とと姉ちゃん

　新森田屋で脚本の指定が少ないがその場で皿を持ってないと次にいけないもんで宗吉がカウンター内で立ち尽くす奇妙な状況が発生しつつ、また星野と遭遇していた常子。時間経過が凄いから実際時間が作中通りに経ったというより、ついこの間変な感じで別れちゃったくらいの感覚方が自然に見れる。また気まずく別れていたが、星野ももう一言無いと、常子のような鉄のメンタルがないとちとキツい対応になってしまっているかな。良心からきているんだけどさ。最後は義理の父が現れていたが、背中押されちゃうだろうねぇ。常子の仕事の方はアイロンテストしまくり。カフェのボス女が仕切りに入っていたが、急にグイグイくるようになった。この人、キャラはずっとこんな感じだけど昔は細かったよね？　ま、いいか。鞠子も少し久し振りに結構唐突に出てきていたが、「あ、赤トンボだっ！」と児童演劇的な切っ掛け出しでやはり唐突に去って行った。たぶんそろそろ鞠子を出すスケジュールだったんだろうね。ある意味律儀だな、と思ったりもした。

仰げば尊し

　残り回数が少ないから凄い畳んできた感じもあり、樋熊の症状はさらに急激に悪化。木藤良は本人が後押しされてるとわかっていながら残ろうとするやや珍しい選択だったが、青島渾身の説得で本分に立ち返っていた。ただ音楽への拘りや、試験への恐れ、幼馴染みであるにせよ青島達を他のメンバー以上に大事にする具体的な理由は欲しかったような気もしたかな？　最初から一貫した行動ではあるけど友達想いな男以上のもう一段をやってくれそうな役者な気はした。役者といえばずっとだが、樋熊の娘役が凄い丁寧なアシストをある場面じゃなくて、出てる場面ではブレずに全部やってるのは心構えに体の経験値がついていってるってことだろうね。最後、樋熊と駆け付けるところ、樋熊だけ目立つか逆に樋熊が出る邪魔になりそうな件だがバシッとはまって横に付いていて格好いいものがあった。いい仕事を安定してできる人だ。あとは演奏シーンをじっくり描くことに脚本家か演出か、その両方が慣れてきた印象もあった。後半用に取って置いたのかもしれないけど。物語は樋熊はもう自分が亡くなって、残された人々を見て今の活動をしている段階だが、その幕の引き方と、残った人々の決着のつけ方を見届けたいね。

仮面ライダーゴースト

　タケルの能力への苦悩が、過去に救った人々との接触と完全人間体武蔵との修行でようやく解決した。解決したからといってタケルの力の理屈の解説がすっきりしたワケじゃないんだけど、ずっと精神ジャミング状態だと話が進まん。だが、設定状、必要な描写だったんだろうね。とにかくタケルは戦える状態になった！　マコトとマコトの影も謎が謎を呼ぶ状態だが、とにかくタケルを認識した状態で共闘できるようになった。アランも勢いで参戦可能にっ！　ガンマイザーは例によってリセットされたが、次回こそアデルのカミングアウトで進展ありそうだ。どう畳むのかな？　ホントに。イゴールは後退したようだが、ガンマイザーは明らかに収まりついてない。ジャベル達も一噛みするだろうが、ドライブと全く同じパターンではないと思うなぁ。何よりドライブのラスボスはハートだからね。降って湧いてきた蛮野やナンバー化の機械じゃないからね。ハートあんまり強くはなかったけど、最後に仮面ライダー（正義とされているモノ）に挑戦しようとした者としてやはり作中最強の敵だった。意思がね。何でコイツが最後の『敵』なのか？　たまたま最終回まで余ったヤツというのはちと違う気がする。

動物戦隊ジュウオウジャー

　チラホラ見る攻略法ながら総集編を器用に使いこなしてデータとしての記憶と想いの記憶は違うという展開だった。大和達が賢いから、その想いでタスク達が状況を打破するまでしなくても解決できていた。善に気付いてコピー達は自決していたが、大和の母なんかも含め、バングレイのコピー能力は指示が甘かったりコピー元の気持ちが強いとコントロールしきれないように見える。今回二重に仕組んでいた当のバングレイは一番気に入らないであろう形での企みの失敗にしていたが、それに対するリアクション描写は無かった。冒頭めっちゃファミレス襲わせていたけど。
　次回から２回続けて今回チラリと律儀に踊っていたゴーカイジャーゲスト回。ラスボスフルボッコ戦隊だな。また全員揃うとは。戦隊隊員は地球を守ったその後が大変だわな。『ヒーローだったのに』って一生言われるワケで。少なくともある時、ヒーローになろうとしていたということは事実なので、事実は事実だぞということで頑張ってほしいね。ただ森川葵さんにかき氷を食べさせる時は最大の注意を忘れずにねっ！

とと姉ちゃん

　花山が改めて気概を語り、トースターの件はようやく一段落。星野家ではいい雰囲気から、お金を払って線引きを計る強烈な流れにっ！　実直な星野らしいといえばらしいが、一段階飛び越えた印象もある距離の取り方だ。しかし意外とめげてない常子っ！　鉄のメンタルだぜ。自宅での美子とのやり取りは少しこれまでとは筆致の違うしっとりとした描写だった。そして次はアイロン。月曜からは仕事は嫌がらせ、プライベートでは線を引いたはずの星野が暴走っ！　となる模様。荒れそうですな。