糸井ひろしの気まぐれ日記

日本共産党群馬県西毛地区委員会役員の日々のあれこれ

一応仕事納め

2013-12-29 | 日記

 今日が一応の仕事納めです。「一応」というのは、実は大晦日も元日も事務所にいることになるので、なんですが。

 この仕事をやっていて困るのは、「職業は?」「仕事は何をされてるんですか?」と訊かれることです。

 

 わが親父も私と同じ職業についていました。親父も私たちに訊かれて困っていたようです。何しろ、「政党の職員」「政党の役員」という職業、身近に聞く職種ではありませんよね。

 だいたい、「政党」といえば、国会議員や地方議員、あとはちょっと広げたってその秘書とか、そんなところしか連想しないでしょう。マスコミに露出するのは圧倒的に国会議員ですしね。

 

 でも、ちょっと考えていただければわかるかと思いますが、政党を運営する人々が国会議員と秘書だけなんて、そんなこと本来はあり得ないでしょ?国会や地方議会で最前線に立つ議員は政党の顔といえますが、政党の支持を広げるのは議員だけではありません。

 政党の運営や、議員・党員が活動をするための準備、諸々の手配・手続きをする大勢のスタッフがいるわけですよ。もちろん、地域や職場に支部を持つ日本共産党は、彼らの活動を支え、援助するスタッフもいるわけです。私はそんな仕事をしています。

 日本共産党は、政党助成金を受け取らず、すべて自前で運営しています。党員のみなさんからの党費や、「しんぶん赤旗」の購読料による事業収入、個人からの募金によって財政的に支えられています。スタッフの給料も、ここからまかなわれています。日本共産党はこういう政党ですから、国民のみなさんの支持が必要ですし、その支持を広げるために、党員みんなが日々がんばっているんです。「国民に根を下ろす政党」というのは、こういうことです。

 政党助成金を受け取り、企業・団体から献金を受け取っている他の政党の運営がどうなのかは、私の知るところではありません。が、政党助成金も、企業・団体献金も、国民の支持とは無関係に懐に入ってくるお金。これらで運営をまかなえる政党が、本当に国民の意思を反映できるのかどうか、明らかではないでしょうか?公約違反を繰り返した民主党も、今の政権政党である自民党・公明党も、その点では同じ穴のムジナです。もちろん、政党助成金目当てに、離合集散を繰り返す他の野党も。

 

 文章だとこれである程度理解してもらえるかと思うんですが、一言で話せといわれると難しいんですよねえ。なにより、「政党」「政治」という言葉が、みなさんの日常にどれだけ身近なものになっているか、ということもあるかと思います。

 

 来年は、たいへんな、そして見方によっては面白い年になりそうです。忙しいけど。


気がつけば年の瀬

2013-12-26 | 雑想

  FBには書きましたが、今年の我が家、クリスマスという行事がすっかり抜け落ちてました。プレゼントや家族団らんはおろか、ケーキすらも忘れていたくらいに。

 唐突の出費もあって、家計の遊びが全くなく、仕事にもアップアップしていたために、そういったことに気が回らなかったというのが実際のところです。

 これで消費税が上がった日には、我が家はどうなってしまうのか。全く腹立たしい。

 今年は、昨年から選挙続きで大わらわでしたが、日本共産党が都議選でも参院選でも議席を伸ばし、群馬県でも前橋市議選で擁立した候補者が全員当選、みなかみ町議補選でも、日本共産党の擁立した候補が議席を獲得するなど、いいことがたくさんありました。

 

 一方で、安倍政権の暴走は凄まじく、消費税の増税、秘密保護法の強行採決、TPPの交渉参加、今は普天間基地の移設を巡って、辺野古埋め立てをゴリ押し。国民の願いとの矛盾を深め続けています。

 

 日本共産党は、参院選で議席を伸ばしたものの、「少数野党」に違いはありません。こういう状況でよく言われるのは、「所詮少数野党。いくら騒ぎ立てたところで無力だ」というご意見です。

