相続税が高いために、結局、子供が親の面倒を見なくなっている面があると思うのです。
昔の長子相続制ではありませんが、子供の一人が、土地や建物などの財産を、そのまま相続できるのであれば、「親を引き取り、その面倒を見る」ということは、あってもおかしくないことです。
ところが、「家がなくなるのであれば、親の面倒を見るに値しない」と考える人が出てくるわけです。家を売り払って税金を納め、残りの額を現金で得て、その一部を親が老人ホームに行く資金にします。「資金を出すので、黙って老人ホームに行きなさい。残りは、自分たちが家を建てたりする資金にする」と考えるようなことになるのです。
実は、日本人があまり親孝行をしなくなった理由として、この相続税の部分がかなり大きいと思います。 . . . 本文を読む
「色即是空 空即是色(しきそくぜくう、くうそくぜしき)」は、「般若心経(はんにゃしんぎょう)」に出てくる有名な言葉です。
「般若心経」ほど、一般によく知られよく唱えられる経典はありません。このお経は、ご葬儀やご法事に、護摩祈願やご祈祷に、巡礼やお遍路の際にも、よく唱えられています。
「般若心経」とは、全部で260文字強からなる、短くも奥の深い経文です。般若心経を正式な名称にすると、『般若波羅蜜多心経(はんにゃはらみったしんぎょう)』となる。 . . . 本文を読む
天国に住む人たちの特徴をひと言で言えば、天真爛漫だということです。飾り気がなく、生地のままで美しい心、そうした天真爛漫の心を持っていることが、天国の住人の条件なのです。
また、「他の人に対して優しくしよう」という気持ちがあります。そして、「自分自身に対しても、いつもよいことをしていこう」という気持ちがあるのです。こうした、発想の原点には、「他人に迷惑をかけず、周りに喜びを振りまきたい」という気持ちがあります。
天国に住むための条件を簡単に言い換えるならば、「常に笑顔で生活できる人」ということになります。しかも、それは飾りの笑顔ではなく、本心から出る笑顔でなければなりません。これが天国に住む条件なのです。 . . . 本文を読む
ナポレオン・ヒル(アメリカの思想家)の名言のなかに、「三回続けて失敗しても、挑戦をやめない人には、指導者の資格がある。十回続けて失敗しても、まだやめないでがんばる人には、天才の素質がある」というような言葉があります。
この言葉には実に励まされます。
発明家のような人の場合、少なくとも、十回ぐらいの失敗であきらめるようでは駄目でしょう。三回であきらめたり、ましてや一回であきらめたりし . . . 本文を読む
富の本質とは何でしょうか。それをひと言で言えば、「多くの人々の役に立っている」ということです。
これは大事なことなので、くり返し、述べておきます。富の本質は、「多くの人々の役に立っているか否か」ということにかかっているのです。
「多くの人々の役に立っている」ということは、逆に言えば、「多くの人々から感謝されている」ということです。 . . . 本文を読む