝倉さやを聴いたのである。凄い声量とりんごのように天然であっけらかんとした性格の朝倉の魅力にはまってしまった。
それで生を見たく、聴きたくなって、このこの講演を突きとめたのである。

上妻宏光

チケットには朝倉さやの名はなく「上妻宏光」が居座っていてこの人って何だろうとずっと思っていた。たぶんこの講演のプロデューサーか何かだろうと。
講演が始まって彼がまず登場して挨拶したときもプロデューサーが出てきたと思っていた。その彼が三味線を弾き出して演奏家であるとやっと認識した。それほど民謡界は無知であった。
聴くうちにこの人はべらぼうに上手いと感じ入った。
むかし父が酒を飲んで気分がいい時や祝の席でよく三味線を弾いた。それを懐かしく思いつつ父と上妻さんの技量は月とすっぽんだと思いおかしくなった。おやじのポロロンポロロンを懐かしむ自分がいた。

後で調べて知ったのだが、上妻宏光(46)は、茨城県出身。15歳10ヶ月で全日本津軽三味線競技大会で同大会史上最年少優勝したあと、ロックバンド「六三四Musashi」に加入するなどの活動を続け、1995年および1996年の津軽三味線全国大会(青森県弘前市)で2連覇を果たす。出場者のほぼ全員が、最も技巧に富み技量を誇示しやすい津軽じょんから節を選択する中で上妻はじょんから節に較べて地味で、五大民謡中最大の難曲とされる「津軽よされ節」でただひとり出場。「四枚撥」と呼ばれる高度な技を織り込みつつ、圧倒的な完成度で見事に優勝した。(ウィキペディアから)
上妻の脳と手はどのように連動しているのかと思うほど凄かった。どれが四枚撥かは知らぬが擦り込みなしで聴いて全身が爛れるような凄みであった。


朝倉さや


目当ての朝倉さやは後半、登場して4、5曲歌った。その声量はただならぬものであり、特に「真室川音頭」は歌いたくなった。
朝倉には民謡をアレンジした曲もあるがそれは歌わなかった。それは残念であったが次回、彼女のリサイタルへ行けばいい。

思い込みは恐ろしい。朝倉はいつ出るんだと思っていた講演で神業とも思える上妻宏光を知った。これはこれで意外性があり豊かな思い違いであった。
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「なつぞら」にはまっている

2019-05-12 06:20:10 | 芸能
 広瀬すず


NHKの朝ドラ「なつぞら」を欠かさず見ている。
まず主人公なつの美貌である。最初えらくきれいな子がいるもんだ…えらく広瀬すずに似ているもんだ、と思った。
広瀬すずよ、と誰かがいい、じゃあきれいなわけだ、と思った。
どの角度からみても美しい、非の打ち所のない美貌……。色白は七難隠すというが完璧な美貌はあらゆる論理を圧倒する。
特に女にとって美は何よりも強い。性格の悪さも覆い隠すが、広瀬すずは中身も悪くなさそう。現代日本の女優部門のスーパースターである。
娘か孫にこんな美形がいたらとても落ち着いて暮らせないだろう。他人でよかった。
彼女に匹敵するのは吉永小百合しかいないのではないか。すずと小百合はどっちが上かずっと考えているが甲乙つけがたい。
吉永小百合1945年3月13生れ、、広瀬すず1998年6月19日生れ、53年の時を超えて神は秋津島に完璧な美人をもたらした。ときおり50年前の吉永小百合を感じたりしている。
突飛だが、なっちゃん級の若くてきれいな子がひこばえ句会に来たら逆立ちして歩き回りたい心境。

 


「なつぞら」でもう一人えらくよくなった男優が草刈正雄、66歳。
この人の若いころはハーフ特有のにやけた感じが軽薄で好きではなかった。それが年を取るにつれて表情に深みが出てきた。
66歳はぼくより二つ若いが頑固爺さんを演じるときの渋さはこたえられない。イケメン男優で年を取ってよくなった人に外国ではショーン・コネリーがいる。
男は年を取ってよくならねばならぬと草刈さんを見て思うのだが、さて自分は……。誰か褒めてくれないか、女房は期待できない。



草刈正雄
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おりも政夫と歌を歌う

2019-03-28 06:03:03 | 芸能

おりも政夫さん(左)と礼奈さん


きのうJR大塚駅そばのホテルベルクラシック東京にて「うたごえ時代」なる催しがあった。10:30~13:00。
知人が「互助センター友の会」の会員。それは冠婚葬祭の費用を月々の掛金で積み立てるシステムで知人はこれに属している。その特典でときにこういったサービスがなされ、知人の招待枠でぼくも招かれた形となった。

