ミエの最大のピンチに、チョルが駆けつけた。
しかしなぜチョルにこの場所が分かったのだろうか?
その理由は、数十分前に遡る。
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路地裏に身を潜めているミエ達。
ホンギュがジョハンに、塾への道筋を説明しているところだった。
「あの後ろ曲がってもまだ道があって」「うんうん」
「完全に消えてるのもあるし・・6・・8?」
あ、でも前半は結構わかるかも・・
ミエはまるで暗号解読士のように、滲んだその数字を読もうと試みていた。
この数字さえわかれば、チョルに連絡ができる。
ミエは頭を抱えながら、今日一日の出来事を思い返してみた。
すると一つの出来事が思い浮かぶ。
ミエはハッとした。
まだ文字が消える前に、その証拠となる写真を撮っていたことに気がついたからだ。
バッ!
ババッ!
ジーッ
ミエの目に、一枚の写真が留まる。
チョルの顎を掴んでいるミエの手のひらに、何か・・・。
何かが・・見える・・
僅かに、ほんの僅かに見えた。
末尾は6———・・・・・・!
その頃、青リンゴ塾では・・。
ガラーン
授業開始時間になって教室に現れた講師は、誰もいないそこで立ち尽くした。
「室長先生〜!塾長先生〜!副塾長先生〜!Sクラスの奴らがー!」
ちょっとした騒ぎになっていたのだった・・・。
第九十四話⑤でした!
すごい!よく気づいたねミエ!
まるで探偵のよう
しかし勉強になりました。
手に何か書いてもらうときは手の甲に書いてもらうことにしよう・・(どんなシチュエーション?
第九十四話の扉絵はこちら!
大魔王ー!!
第九十五話①に続きます
そして・・最近PCの調子が悪く、すぐ再起動かかるようになってしまい、
今後3日おきでのアップはできなくなりそうです
今まで以上にゆる〜く更新になってしまうと思いますが、気が向かれたら遊びに来ていただけると嬉しいです。
本当にすみません