宮古島2日目の朝。
今回、宮古島を訪ねた一番の目的
それは石嶺とうふ店のお豆腐との再会。
最後の宮古島への旅は今から5年前。
その時頂いた石嶺とうふ店のゆし豆腐の味が忘れられず
また宮古へ行ったら絶対に食べたい!と思っていたのでした。
旅の準備を進めていた1ヶ月前
石嶺とうふ店の見学ができるという情報を発見。
雷が落ちたような衝撃!
可能なことならば見学させて頂きたい!!!
この時から何か運命的なものを勝手に感じてしまっていたのですが。
実際に訪ねてみて、それが本当に運命だったと確信したのでした。
朝8時。
到着すると、この日3回目のお豆腐造りの最中でした。
本当は、私なんかがお邪魔していいものか・・・とずっと迷っていたのですが
こんなチャンスは二度とないと思っていましたので
気合を入れて勇気を振り絞って訪問させて頂きました。
とても緊張していた私ですが、お父さんとお母さん
私を温かく迎えて下さいました。
作業場には大きなお鍋がふたつ。
薪で火をおこしています。
お父さんが「はい」と
お鍋からコップに注いだ豆乳を飲ませてくれました。
心も身体も温まります。
なんて贅沢なんだろう・・・。
暫くしてゆっくりと菜箸をお鍋に入れ
丁寧に湯葉をすくっていました。
「じゃあ海水入れるね」
「見ててごらん。固まってくるから。」
じっとお鍋の中を覗きこむこと1~2分?
ふわふわ~っとしてきました。
恋焦がれた石嶺とうふ店のゆし豆腐が
今まさに誕生した瞬間。。。
出来立てのゆし豆腐を頂いてしまいました。
感動とかそんなもんじゃないですね。
今まで、“世界一美味しいお豆腐”が石嶺とうふ店のお豆腐だと思っていましたが
“世界一美味しい食べ物”が石嶺とうふ店のお豆腐に変わりました。
「お代わりあるよ」との優しいお誘いに図々しく乗ってしまいまして
出来立てのゆし豆腐を2杯も頂いてしまいました・・・。
ふるふるのゆし豆腐を型に入れ、石臼の重しをかけてお豆腐にします。
ひとつひとつの作業に感動していると
お母さんが縁側に呼んで下さいました。
「はい、食べなさい。今写真用にお花摘んであげるから。」と。
私、見学だけのつもりでいましたので
お豆腐のフルコースをご用意して下さったことにびっくり仰天。
宮古の少し強い風に吹かれながら
縁側に腰を下ろし、まずは湯葉をひとくち・・・。
シャクシャクとした歯ごたえ。
こんな湯葉食べたことない。。。
そしてお豆腐。
これだわ。
なんて美味しいんでしょう。
豆乳、ゆし豆腐、湯葉、お豆腐。
原料は同じなのになんでこんなに味わいが違うのか??
そして何よりも宮古島の海の恵みが
ここまで美味しくしてくれるのでしょうね。
あ~幸せな時間だ。。。
色々なことを考えながら物思いに耽っていると
「はい、食べた分働いてもらいましょうね」と。
後片付けのお手伝いまでさせてもらいました。
修行に来たい、そんな気持ちになりましたよ。
でも恐れ多くて私には跡継ぎなんて無理でしょうけど・・・。
お水も大切に使い最後にお鍋に手を合わせ
「ありがとうございました」と。
普通はさせてくれないそうです。
私もここまでさせて下さるとは思ってもみませんでした。
全ての作業が終わった後
お母さんが私の一部始終を見て
アドバイスを下さいました。
それはドキっ!とするものでした。
硬くなっていた私の心が一気にゆし豆腐のように
柔らかくなっていくのを感じました。
こちらのお豆腐が好きで単純に訪ねてみたいと思った好奇心から
私のこれからの生き方まで変えてしまう出会いがここにあったとは
夢にも思いませんでした。
お母さんに言われた事はすぐに実践し
こちらに帰ってからも心掛けたことで
見える景色が全て変わりました。
最新の画像[もっと見る]
- 泡盛酒造所巡り~津波古酒造場~ 11年前
- 泡盛酒造所巡り~津波古酒造場~ 11年前
- 泡盛酒造所巡り~津波古酒造場~ 11年前
- 泡盛酒造所巡り~津波古酒造場~ 11年前
- 泡盛酒造所巡り~津波古酒造場~ 11年前
- 泡盛酒造所巡り~津波古酒造場~ 11年前
- 泡盛酒造所巡り~津波古酒造場~ 11年前
- 泡盛酒造所巡り~津波古酒造場~ 11年前
- 泡盛酒造所巡り~津波古酒造場~ 11年前
- 泡盛酒造所巡り~津波古酒造場~ 11年前
豆腐、見学できたなんて素敵☆
きっと…沖縄を思ってくれてるkukuruさんだから見学させてもらえたんでしょうね♪
私もいつか宮古島一緒に行きましょう♪
お元気そうでなによりです☆
時間を気にせずゆっくりと旅したいものですが
中々そうも行きませんね(^0^;)
でも今回も沢山の素敵な出会いに恵まれましたよ♪
いつか宮古へご一緒できたらいいですね!
ただでさえ美味い豆腐ですが、できたてはまた格別ですよね。
沖縄の豆腐は、大豆を加熱するのが、内地の豆腐に比べてかなり後(内地のは、加熱してから挽いて、それを濾すのですが、沖縄のは、挽いて濾してから加熱)なため、酸化酵素(腐敗や味が変わるの元)が長く残っており、できあがってから味が変わるまでの時間が短いんです。ので、できたてが、1番美味い!1分1秒でも、早く食べることが、美味く食べる秘訣です。作っている場所で作りたてを食べる。これに勝る食べ方は無いです。\(^◇^)/相変わらずの余計なお世話情報ですが、沖縄在住の人間でも、滅多にできない体験をしたのは、kukuruさんの沖縄への熱い思いが伝わったからだと思います。
がんずーうやき豆乳に、雪塩を入れても、豆腐ができます。持ち帰りも可能です。埼玉で宮古の味を堪能できますよ。
余計なお世話だなんておっしゃらないで下さい。
いつもぴゅ~さんの情報で勉強させて頂いているのですから。
これからもじゃんじゃん余計なお世話お願いします(^0^)/
出来立てのお豆腐は格別でした☆
塩味が旨味に変わるのがなんとも不思議です。
宮古島の海の恵みに改めて感謝する
貴重な経験となりました。