糸井ひろしの気まぐれ日記

日本共産党群馬県西毛地区委員会役員の日々のあれこれ

気になる「民主主義」

2014-01-30 | 雑想

 ええっと、出張=党大会への参加以来、ちょっとグズグズしてたら風邪をひきまして。

 

 しばらくFacebookでもご無沙汰でしたが、こっちのブログもしばらく更新してませんでした...(^^;

 

 ところで最近、ちょっと気になることが続いたので、ここで書いてみたいと思います。

 

 テレビを見ていて、ちょっとした場面で「多数決=民主主義」と言ったタレントがいたのが気になりました。

 もうひとつ。安倍首相が、何かの発言で「我が国は民主国家」と言った場面を目にしました。

 民主主義ってなんでしょうか?

 最初の「多数決=民主主義」というのは、ときどき耳にしますし、日本が民主国家であると言われれば、建前はそうだと言わざるを得ません。

 が、これらが本当に正しく、「民主主義」としての本来のあり方と言えるでしょうか?

 

 安倍政権は、自民・公明政権の議席の数でもって、秘密保護法を強行しました。

 秘密保護法については反対意見も数多く、「慎重に決めるべき」という意見と合わせれば、圧倒的多数の国民が採決に反対でした。あの強行採決は圧倒的な民意とは乖離した愚行だったことは疑いもありません。

 民主的な手法=選挙によって国民から信託された権力を、代表者たる安倍政権が行使したら、なぜ民意とは乖離した結果が生まれたんでしょうか?少数の得票で圧倒的な議席を獲得できる欠陥選挙法によって、自民党は多数派となりました。そもそもこれが国民の意図したことだったかどうか、大きな問題だと思います。民意を正確に反映できない選挙制度を作ったのは自民党です。

 で、秘密保護法を強行したのは、ほかならぬ多数派の自民党。他の野党もこれを容認、追随する有様で、国会の場で明確に民意を代表して反対したのは日本共産党だけでした。結局、多数決で秘密保護法は成立してしまいました。

 

 では、「多数決で決まったものはしょうがない」でしょうか。民主主義とはそういうものでしょうか?

 日本共産党は、「少数野党で力がない」というご指摘をよくいただきます。それ自体はごもっともです。しかし、もし「多数決こそ民主主義のすべて」であれば、少数野党などいくつ議席があってもそれは「無」「ゼロ」に等しいということになりますね。極端な話、過半数にひとつ足りないだけの議席数でも、「無」「ゼロ」になります。この考えは民主主義にかなっているでしょうか?

 

 多数決は民主主義の一面でしかありません。もともと多様な考えを「あってよし」とすることが民主主義。ことを決めるにあたっては、少数意見でも多数派の意見と同じ重さを持ち、尊重され、議論されることが大前提なんです。

 ろくに審議もせず、「議論は尽くされた」と勝手に幕を下ろし、採決を強行する姿勢は、民主主義とは到底言えません。

 

 こんなことを平気でやっちゃった安倍首相が、どの口で「民主国家」を語るのか。彼には民主主義を語る資質も資格もありません。第一、彼自身が民主主義を理解しているはずがありません。

 民主主義と戦争とは、本来相容れないもの。戦争への道を突き進もうとする安倍さんが民主国家など作れるはずもありません。日本を「民主国家」と言うなら、彼は即刻今いる地位を降りるべきです。

 


成人式

2014-01-14 | 雑想

 上の娘が成人を迎えたのはすでにFBでも明らかにしてますが、娘は成人式には出ませんでした。まあ、出るつもりがないことは前々から承知していて、だからこそ、おばあちゃんががんばったわけで。

 

 「成人という大事な儀式を何もせずにいられるものか」とばかりに、ばあちゃんは娘を連れて着物を買い、写真スタジオを予約して、記念撮影をしたのでした。

 私もカミさんもそれぞれ、自分の成人式には出ませんでした。お互い、地元を出て大学に来ていましたし、住民票も移さなかったので。そもそも、成人式に帰るのに高い移動費がビンボー学生に捻出できるはずもなく。もっとも、仮に経済的時間的に余裕があったとしても、出たかどうかわかりませんが。まあ、両親がそれくらい無頓着なので、ばあちゃんが気をもんでくれたということでしょう。

 

 あとから聞いたのですが、娘が出たがらなかった理由は、もうちょっと根が深かった。成人式の会場では、小学校区別に座るエリアが指定されているそうなんです。出たことないので私は知りませんでしたが。

 これを聞いただけで、納得してしまいました。

 

 うちの娘は三人とも、小学生の頃からいじめられ、うまく友達を作ることができずに育ってきました。それなりにしたたかに成長してはきましたが、地域の夏祭りにも、この頃の同級生と顔を合わせるのが嫌で行きたがりません。成人式も同様です。

