残り回数が少ないから凄い畳んできた感じもあり、樋熊の症状はさらに急激に悪化。木藤良は本人が後押しされてるとわかっていながら残ろうとするやや珍しい選択だったが、青島渾身の説得で本分に立ち返っていた。ただ音楽への拘りや、試験への恐れ、幼馴染みであるにせよ青島達を他のメンバー以上に大事にする具体的な理由は欲しかったような気もしたかな? 最初から一貫した行動ではあるけど友達想いな男以上のもう一段をやってくれそうな役者な気はした。役者といえばずっとだが、樋熊の娘役が凄い丁寧なアシストをある場面じゃなくて、出てる場面ではブレずに全部やってるのは心構えに体の経験値がついていってるってことだろうね。最後、樋熊と駆け付けるところ、樋熊だけ目立つか逆に樋熊が出る邪魔になりそうな件だがバシッとはまって横に付いていて格好いいものがあった。いい仕事を安定してできる人だ。あとは演奏シーンをじっくり描くことに脚本家か演出か、その両方が慣れてきた印象もあった。後半用に取って置いたのかもしれないけど。物語は樋熊はもう自分が亡くなって、残された人々を見て今の活動をしている段階だが、その幕の引き方と、残った人々の決着のつけ方を見届けたいね。