 もし、本当にそうなら、それは日本の民主主義がおかしなことになっているのだと言わざるを得ません。少数野党がいくら声を上げても無駄だというのは、その存在そのものを否定するのと同じです。民主主義を看板に掲げているなら、少数の意見にもきちんと耳を傾け、お互いに意見をたたかわせるべきで、「多数決」の結果だけでこれらを安易に切り捨てるのは民主主義ではありません。まして、欠陥だらけの選挙制度によってかすめとったまやかしの「多数派」が、国民の意思とは合致しないことは、すでに明白です。

 

 そうそう、話は変わりますが、安倍首相らが「戦争する国」づくりを進めながら担ぎ上げようと躍起になっているかの人は、「平和と民主主義」をお望みだそうで。日本共産党が一貫して掲げている二つの言葉と合致してますねえ、おもしろいことに。安倍さんはこのことをどう思ってるんでしょうか。

 

 日本共産党は、綱領で日本国憲法の全条項を守る立場をはっきりさせています。

 


親心

2013-12-17 | 日記

 上の娘(20歳)が運転免許を取得しました。いやあ長かったw。

 

 私もカミさんも、運転免許を取得したのは大学を卒業してから。教習は愛知県の大学に在学中、他県の合宿制で受けました。余談ですが、新婚でしたw。私の大学卒業が確定していなかったのですが、群馬で式・披露宴を行い、ちょこっと旅行して大学へ戻って追試を受け、すぐに他県の合宿所へと、むだにハードな日々でした。

 私は大学卒業前に、教習所の卒業検定を無事に通過したのですが、カミさんは間に合わず、GWに、改めて卒業検定を受けにわざわざ行ったのを覚えています。

 私の大学卒業は、その合宿所から友人に電話をかけて結果を見てもらいましたよ。ええ。

 

 閑話休題。

 上の娘は集中力がわりと散漫で、何かあるとすぐにいっぱいいっぱいになる性格。そのくせ呑気という、およそ車の運転には向いていないと思われる性格ですが、群馬に住む以上、運転免許はあったほうが良いし、何より今通っているバイト先では、〝運転免許を取得しだい正規雇用に〟という条件があるもんですから、取らないわけにはいきません。

 

 合宿で教習を終えた私たちですから、普通に通う娘のペースがよくわかりませんでしたが、5月の半ばに通いだして、お盆の頃には、親の方に不安が。だって、まだこの時点で仮免にも到達してなかったので。

 本人は本人なりに焦っていたようですが、周りからはとてもそんな風には見えませんでした。何をのんきにやっとんのやと、時々ムチをいれながら、どうにか年内の免許取得にこぎつけました。

 

 免許が取れれば今度はクルマ。お金のかかる話ばかりですが、家に同居中で、フルタイムのバイトですから、まあなんとかなるでしょ。バイト先の人脈もいかせるかな?

 

 20歳になれば大人だ成人だといいますが、親子は親子。理性の私は『ほうっておけ』というものの、やはり気がかりになるのは親心でしょうか。事故にあったり、起こしたりしないよう、今から気をもんでいます。

 

 


歯科に

2013-12-11 | 日記

 しばらく前から治療あとの歯が痛むので、予約して歯科に行きました。

 以前から思っていることですが、医療機関の患者に対する応対の態度が変わっていますよね。まあ、変わってないところもあると思いますが。患者の名前を「様」づけで呼んだり、丁寧を通り越して慇懃に感じる話し方をしたり。

 医療がいつから商売になったんだろうかと思わされることがあります。「金を払っとんじゃ、治せ」と威張る勘違い患者を増やす温床を、医療機関が作ってるんじゃないだろうかと思うほどです。

 

 医療機関にも経営はついてまわりますが、そもそも医療というのは、国民が受ける権利を持っているもので、国はその権利を守り、増進に務める義務があります。日本国憲法第25条が根拠となります。

