本日はお休みでして・・・いや、明日と明後日も休みなんですがこのご時世ですから滅多な所へは行けません。
本当は昨日からベトナムに行って酒池肉林の悪行三昧をする筈だったんですが・・・コロナのバカヤローと。
で、迂闊な所へ行ってコロナに出会したら嫌なんで人の来ない所へ行ってみた次第であります。
そこは・・・山であります。
山とは申しましても標高の低い里山でして・・・いや、暖冬だったとは言え我が家地方だと標高1000メートル以上はまだ雪があります。
雪があると登るのはかえって楽なんですがランチタイムに座る場所に苦労するんであります。
で、今朝は晴れているのに風が強く、山頂でのんびりするには不向きだったのであります。
朝の9時・・・ジェベル200を引っ張り出しエンジンを暖めつつ、何処へ行くかなぁ〜と思案する里山の候補は三つ・・・オボコンベ山か戸神山か鎌倉山か?
で、本日は本気で山に向かう気力は無いので一番軽い戸神山に決めたわけであります。
戸神山は家から歩いて3〜4時間・・・なので歩きは止めて30分で行けるバイクにしました。
途中のコンビニで昼飯などを買い込み、誰もいない中学校の桜並木など愛でつつ秋保方面へ。
戸神山は標高504メートル、標高差300メートルの里山でして、本気で歩くと1時間程度で登りきってしまうわけです。
それでは面白く無いので途中寄り道をして送電線の点検道などに回ったりしつつ、花など見つけては写真を撮ってのんびり行くのであります。
ツクシとタンポポ
新緑が目に優しい
あれです・・・登山口に先行者の車はなく、とりあえず今日の一番乗りが確定しまして、これで一等眺めの良い席で昼飯が食べられることが確定であります。
戸神山を愛する有志の手による案内板
取り立てて書くべきことも無い山でして、珍しい花なんてのもありません。
山頂に着くまで眺望も無く、手を叩いて喜ぶ絶景も無い戸神山なのですが、春先と晩秋には何故か来てしまうから不思議であります。
陽だまりにショウジョウバカマが咲いていました
ヤブレガサ 茹でて食べる
いや、花が無いなぁ〜まだ早かったかな、と思ったら風の当たらない陽だまりにショウジョウバカマが咲いていました。
これがあればカタクリも咲いている筈、と少し嬉しくなりました。
で、ヤブレガサがたくさん出ていたので摘んで行こうかと思いましたが面倒なのでやめました。
ここにはゼンマイもたくさん出ていましたが、やっぱし面倒なのでやめました。
やっぱりカタクリも咲いていました
カタクリが咲いている場所はヒトリシズカの群生も見られるんですがそれは来月のはじめ頃でありましょうか。
後ろ白髭山から船形山連邦はまだ雪が深そうです
大した標高差や登りでは無いんですが近頃の運動不足で鈍った体にはキツく、山頂に着いた時には汗びっしょりでありました。
相変わらず風が強く時折林がゴオーゴオーと唸るほどでありました。
しかし、ここの山頂は北や西からの風には滅法強く陽だまりになってポカポカなのであります。
私は早速ノンアルコールビールで喉を潤し昼飯の支度に取り掛かった次第であります。
本日の昼飯はファミマで調達したパンでした
まっ、昼飯の準備と言ってもお湯を沸かすだけなんですが、これをやると山に来たなと思うのであります。
あれです・・・以前はラーメンや鍋焼きうどんなんてのを食していた時期もあったんですが今は手軽なパンが主になりました。
ちなみに本日は、ソーセージパン・カレーパン・揚げパンと、コーンポタージュでありました。
こんな景色を眺めつつ寝転がって瞑想しました
2004年ごろに出た「宮城県の山」というガイドブックでは、山頂からは蔵王や大東岳まで展望できるとあるんですが出版から14〜15年も経ち山頂の樹木が伸び展望は無くなりました。
かろうじて北側の船形連邦と東側に仙台市街方向が開けているだけになりました。
カタクリの群生 まっ、チラホラですけど
そんなわけで登って昼飯を食べて下って3時間半で、家に戻って午後1時半でありました。
いや、里山とはいえ久しぶりの山道・・・良いもんでありました。
ここ2年ほど遠ざかっていた山でしたが、なんとなく復活の炎が自分の中で燃え始めた感じであります。
まっ、歳も食いましたし貧乏も悪化したので昔のような山には登れませんけど、裏山中心に登ろうかと思った次第であります。
いやぁ〜 やっぱし山はいいな〜と。