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今日は議会の中日(なかび ちゅうにちとよんではいけない)、自分は議会以外の様々な仕事をした。
そのなかで、青年海外協力隊隊員の出発前の市長訪問があった。
隊員としていかれるのは、志賀 康太さん25歳。 ケニアのナクルサブカウンディ保護監察局に赴任する。
保護監察局っていうことは、罪を犯して保護観察処分の人を面倒を見て、更生するよう導く仕事らしい。
でも、外国人なのに 保護観察処分の人を導くのって すごく大変ではないか?!
詳しくはケニアに行ってみなければわからないが、でもやはり、そういう任務を求められてはいる、という。
この任務、自分で志願したのだという。
私はうなってしまった。
聞けば、これまでの仕事も児童養護施設。
虐待などで親元を離れねばならない子供たちが、共同生活する施設に働いていたという。そこは乳児院もあったので、0歳から19歳までの子どもたちが生活していた。
困っている立場の人の力になりたい。そういう純粋な気持ちで、この人は若き青春時代を生きているのだ、と54歳の私は受け取った。
出発は27日。荷物は手荷物のみで行く。
今まで多くの青年海外協力隊に行く市民とお会いしてきたが、今回はずいぶんと困難な任務のような気がする。
「ただでさえ結果がすぐには表れない更生保護という務め。 さらに外国の地での任務ということ、2年間で成果を観ようとはゆめゆめ思わず、ゆったりとした気持ちで
少しでも上向きになっていけばよい、と心得て過ごしてください、とお伝えした。
なお、志賀さんは東中野球部、北高野球部だとそのあと伺った。
当時の北高、100人以上部員がいたという。
また、お兄さんは、私が東中教員をやめた翌年に、1年生で野球部に入ったという。
そして、志賀さん自身は、吉川先生が顧問だったとか。
ひとしきり野球談議、東中談義をして、少し、胸をなでおろした。
そうか! 野球部ならば苦しいこともきっと乗り越えていける、体力も根性もあるだろう、と少し安心した。
帰国したら報告もしてくださいね。
そして、どうか、大きな気持ちとゆったりとした構えで任務にあたって、善き友を作り、元気に帰国してほしい。
心からそう祈って 志賀さんを見送った。