山根さん お疲れさま！

昨年４月、６期務めた県議会議員を勇退した山根靖則さんの長年の労苦を慰労する「山根靖則さんと集う会」に参加。
山根さんとはこの４年間、石川県民主教育政治連盟のメンバーとして共に活動してきたが、遡れば１９９１年に同期で県議会に入り、２００３年まで同じ会派で苦楽を共にしてきた仲間でもある。

山根さんは元教員で小松市選挙区ということもあり、教育問題や小松基地（反戦・平和）問題がライフワークであったことは言うまでもないが、環境問題にも人一倍熱心に取り組んできた。
とりわけ能登は農業を中心に歴史を伝統、豊かな生態系を生かす中で活路を見出すべきと中西知事時代から「農業村構想」を説き続けてきた。
県議会でメダカやドジョウ、トンボ、チョウなどの生態に具体的に触れながらのどかな田園風景を描写する独特の質問は、ときには同僚議員からも笑いが出ていたが、その構想は今まさに世界農業遺産へとつながっている。

私にはとてもまねのできない独特の味のある質問は山根節ともいわれ、党派を超えて全議員がじっくり耳を傾けることも少なくなかった。



今日は参加者に山根さんの活動をまとめたＤＶＤも配布される。
教員時代も含め、５０年間もの記録を整理し、記録としてまとめてくれる仲間がいることも素晴らしい。
平和運動の貴重な資料でもある。



木場潟から望む白山。