 そりゃあそうです。いじめた方は自覚も記憶もなく、お気楽に出られるでしょうが、小中学生の思い出が「いじめられた」という記憶と傷でいっぱいの人が、小学校区別に座るなんて、聞いただけで行く気が失せるのも無理はない。

 自治体がそうした配慮をまったくしていないことです。呆れました。小学校区別に座ることの意味もよくわかりません。もっとも、これが本当かどうか未確認ですけれども、もしこれが本当なら何か考えたほうがいいんじゃないでしょうかねえ。

 うちの場合、仮に何らかの配慮がされても行ったかどうかはわかりませんがw

 

 成人を社会で祝うことをどうこう言うつもりはありませんが、新成人の社会参加を祝うなら、彼らがのびのびと羽ばたける社会環境を作る責任が、私たち年長者にはあると思います。

 仕事が見つからないとか、結婚できないとか、そういうことを「本人の努力が足りない」というのではなく、いろんな人の努力がいろんな方面で活かされる社会を作ること。そのために私たちができることをしていかなければと思います。

 

 

 余談ですが、上の娘の着物姿と撮影風景を見ていた妹ふたり。一人は、「化粧するのがイヤ」という理由で、今から成人の儀式をどう避けようか、考えているようです。

 

 

 

 

 

 


遅ればせながら

2014-01-09 | 日記

 FaceBookや、主に写真を載っけているブログのほうで新年の挨拶をしていたので、すっかり油断していました。こっちではまだ年が明けてませんでした(汗)。

 今年もよろしくお願いします。

 

 昨年11月に法事で帰省したときに、高校時代の部活で集まり、自分だけ老けていたことに衝撃を受け、絶対に絞ってやると決意し、11月半ばから始めて、今も意識的に続けています。

 20代のころ、重いカラダでバスケを続け(往年のバスケ漫画の赤い頭のように、リバウンドばっかりやってたw)、膝を少々悪くしているので、今の体重で走ることをジムのインストラクターさんからは止められています。

 ジムに通って(といっても週1回くらいしか行けてないのですが)筋トレ。例の「ビリーズ・ブートキャンプ」の基本プログラム。有酸素運動としては、テレビなど見ながら踏み台昇降。

 食事もカロリーや栄養に気をつけて食べています。計算まではしていませんが。

 盛りだくさんのようですが、これらすべてを毎日やっているはずもありません。ジムの筋トレのあとは筋肉痛も激しく、この状態で「ビリー」などとてもやれませんし、「ビリー」の基本プログラムは1時間ちかくありますから、自分のスケジュールやコンディションと相談しながらやっています。でも続けていると、自分の体がどんな調子なのかが、少しずつわかってきました。

 「ビリー」も、最初はバテバテで、とても消化できませんでしたが、最近では達成率が上がり、初めはこなせなかった運動もできるようになってきています。といって翌日の筋肉痛もほとんどありませんので、「ビリー」は筋量維持か、有酸素運動か、というところのようです。有酸素運動の踏み台昇降はかなり地味な運動ではありますが、股関節から動かす運動ですし、膝への負担も小さく、30分枠のテレビ番組などを見ればひと段落と、あまり退屈することなく続けられるのがいいです。ペースを調整して、心拍数を測りながら効率の良いペースを作れますしね。

 

 そうこうしているうちに、私の体も「痩せるスイッチ」が入ったようで、これまではいいペースで絞れているようです。今年の目標は、春からは走れる程度まで絞って、その後も健康的に目標値まで到達することです。

 

 健康診断で、お医者さんから「糸井さんは筋量があるから、そうね・・・77kgかしらね」と、目標を設定されました。ボディビル大会に出た時の体重が78kgでしたw。

痩せろ痩せろとアドバイスし、励まし続けてくださったそのお医者さん、今年は痩せて健診を受けようと思っていたのに、定年で退職されたとの話を聞き、残念な思いです。

 

 目標といえば、私の生き方にも目標があります。

 安倍内閣は相変わらず暴走を続けていますが、強気で押せば押すほど民意との乖離、矛盾が深刻になり、今や国際的にも孤立する道を突き進んでいます。

 国民には消費税増税や社会保障の解体で痛みとガマンを押し付けながら、大企業・富裕層には減税という、消費税増税の根拠すら平気で覆す行為を平然と行い、「海外で戦争する国」を目指して、国際的な批判にもお構いなし。

 この悪政にストップをかけ、くらしと平和・民主主義を守り、発展させること。今年だけの目標ではありませんが、今年は正念場だと思います。

 

 この目標、私がひとりでやれることではありません。みなさんの力こそが必要です。

 というわけで、あらためまして、今年もよろしくお願いします。