じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

日本書紀を読んでみたんだが

2013-08-24 15:10:36 | 日記的雑談
日本書紀は良く分からない読み物であります。

いや、神武天皇以前は昔話として読めば何とかなるんですけれども、その後は、神話と事実と創作と・・・いや、ナニが何だか良く分かりませんで、兎に角、ナンだカンだ言って戦ばかりしていたし、政略結婚的な血縁で持って支配を固めようとしていたのか? そんなものが伺える訳です。

で、歴史は嫌いと言いますか、人の名前と年代を暗記するなんてのは試験を受ける訳でもないので何の意味も無く、歴代天皇の故事来歴など殆ど興味がわかず、おっさん的には読むのが苦痛な本であります。

しかし、また、昔の天皇はよく娘を孕ませるんでありますね・・・一夜にして孕んだのはおかしい・・・で、争いになったり・・・いや、一回でもそりやぁ孕むだろう?とか、思って読みましたが、結局は地方の権力者をやっつけて国を作ると言う感じで・・・神代の昔から戦(いくさ)をしてるんですなぁ~・・・勝った人の子孫が天皇なんだ・・・と。

で、活字ならなんでも読む、買った本は読む・・・をモットーにしているもんですから、遅々としてますけれども、ジワジワと読み進めていた訳です。

で、191ページ 神功皇后の行になって、やっと興味深い物を見つけました。

新羅出兵と言う行なんですけれども・・・まっ、アレコレあって新羅に出兵するんですが・・・

風は順風が吹き、舵や櫂を使わずに新羅に着いた・・・その時船を乗せた波が国の中まで及んだ・・・新羅の王は戦慄して為す術を知らなかった・・・新羅の建国以来かつて海水が国の中まで上がって来たことは聞かない・・・軍勢を乗せた船は海に満ちていた・・・新羅の国王は・・・「東に神の国があり日本と言うそうだ、聖王があり天皇と言うそう。きっとその国の神兵だろう。とても兵を挙げて戦う事は出来ない。」と、白旗を揚げて降伏した。

で、新羅の王は日本の天皇に忠誠を誓い「馬飼」になって、終世貢ぎ物を書かさなかった、と。

で、新羅の様子を見て、百済と高麗は戦う事をせず頭を下げ、これからは西播(西の未開国)として朝貢を欠かさない・・・これを三韓と言う・・・のだそうです。

で、大波に飲まれた新羅なんですけれども・・・台風の波と捉えるべきか?と思うと、それなら日本軍の船もヤバイだろうと思うし・・・やっぱし、大津波なんじゃないか? と、思うのはダメですか?

しかし、この辺まで来ると随所に金銀財宝の表現が具体的でして・・・だいぶ生臭くなっている訳で、神的存在よりも俗っぽい物を感じるのでありますが。


成る程・・・この辺りから面白くなるのかな?




コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (マコチャン)
2013-08-26 13:28:56
ただ 近年まで残ってるのがすごいです。日本書紀に、新潟にすごい豪族がいたらしいという文章があって(高志とか、沼垂柵という名称で出てきます…)それを証明するらしい土器が最近、市内の住宅街でめっかって、こちらはちょっとした古代史フィーバーです♪
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Unknown (0yazi)
2013-08-26 14:11:28
ソーなんだよね、佐渡とか粟島が出て来るんだよね。

新潟は隣の山形と雰囲気が大きく違うから、やっぱし東北じゃないんだろうね。

いや、日本書紀は朝鮮半島とのアレコレが絡む話しだと思うんで、地理的には間違いないよね。

マジな事を宣うと、九州の話しは中国大陸絡みじゃないかと思う訳で、日本海側は朝鮮半島、と・・・潮の流れと風の向きで・・・なんゃって。
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