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「ノアの箱舟」は本当にあったのか?(前編)

2016年09月03日 | 外国

日本3大祭りの1つである京都祇園祭りは、およそ1100年前、疫病を鎮めるために始まりましたが、「ノアの大洪水」と大いに関係する行事であることをご存知でしょうか?

 

祇園祭りの山鉾の彫刻やタペストリーの絵柄には波や鳥のデザインが多い。それは「ノアの箱舟」から鳩を放った際に、オリーブの若葉をくわえて舞い戻ってきたときに、水が引いたことを知ったという旧約聖書の記述と関係しています。

 

実際に山鉾のタペストリーには旧約聖書の一場面をとらえた絵柄が多く描かれています。

一説によれば、数多くの山鉾そのものが、「ノアの箱舟」を象徴しているのではないかと推測する研究家もいるのです。

 

山鉾の周囲を飾る刺繍のデザインには中近東や西洋文化を描いたものが多くあります。

エジプトのピラミッド、シルクロードの砂漠を歩くラクダ、古代ヘブライのダビデ王、イラクのバクダッド宮殿、旧約聖書の創世期24章の絵柄などです。

 

そして、山鉾巡行の7月17日は、イスラエルの聖なる日、「ノアの箱舟」がアララト山にとどまったとされる「新たな始まり」を祝福する日でもあるのです。

 

祇園祭は、古代イスラエルのシオン祭りがルーツとも言われており、どちらも疫病を払うもので、7月1日から1ケ月間祭りは続き、「ノアの箱舟」がアララト山に漂着した7月17日に山鉾巡行のクライマックスを迎えます。

 

これは、シルクロードの果てから、新羅経由でやってきた最強の渡来人で、実質的に日本をつくりあげた秦氏が、古代イスラエル文化を日本に伝えたものと考えられています。

 

平安京をつくったのは桓武天皇ですが、その技術・資金の大半はすべて秦氏のものであり、祇園祭を主催する八坂神社をつくったのは秦氏です。と言いますか、日本の神社は八坂神社にかぎらず、秦氏によってつくられたものなのです。

 

これについては、元々、日本に住んでいた古代縄文人がシュメール文明をつくり、古代イスラエルの民となって再び日本に帰ってきたというシナリオを私は推測しています。

 

話を「ノアの箱舟」に戻します。

「ノアの箱舟」とは、旧約聖書の「創世記」に書かれている物語に登場する船のことです。

その物語によると、今から4500年ほど前、人類の祖であるアダムから数えて10代目の子孫に「ノア」という人物がいました。

 

ノアは、神に信仰を寄せる唯一の人で、それ以外の人々は堕落し、神など信じることなく好き放題していました。地上の人間たちの行いに憤りを感じた神は、大洪水を起こし、この地上を滅ぼそうと考えたのです。

 

しかし、ノアとその家族だけは神に信仰を寄せていたため助けることにしました。そこで神はノアとその家族に告げます。「私は人間を地と共に滅ぼすことを決めた。お前(ノア)は自分のために、ゴフェルの木で船を造りなさい。

 

船の中には仕切り室を作り、内側、外側をタールで覆いなさい。船の長さは300キュビト、幅は50キュビト、高さは30キュビトにすること。船には屋根を作り、入口を側面に作り、3階構造で作りなさい。

 

そして、お前とお前の妻、お前の息子たち、息子たちの妻も船に乗りなさい。また、あらゆる動物の雄と雌を二匹ずつ船に乗せなさい」神はこのように告げ、ノアに箱舟を作らせたのです。

 

ノアは約100年の歳月をかけて、神のお告げの通りの箱舟を作り、箱舟にあらゆる動物を雄雌それぞれ二匹ずつ乗せました。ノアの大洪水が起きた時のノアの年齢は600歳位とされています。

 

現代人の寿命からして考えにくいことですが、ノアの大洪水をターニングポイントにして、人間の寿命は段々と減っていき最大で120歳位となりました。ではなぜ当時はそんなに長く生きられたのか?それは、地球の環境が現代とは全く異なっていたからと言われています。

 

「創世記」や「神話」などはクローズアップされて書かれているために、誇張された箇所はあると見ていますが、大筋のシナリオは間違っていないと思っています。

 

さて、話をもとに戻しましょう。

あらゆる動物の雄雌それぞれ二匹ずつを方舟に乗せ、ノアも家族と一緒に箱舟に乗り込み、それから7日後に大洪水が起きたのです。

 

洪水は40日40夜続き、すべての山が水に覆われました。これにより、箱舟に乗れなかった地上の生物はすべて息絶えたのです。

 

その後、徐々に水が引き、箱舟は「アララト山」に漂着します。それから時間が経つにつれ、山々の頂が現れはじめます。

 

その40日後、ノアは、地から水が引いたか確かめるために、箱舟から一羽の鳩を放ちます。しかし、鳩は止まる場所がなかったので直ぐに箱舟に戻ってきました。

 

その7日後にノアは再び鳩を放ちます。すると夕方頃にオリーブの葉をくわえて戻ってきたため、これによってノアは地から水が引いたことを知ります。

 

ノアは、さらにその7日後、鳩を放ちますが、もう鳩が戻ってくることはありませんでした。これで完全に水が引いたことを知ったノアは、自分の家族と動物たちを箱舟の外に出したのです

