北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

新教育長に多田進郎氏 9月議会開会

2015-09-01 | 珠洲市議会
珠洲市議会9月定例会開会。

   

市長からは179百万円余の一般会計補正予算や新教育長の任命など議案13件、決算の認定2件、報告2件の計17件の案件が提出される。

田中栄俊・現教育長は任期を1年余り残してこの度辞意を表明され、後任の新教育長(教育委員長を兼ねた文字通り「新教育長」)に3月まで宝立小中学校の校長を務めていた多田進郎氏を任命する案件が全会一致で可決された(任期は10月1日から)。
田中教育長の地元大谷地区では来春大谷小中学校が新たに開校する予定で、任期満了まで務められるものと思っていたので意外。
多田氏は宝立小中学校開校時からの校長で、県内初の小中一貫校を手探り状態の中から立ち上げてきた方であり、ある意味、順当な教育長就任。基本的にはこの間進められてきた小中一貫校の整備を通じて地域に学校を残す方針が継続されるものと思う。同校の特色のひとつであるふるさと珠洲科を通じての里山里海教育は、その発表会も見させてもらったが、なかなかのレベルで、今後のふるさと教育の深化にも期待したい。
もちろん、超勤多忙化の解消や点数学力偏重で歪んだ教育の是正は待ったなしの課題であり、議会での議論は引き続き徹底的におこなっていきたい。
田中教育長への労いの言葉は今議会の一般質問が残っているのでまだ早い。
積み残し課題を取り上げ、多田新教育長に引き継いでもらえるよう質問を準備中だ。

市長の議案提案説明の中では今夏の観光客の入込状況についても報告があった。
全国的な視聴率ではやや苦戦気味のようであるが、能登では何と言ってもNHK朝ドラ「まれ」である。
揚げ浜塩田が脚光を浴び、舞台となった角花家も大変な賑わいだったが、その隣の「道の駅すず塩田村」は7月1日から8月23日までの間の入込が昨年比でなんと2.3倍。他の主要な施設も2~3割増の状態。1昨年の能登里山海道無料化による入込増をさらに上乗せする形で、ややバブル気味。
今後については「珠洲の祭り」のPRなど通じてさらなる交流人口の拡大を図りたいとのことだが、来年以降の対応は、かなり気を引き締めていかなければならない。

一般質問は1週間後の8日。
浮かれた質疑になることはないだろうし、そんなことはあってはならない。


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