 権利を守り、増進するために必要なのは、医療機関の競争ではありませんし、医療機関が利潤を追求することでもありません。競争や利潤追求によって、医療機関に淘汰が起これば、必要な医療を受けられない人がたくさん出るからです。

 高くて払いきれない国保料とか、医療機関がサービス業と化すような現状は、まともではない。この状態を、国民の健康に責任をもつ国が放置するようなことはあってはなりません。

 

 しかし、現状はそんなところ。しかも、自民・公明政権は、社会保障をバッサリ切り捨て、「自助」だの「共助」だのと、社会保障とは無関係の考え方を持ち込み、 TPPによって保険制度まで商業化、自由競争化するといいます。「社会保障の財源にする」と言って消費税の増税を強引に決めておいて、です。

 

 秘密保護法の成立までのいきさつを見てもそうですが、安倍政権が、国民の方を向いた政治を行っていないことは明らかです。彼らは、まやかしの選挙制度で多数の議席を握り、国民の持つ権力を奪いました。国民多数からの厳粛な委託とは言えません。

 国民が国の主(あるじ)であることを、思い知らせてやりましょう。

 


平和な国づくりとは

2013-12-07 | 雑想

 安倍自民・公明政権によって、秘密保護法が強行採決、成立しました。法案の内容もさることながら、その成立までの強引にすぎるやり方にも批判や反発が多く、民主主義を蹂躙する法案を、民主主義を蹂躙して決めた安倍内閣の罪は重い。

 

 私は、「喧嘩のとき、手を出したら、その時点で手を出した方の負け」だという考え方を持っています。暴力でもって自分の主張を通すと、通しやすいんです。相手が暴力を望まなければなおのこと都合がいい。しかし、これは現代の民主主義の考え方とは明らかに矛盾します。

 拳を使って相手を倒すと、その時点で倒したほうが優位に立ったような「錯覚」を覚えますが、実は民主主義の社会では、これはルール違反です。暴力は、道理も対等な立場も破壊します。ですから、相手が倒れようと倒れまいと、手を出した瞬間、そちらが負けたことになります。たとえ、その時に相手を組み伏せ、従えることができたとしても、です。

 

 「外交の都合で」秘密が必要なのか?話し合いで解決すればいいじゃないですか。武器を後ろ手に持って握手を求めたところで、そんな相手を信用できるはずもありません。まして、秘密を持っている相手は何を考えているかわからない。

 こんな国、国際的には孤立の道を一直線に進むだけではないでしょうか。彼らがもっとも嫌っているかの国のように。

 自民党が目指している日本は、これまでも彼ら自身が明らかにしています。憲法を変えて戦争が堂々とできる国です。彼らは憲法9条を変えようとしたが、ハードルが高いことに気づいて96条から手をつけることにしましたが、これも思うに任せない。で、「集団的自衛権は現行憲法でも可能」と強弁し、秘密保護法でもって、彼らを縛る枷(かせ)を取り外そうとした、ということではないでしょうか。

 

 こういう人たちが、国民の正当な権利を「テロと同様だ」「民主主義にそぐわない」と言っている。どの口が民主主義を語るのか、片腹痛いとはこのことです。民主主義を語る資格が彼らにはありません。

 今や、外交は「力」を見せびらかして利を得る時代ではありません。いかに共存共栄をはかるか、そのために粘り強い話し合いが必要だというのが、国際的な常識になっています。彼らのやっていることは、時代錯誤も甚だしい。

 

 私たちが目指しているのは、主権者である国民の皆さんが本当に平和に暮らせること。そのために自由と民主主義を守り、発展させることです。そこには、国家の秘密なんて不要ですし、暴力でもってどこかの人々を虐げることもありません。お互いが仲良く、ときにトラブルが起こっても、それは話し合いで解決できる社会です。武器だの弾薬だのは一切不要です。

 権力をあずかっただけの彼らが、何か勘違いをして、自分たちが権力者だと思っているようです。主権者の皆さん、こういう人たちに思い知らせてやりましょうよ。主人公が誰なのかを。