いや、今朝の私も緊急事態に見舞われたんであります。
それは、植木屋の仕事の下見に向かっていた午前8時半ごろでありました。
突然ベンの強いお呼びが掛かりまして、私ゃ慌てたわけであります。
なんとなれば、家を出る前に十分過ぎる時間をかけてトイレに篭ってから家を出たわけでして、今朝は大丈夫と思っていたからであります。
で、緊急事態に見舞われた地点の信号を左折して4号バイパスを渡れば目的の団地でして、そこは勝手知ったるセブンイレブンがあるのですが、そこまで持たせられそうな切迫感では無かったのであります。
しかし、今時はコンビニは乱立でして左折せずに直進すればそこにもセブンがあるわけです。
私ゃ躊躇わずに直進し、駐車場に滑り込んだ次第であります。
私ゃ躊躇わずに直進し、駐車場に滑り込んだ次第であります。
がぁ〜!!!! 空いている駐車場とは裏腹にトイレには先客があり、しかも待ち人も一名存在しているわけで、これは厳しいぞ、であります。
私ゃ考えました・・・踵を返してあっちのセブンに向かう余裕はあるか?
それとも、待てば海路の日和ありか、と。
で、ここのセブンはどー言う理由なのか二つあるトイレの一つが使用禁止になっているのであります・・・なので詰まっちまうんですね。
あっ・・・使用禁止のトイレも詰まっているのかも、なんちゃって。
で、導き出された答えは「梅」でありました・・・もとい「竹」であります・・・いや「待つ」でしたが、ここからの数分間は人生でも相当長く感じた数分間でして、悶絶などしたら括約筋が緩むので微動だにせず耐えた次第であります。
と、言うことで、今朝の我が身の緊急事態を掴みにして引っ張る記事は・・・。
いや、私に言わせれば至極自然で微笑ましい記事であるなと思うし、英国国民にとても親近感を抱く記事であります。
日本では古来より「出物腫れ物所嫌わず」と申しまして出るものは仕方が無いと言う風潮だったわけであります・・・まっ、この場合の出物は実の方では無く音の方と思いますが。
しかし、いつの頃からでありましょうか、私ゃン子なんかしませんのよぉ〜なんて雰囲気がはびこり、野糞の存在は闇に葬られたと思うのであります。
はっきり言って私ゃ野糞には一過言を持っているわけであります。
水深40メートルから標高6000メートルまで野糞を経験している私としましては、そのときの開放感は筆舌に尽くしがたいものがあるわけであります。
水深40メートルから標高6000メートルまで野糞を経験している私としましては、そのときの開放感は筆舌に尽くしがたいものがあるわけであります。
いや、開放感とは違いますかね・・・安堵感ですかね?
間に合わなかったときの悪夢から解放された安堵感・・・ああ、これはえも言われぬものなんですが、まっ、縁のない人も多いと思いますので敢えて体験すべきものでも無いとは思います。
スタッフは「小便をする必要がある時は湖や小川から少なくとも30メートルは離れて」「大便は建物や水路から極力離れ、排泄(はいせつ)物は浅く掘って埋めて」という指示も付け加えた。
いや、この指示こそは的確でして、これは野糞処理の世界標準であります。
私がかつてコロラドロッキーの山を歩いたとき参照したガイドブックには正しい野糞の仕方が書いてありまして、水源からは確か100メートル以上離れるべし、とあったと記憶しています。
そして、軽く穴を掘って埋めよ、とも。
日本の山でも野糞のお約束は似たようなものでして、軽く穴を掘って埋めるのは同じであります。
余談ですが、北アルプスなど人の多い縦走路の、ここぞと言う岩陰や茂みでは必ず用を足した後のちり紙が白くこびりついているんですけれども、あれは埋めても何なんですが、やはりビニール袋に入れて持ち帰るべきだと思うんであります。
まっ、野糞の記事一つでこれだけ盛り上がるのは私個人の体質がアレだからなんですけれども・・・尾籠な話で失礼いたしました、と。