糸井ひろしの気まぐれ日記

日本共産党群馬県西毛地区委員会役員の日々のあれこれ

無事に?卒業しました。ので、卒業によせて

2014-10-04 | 日記

 先日、まんなかの娘(双子の片方)が無事に高校を卒業しました。定時制のフレックスで2学期制。編入などもこの時期なので、この高校では年に2回、入学式と卒業式があります。

 

 一番目の娘は「3年で卒業する」と言っておきながら、あまりの居心地の良さに、必須科目をわざと取らずにおいて4年通いました。3番目の娘は、迷いながらも先生に説得され、3年で卒業しました。今回卒業した娘は、3年で単位が取れなかっただけという...。

 

 ま、それはさておき、紆余曲折を経ながら卒業式を迎えることができたわけです。

 通常なら、卒業生の保護者は、PTA役員も保護者として出席しますが、今回は会長がどうしても出席できないとのことで、副会長の私が代理で会長席に座り、祝辞を読むことに。まあ、ゆるい運営ですので、こういうことも有りです。あ、でも親御さんはみなさん、まじめで一所懸命ですよ、もちろん。

 

 校長が式辞で、餞の言葉として「考えることをやめないでほしい」とおっしゃいました。あ、いいこと言うなあと思ったので、いただきましたw。

 

 私が祝辞で述べたのは、「なぜ考えなければならないのか、それはみなさん一人ひとりがこの国の主人公だからです」と話しました。

 この国がおかしな方向へ向かおうとしたときに、この国の行方を人任せにし、考えないでいて何もしなかった場合、それはそのことを許したことと同じことになります。

 憲法では、主人公がみなさんであること、代表者は、みなさんのもっている力を預けられているにすぎないこと、そしてその利益は、みなさんに還されることが明記されています。

 とはいえ、一人でできることはしれています。支え合わなければ、人は生きて行けません。一人ひとりの得手不得手を活かしながら生きて行くんです。

 

 みなさんの未来がどうなるかは、みなさんのこれからの生き方次第。明るく切り拓かれることを心からお祈りします。

 

・・・と話したと思います。何しろ、いつもその場でしゃべっているもんで、原稿がありませんw。

 

 式のあとは、私は仕事にもどり、夜帰宅したのですが、式の主人公である娘は、「共産党の演説みたいだった」と感想を述べ、保護者席にいた末娘(双子のもう片方)は、「先生や生徒らが『感動した』って言ってたよ」と話してくれました。

 

 「一人ひとりが主人公」という言葉が響いたのだそうです。うちの娘たちくらいの青年たちは、著しく成長する社会の姿を見たことがありません。

 卒業を前に目にした現実は就職難と先の真っ暗な社会、そして自分の未来です。そういう未来を明るく拓くのは他でもない、青年たちです。

 同時に、暗い未来を見せている私たちの責任も重い。私たちおとなだって、この国の主人公です。

 

 いろんな人がいてこその民主主義、みんなが主人公なのが民主主義です。そして、民主主義というからには、自らが主張することと同じくらい、他人の主張を聞かなければフェアではありません。

 人の意見に「見解の違い」と話を切り上げ、「指摘が当たらない」とまともに返答せず、自分の主張だけを、国民から預かっている権力をふりかざして押し通す安倍首相には、民主主義の基本が理解できていません。

 私たちの権力が、預けた先で国民を蹂躙する強権政治に使われ、主人公である私たちを苦しめています。こういう内閣を私たちの代表などと認めるわけにはいきません。即刻退場を。

 


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