本文とは無関係かも・・・
南の島の話 携帯電話
世界中にインターネット網が張り巡らされ世界は狭くなって地球は小さくなった・・・か、なぁ〜?
ドゥマゲッティーで携帯電話を買った。
初めに買ったのは「エリクソン」の物で4000ペソ(10000円)ほどだった。
店に並ぶ物の中ではまん中くらいの価格だったと思う。
携帯はプリペードカード方式の通話料先払いである。
プリペイドカードの方式は日本のKDDの物などと違ってスクラッチカード買って数字をインプットして使う。
私は時々日本にかけるので常に1500ペソ=3800円分のカードを買って電話に登録している。
500ペソのカードが最高額らしいが、一度も買えたためしが無く常に200ペソのカードを買っている。
プリペイドカードの方式は日本のKDDの物などと違ってスクラッチカード買って数字をインプットして使う。
私は時々日本にかけるので常に1500ペソ=3800円分のカードを買って電話に登録している。
500ペソのカードが最高額らしいが、一度も買えたためしが無く常に200ペソのカードを買っている。
この街が田舎だからと思っていたのだが、セブシティーのアヤラセンター(高級デパート)にも置いて無かったので、多分どこにも売っていないのだと思う。
携帯の機種を選んだら次は接続会社を選んでシムカードを買う。
スマートだとかグローブだとか、またはスマートのセカンダリーでなんとかだとかいろいろ有るらしい。
日本でも海の上ではJホンが良いとか言われているので、会社によって接続の状況に差が有るのはどこの国でもいっしよのようだ。
日本でも海の上ではJホンが良いとか言われているので、会社によって接続の状況に差が有るのはどこの国でもいっしよのようだ。
それは通常の通話には支障が無く、何かの時にどちらかが多少有利と言う話だと私は解釈していた。
だから携帯が街中で通じない事が有るなどとは考えもしなかった。
そういえば、4~5年ほども前だったか、デジタル携帯が出てすぐの頃、夜7時頃に繋がりにくい時間帯と言うのが仙台市内でもあった。
さて、ドゥマゲッティーで買った私の携帯はいつも繋がらないのである。
当然エリア外ではないのに回線が塞がっていると言うアナウンスが流れるのみなのである。
ひどい時には丸一日ほとんど繋がらない事があった。
ひどい時には丸一日ほとんど繋がらない事があった。
いろいろ試したが電話会社の問い合わせ番号にも繋がらなかった。
電話会社の機械の故障では無いかと言う人がいたが真相は分らない。
もう一つ問題があった。
私が住んでいるのはドゥマゲッティー市内ではなく隣村のBUNTISと言う村である。
ここは携帯のメインエリアではなくて、セカンダリーエリアらしかった。
電波の状態が最良ではない地域らしかったが、日本ならアンテナ棒1本立てばさほど変わり無く通話できるので繋がるのが奇跡的な場所だとは思っていなかった。
電話をかけようと思ったら携帯を片手に庭に出て歩き回らなくてはならない。
高く掲げたり角度を変えたり、色々試してアンテナの棒の立つ場所を探すのだ。
そしてアンテナが立ったら即接続にトライである。
ぼやぼやしているとアンテナ棒が消えてしまう事が多いのだ。
そうやって努力しても繋がらない時にはほとんど繋がらない。
そうやって努力しても繋がらない時にはほとんど繋がらない。
これを電話と呼んで良いのだろうかと疑問に思った。
当然日本からの緊急時の着信もできていなかった。
私が四苦八苦している時に友だちの携帯に着信があった。
えっ、あれれれっと思ってその携帯を見ると「NOKIA」であった。
その電話はいつでも使えるのかと尋ねると当たり前だと言われてしまった。
おまけに、アポ島からでも掛けられると言う。
私はその電話を借りて日本の自宅をコールしたらすぐに呼び出し音が鳴った。
携帯の機種によってこれ程違いが有るのかと驚区と同時にキャリアの違いであることに気がついた。
携帯の機種によってこれ程違いが有るのかと驚区と同時にキャリアの違いであることに気がついた。
安い携帯と安いキャリアの組み合わせが繋がりにくいのは当たり前なのである。
「NOKIA」は高かった。
シムカードは別で6300ペソ=16000円である。
街中で若者が携帯を持っている姿も見られるが、安い機種で1800ペソ=4500円程度のものが多かった。
余談だが、ドゥマゲッティーの若者が携帯で会話する事はほとんど無い。
使うのは1通話4ペソのメールのやり取りで、仮に話したとしても実に短い。
私もそうしたいが英単語を打つのが覚束ないないので使えない。
ドゥマゲッティーで携帯を見かけるようになったのは4~5年前だと思う。
海峡を挟んだ向い側のセブ島のリロアンにアンテナが立っていてそこの電波を利用していると聞いた。
その当時は今よりもずっと繋がりにくく、私の住む村では当然全く使い物にならなかった。
今はネグロス島側にもアンテナが有るのだが、日本のように広範囲をカバーしているわけでは無いようだ。
取り敢えず私も「NOKIA」を手に入れてなんとか繋がってはいるが、夕方が繋がりにくい。
取り敢えず私も「NOKIA」を手に入れてなんとか繋がってはいるが、夕方が繋がりにくい。
ちなみに有線の電話を引くのは結構な金持ちである。
固定費がかかる上に設備も携帯より高い。
しかも、家の近所に電話線が来ているのは街場だけであり幹線道路沿いと言えども電話線が来ていない場所は多い。
流石に有線の電話は安定していてFAXの受信や国際電話の通話も安定している。
流石に有線の電話は安定していてFAXの受信や国際電話の通話も安定している。
だが、その回線にパソコンを繋いでみるとびっくりする。
通信速度は最高でも9600がやっとであり、画像のやり取りや重たい目のソフトのやり取りなんてとんでもないことだった。
この春、私の友人が繋いでいたプロバイダーが突然繋がらなくなったと思ったら、夜逃げしていたと言う。
地球は狭く小さくなり世界はネットで繋がっていて情報のやり取りは瞬時であると言う。
地球は狭く小さくなり世界はネットで繋がっていて情報のやり取りは瞬時であると言う。
そこには一言付け加えてほしいと思うのだ・・・「その環境にある人たちの間では」と。
では また・・・。
(2001年 9月23日に記しました)