「うたごえ時代」は元「フォーリーブス」のおりも政夫さんが出演するという。しかし昔のアイドル歌手おりもさんのイメージはぼくの中では希薄。フォーリーブスはGS時代に活躍しその名前は記憶するがさてどんな歌を歌っていたか記憶がない。カラオケで歌ったこともない。
したがって彼がどんな舞台を展開するのかという興味はあった。そのていどである。



催しが始まってすぐわかった。昭和の名曲をみんなで歌って楽しみ、健康、元気になろうという参加型のイベントであることが。その音頭を取り会場全員を鼓舞し盛り上げるのが彼の役目であった。
昭和のはじめから時代につれヒットして大方の人の知っている歌を前方のスクリーンに投影して歌うのはカラオケ。大人数収容カラオケで歌うような企画であった。

フォーリーブスとして燃えたそう長くなかった時期を経て彼はいま司会業としてこの業界を巧みに生き抜いていた。歌謡ショー司会のプロという誇りを持っていきいきとしていた。元アイドル歌手がじいさん、ばあさんを相手に洒落た冗談を言い笑いを誘うのを本業にしているとは、隔世の感であった。
昭和28年生まれはぼくより二つ下の66歳。急に親近感が湧いた。あのフォーリーブス時代よりも。
彼は元アイドルの風貌をきちんと湛えていてほっとした。「こんな美男子はこの世にいないと思った」というジュリーに対して「すこしお太りになられましたね、少し。人のことは言えませんが」というあたり的を得ていて惻隠の情もにじませた。

彼のアシストをする「うたごえメンバー」は、タッキー、礼奈、おりもりおの3名。おりもりおはおりもの娘で28歳。娘の年齢がぼくの息子より一回りも若いのに驚いた。美しく育って芸能人になっているのは父の育て方がよかったか。麗しい父娘関係も見せてもらった。



おりもりお




ホテルベルクラシック東京の桜

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笑ってしまった「鯖街道」

2019-02-19 07:03:27 | 芸能


NHKの「新BS日本のうた」を何気なく見ていたら、「あなたが愛しい ああ 鯖街道」と流れて驚いた。笑った。
演歌である。演歌はしんみりと情に流されて泣く…というのが通り相場なのに、選りに選って鯖街道である。生活感と匂いがいっぱいの設定である。ふさわしくないと思いつつ、しかし、新しい方向であると思った。
ぼくはカラオケ好きのひこばえ会員に「演歌の言葉遣いを俳句に持ち込むな」と常に言っている。演歌の情緒と予定調和は俳句の敵そのものである。

「鯖街道」という楽曲、歌うは岩佐美咲。彼女は元AKB48のメンバーであったとか。
作曲:福田貴訓、作詩:秋元康。リリースされたのが2017年1月10日 。

小浜(おばま)の港に鯖が揚がる頃
溢れる涙は枯れるでしょうか
終った恋を塩漬けにして
根来坂(ねごりざか)越える
京は遠ても十八里
未練背負い一人旅
あなたが愛しい
ああ 鯖街道



2017年の曲を懐メロ専門の「新BS日本のうた」がやることも驚きであった。

いろいろな人がこの曲にコメントを寄せている。
Oy! Dingleさん
「彼女は優しいけれど歌声は演歌で似合わない。」

ポテトフライさん
「こんな安っぽい打込み丸出しの音源で歌わされるとか、まぁそんな音源にお似合いの下手くそな歌ですけど。 演歌ナメるのも大概にしていただきたい。」

nerusama Mamiさん
「新鮮な演歌というイメージで爽やかさがあって好きです」

yamaurushiさん
「実際にこの道を歩いたけど大した難路ですな。鯖じゃ生臭くて恋心にふさわしくないですわ。」

magicaldiscoさん
「結構売れてるそうですね~。いいですね~若手の演歌が売れるとワクワクします。若手だからとか関係なく、演歌界を引っ張って行って欲しいです。日本固有のジャンル『演歌』をもっと若い人に広めて、どんどん引き込んで欲しい。この鯖街道は通常盤のジャケ写真が良いですね、店頭でかなり目に止まります。」

好悪こもごもの感想があって興味深い。
演歌を若い世代に売り込む秋元康氏の卓越した嗅覚かもしれない。それにしても鯖の匂いの中で接吻するという感覚は笑ってしまう。予定調和よりはずっといいが……。
「新BS日本のうた」という番組で最近いちばんおもしろかったのがこの歌である。
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