糸井ひろしの気まぐれ日記

日本共産党群馬県西毛地区委員会役員の日々のあれこれ

命を守るもの

2014-05-30 | 日記

 「生活保護」制度があることは、ご存知の人も多いでしょう。これをどうとらえているかについては、いろんな考えがあるようで、真っ向からぶつかる考え方もあります。

 

 日本では明治以降、天皇絶対の世で、列強の仲間入りをしようと「富国強兵」政策を推進し、海外へ出かけて戦争をし、植民地支配を続けました。

 当時国から必要とされた「臣民」は、丈夫で健康な心身を持つものであり、障害や病気を持つものは国の役に立たない者として差別されてきました。

 こんな社会での福祉政策、制度の考え方は、「善意による施し」であり、また多くの「無償奉仕」=ボランティア精神によって支えられたところがおおきかったのが実態です。何しろ「臣民」でしたから。社会福祉=ボランティア精神のような考え方は、今でも根強く残っているといえます。

 「働かざるもの食うべからず」という考え方もありました。「貧困=怠惰」なんて、今の世の中にある「自己責任」そっくりですね。生活保護を受けるのは「恥ずべきこと」と思われていました。

 

 日本の敗戦後、新しい憲法ができました。現行の日本国憲法です。この憲法では、国民は主権者になり、この世に生を受けた国民は、誰もが人間らしく生活する権利を持っていることが明記されました。

 社会福祉・社会保障制度は、誰かさんの厚意の「施し」ではなく、権利として確立されたのです。

 ところが、旧態依然とした考えの人もまだいるわけで、生活保護受給者へのバッシングが現在もなくなりませんね。

 

 生活保護より低い年金とか、賃金とか、そういう年金や賃金の存在が本来あってはならないこと。

 「生活保護を受給していたが、行政から『働け』と言われ続け、日給制の職についた。しかし、収入は生活保護より低く、かえって暮らしが苦しくなった」という話を聞きました。「生活保護を受け続けていれば良かった」とも。

 

 生活保護を受けることは「権利」であって、恥でもなんでもありません。そして、生活保護制度はわが国の「最低限度」を図る目安でもあるのです。この「最低限度」より下なんて、あってはならない。まして「ならば生活保護を引き下げ」なんて、自分の国の生活基準のレベルを落とそうと言っているようなもの。

 

 安倍首相は自分の国を大事にしているとか、国民の命を守ると言ってますが、本気で守るつもりがあるなら、国民に「血を流せ」なんて言いませんよね。生活保護を引き下げるなんてこと、言えるはずがありませんよね。国民が戦争で殺されることを何とも思わない人に、国民の命を守ることはできません。

 

 人の暮らしを支えることもなく、命を差し出せなどと平気で言う今の内閣は、即刻退場させましょう。この国の主人たるみなさんの力で。


相変わらず慌ただしい日々

2014-05-15 | 日記

 昨日は一日中PTA漬けでした。というのも、今年の関東大会の開催地が群馬県になっているため、役員を降りても7月の大会までは県P連に組み込まれているんですよ。いやはやなんとも。

 

 とはいえ、午前中の会議は欠席しました。というのも、その一日前(夜になって訊いたのですが)、娘の一人が駅で突然意識を失い、倒れたというのです。いやあびっくりしました。話を聞いたときにはすでにケロリとしていたのですが、念のため医者へ連れて行った次第でして。

 よくよく話を聞けば、電車で出かけるために、昼間家を出て駅まで走って行ったのだそうです。で、「気持ち悪い」と思い、水を飲んだんだけど倒れたと。

 要するに、昼間快適な家の中にいて、ろくに水分もとらない状態で、普段不足気味の体で暑い中運動した結果、軽い脱水状態になっていたようですなあ。

 「気持ち悪い」と思ったときには遅いのだというと、「そうなん?」と本人。ま、たんこぶと擦り傷は負ったようですが、大事でなくてなによりでした。

 

 で、午後から県P連の会議に出席。他の役員さんから「仕事が相変わらず忙しいかい?ま、仕事がないよりはいいよな」と言われました。

 党の役員をしていてこういうときに返答に困るんですよねえw。適当に合わせてはいますが、私の仕事は量で収入が増えるわけでもなく、成功するときも失敗するときもあり、なかなか自営業やサラリーマンのそれとは違う性質も多いんです。日本の変革に携わっているわけですから、事業そのものはとても大きいのですが。

 

 

 県の会議のあと、夕方からは自分の高校のPTAで会議。来週にはPTA総会があり、私も会長の任を解かれることになります。

 

 こんないいかげんな会長でしたが、なんとなく勤まりました(校内では)。今回退任するみんなも「やってよかった」「楽しかった」と言ってもらえて何よりでした。もう一つうれしいのは、今年度のPTA役員を積極的に引き受けてくださる人が何人も出たことでした。

 全日制の進学高校とはまったく形態の違う定時制、フレックス制の高校で、教職員のみなさんの子どもに向ける優しいまなざしと、必死に子育てをしている保護者の手に支えられて、貴重な経験をさせてもらってます。

 みんなが世間の窮屈な枠組みに疑問を持ちながら、必死に子育てをしていると思います。いつの世でも子育ては大変だと思いますが、そのことがもっと報われる社会にしたいと、PTAに出るたびに思います。


楽しみをさがしながら

2014-05-02 | 日記

 えらく大変な役をやることになって2カ月。始めは役職名で呼ばれても自分のことだと思わず、無視したりしてましたが、最近はようやく「あ、自分のことらしいな」くらいに自覚はするようになりました。

 

 とはいえ、プレッシャーもストレスも大きく、つい最近、スーパーで久しぶりに会った人に「髪がずいぶん白くなったんじゃない?」と言われました。ははは...。まあ、ストレスと白髪とは直接関係ないという話も訊きますから、本当のところはどうだかわかりませんが、毎日相変わらず逃げ腰でとりくんでいます。「そんなことでは頼りない」と思われるかもしれませんが、いいんです。その通りですから。

 

 さて、ストレス発散には休みの日に趣味に没頭するのが一番なんですが、休みも決して多くなく、疲労回復を図るのが精一杯といったところで、リフレッシュの域にはなかなか及びません。オフの日だけでどうにかなるものでなし、ストレスを放置するとぶくぶく太る恐れもw。

 

 で、ゆっくりジョギングを始めました。FBではすでにシューズを購入した顛末やランニングキャップを買ったことをアップしてますが、最近は走っている人が増えたなあと感じます。そんでおしゃれな人も多いですね。色とりどりのシャツで颯爽と走っている人が多い気がします。

 スッとしたボディの人が身軽そうに走っているとうらやましいです。「スマート」とか「スリム」って、私には無縁の言葉。ドタドタと重たい体で、膝に負担をかけないように走っている姿はみっともないったらw。

 今は膝への負担を配慮して、公園のグラウンド、芝生をぐるぐる周回していますが、もうちょっと慣れてきたらあちこち走れるようになる日をめざしています。

 

 

 ま、これもあんまり一所懸命になると、走れないときにストレスを感じることになるのでw、あまり意識せず、体と相談しながらやっていこうと思っています。