 

そこに祭壇を築いて、献上物を神に捧げた。神はこれに対して、ノアとその息子たちを祝福し、ノアとその息子たちと後の子孫たち、そして地上のすべての肉なるものに対し、すべての生きとし生ける物を絶滅させてしまうような大洪水は、決して起こさない事を契約した。神はその契約の証として、空に虹をかけたのです。

 

これが、旧約聖書の「創世記」に書かれている物語の内容です。

実は、この旧約聖書のモデルとなったのは、日本神話とも言われています。そして、ノアのモデルとなった人物が「天之御中主神」であると一説では伝えられています(これについてはまだ?で、確信はありません)。

 

世界には「ノアの大洪水」を象徴する大洪水伝説が多く見うけられます。

ノアの大洪水は人類共通の記憶であったので、世界中に実に200以上の洪水伝説があります。(70以上の言語に、何千もの洪水伝説があるとも言われているのです)。

 

★ギリシャ神話 デウカリオー家 

★インド シャタパタ・プラーフマナ-マヌのエ一族 プラーナ聖典(カマル族の伝承)

★オーストラリア原住民クルナイ人の伝説

★ペルー インカ人の伝説-コフコフ
★北アメリカ グァラニー族の伝承-タマンデレー一家


★アフリカ マサイ族の伝説

★イギリス ウェールズの伝説-ドワイファンとドワイファック
★北欧神話エツグ-ベルガルメル一家
★中国伝説 禹帝と七人の賢人、季氷一家
★エスキモー伝説

 

ノアの大洪水が起こった引き金は何か?ということですが、

 

・惑星衝突で氷天体であった月の水が大量に地球に降り注いだという説

・地球に隕石が衝突したという説

・地軸の傾きの変化(ポールシフト)により大陸が沈没したという説

・地球の厚い雲の層が大気中に持ちこたえられなくなって、雨が降り続いたという説

(原初の水の循環システムが崩壊した)

 

諸説があり、洪水の引き金となった原因は不明ですが、大洪水はあったと推測しています。

 

それでは大洪水発生のメカニズムはどうなっているのでしょうか?

気象条件において、果たして地表が覆い尽くされるような雨が降り得るだろうか?

 

原始地球を覆っていた「大いなる水」(創世記1:2)とは膨大な量の「水蒸気大気」であると考えられる。この「水蒸気大気」は、現在の大気の成分である窒素やアルゴン等も含むが、それに加えて膨大な量の水蒸気を含むものだった。

ノアの大洪水の原因は、原初の水の循環システムが崩壊したことによるものと考えられています。

 

この大洪水は短期間の「氷河期」をもたらしたのです。大雨により地表の温度は下がり、寒冷化した。地球は、ちょうどビニールを取り去られたビニールハウスのように温室効果を失い、とくに北極圏、南極圏は急速に冷却し、たちまち氷原と化した。

 

マンモスやその他の生き物を、突如として凍死に至らせた。実際、シベリアで発見された氷づけのマンモスの状況は、瞬間的に凍死したことを物語っている。今日も、シベリアには約5000万頭ものマンモスが氷づけにされていると言われているが、マンモスはもともと極寒の地に住む生物ではなかった。

 

マンモスは、極地に住む動物が持つ油を出す腺を、皮膚に持っていない。また冷凍マンモスの口と胃の中には、キンポウゲなどの青草が見つかった。何の外傷も受けず、しかも口に入れた食べ物を飲み込むひまさえなく殺され、急激に凍結したのです。

 

マンモスは、進化論者が主張してきたように次第に氷河が来て食物がなくなって死滅したのではなかった。むしろ、何らかの“激変”があって氷河となったことを示している。聖書は、大洪水という“激変”によって、極地の温度は急激に下がり、比較的短期間の「氷河期」となって、多くの動植物を突如として氷の下に閉ざしてしまったと教える。

 

また、進化論者はこれまで、全世界を覆っている地層は非常に長い年月をかけてゆっくり堆積してきたもので、その中に見いだされる様々な化石は、各地層が堆積したとき、その時代に生きていたものが化石となったのであると主張してきた。

 

しかし、今日ではこの考えが誤りであることが示されている。地層は長い年月をかけてゆっくり堆積したのではなく、ノアの大洪水の際に一挙に形成されたのである。

 

---owari---

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (このゆびとまれ!です)
2020-04-22 17:15:40
もののはじめのiinaさんへ

マンモスについての貴重な情報、有難うございます。参考にさせていただきます。

胎内マンモスも発見されているので、やはり、突如として死亡し、氷づけされたことを物語っているのではないでしょうか。

またのご来訪をお待ちしています。
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ノアの箱舟  (もののはじめのiina)
2020-04-22 10:08:43
疫病を鎮めるために始まったという京都祇園祭さえも、コロナ騒動で中止に追い込まれました。

> ノアは再び鳩を放ちます。すると夕方頃にオリーブの葉をくわえて戻ってきた
この逸話を「天地創造」で知りました。
シネラマ方式の日本最大のスクリーンでテアトル東京で観賞しました。^^


世界各地に行き渡ったマンモスが凍土から流れ出て、埋もれたマンモスを次々に押し出しているので調査が進んでいるそうですょ。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/326e64a6cf597544baec9c8a45a47720

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