畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

今夜は「スズベル」でパーティー

2023-05-15 12:53:51 | 山菜

 スベルべが立ち上げに関係した「越後の台所スズキチ」が大発展。

3店舗目はとうとう長岡から新潟にまで出店し、その後も順調そうです。

 今日は夕方から新潟駅のJRホテル一階の「スズベル」でパーティーです。

駅構内に出店していた「旅バー」が、駅の改築に伴い退去を余儀なくされた。

 そのために二つの店舗が合併することになり、その記念パーティーです。

さて、魚沼のスベルべの手持ちはもちろん山菜料理。5時前から山へと向かう。

 

 先ずはスベルべ一人で竹藪に入り竹の子採り。竹は根曲竹です。

この根曲竹の竹の子採りは障害物競走。跨いだり、木の下を潜ったり時には這って。

 

 「木の芽」、アケビ蔓の新芽はスベルベママが先行。

竹の子採りを終えたスベルべも合流し、二人で採ったら結構早いものですよ。

 

 でもね、こんなどれを見ても同じように見える木の芽も、太さに違いが。

長年と言うか、この時期は毎日のように仕事の合間、仕事終わりに採るスベルべは早くて太いものだけ。

 

 いつもよりも遅い朝食を終えて、朝ドラを見たら一人でまた山へ。

いつもよりも広範囲に探すつもりで出かけた。途中で心配したスベルベママから着電。

 

 我ながらわが故郷の山は凄いと思う。こんな風に背負って帰宅です。

そう20キロほどは採ったのかな。最後は斜面を登る際に足がつるほどでした。

 さて、その後がまた大変。スベルベママがマスターに聞くと出席者は50人ほどだという。

そのために、採り立ての山菜を茹でたり、焼いたり、炒めたりの大忙し。

 スズキチグループはホームページ的な社内システムを採用しています。

その中には「生産者コーナー」があり、ほぼ毎日朝の日課として投稿しています。

 そんなことからスベルべを一目見たい、会いたいという従業員も多いと言います。

「頭光(つむりのひかり)」だから、がっかりしないようにとは予めそれとなく通告はしていますがね。

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連載292「一致団結で恐ろしい先生に仕返し」

2023-05-15 04:26:43 | 暮らし

     一致団結で恐ろしい先生に仕返し

 昭和年代の中学生にとって、いや小学生ももちろんだが、先生は怖い存在だった。恐ろしいような教頭に習字を担当されて、その授業時間は緊張の一時間だった。だらしなく、ワイシャツの裾を後ろのベルトからはみ出させているようなスタイル。その、腹の出た姿とヘアスタイルから、ひそかに言い交したあだ名は「キューピー」。

 机の間を闊歩しながら、口笛は吹くは挙句にブッと平気で放屁されるのだからたまったものではない。しかも、それを笑うと「何がおかしい」と来る。

 私もこの先生にはやられてしまった。筆をとり手本を見て字を書く。その脇で立ち止まり、嫌な予感を感じると「字が間違っている」と指摘する。あせって書き直すと、また「間違っている」と言う。何回文字をなぞっても繰り返される言葉。皆が静かに注目している中で最後に言った言葉が「筆順が間違っている」。意地悪を言わないで最初から言ってくれたら良いのに、とにかく底意地の悪い先生だった。

 ある日の習字の時間だった。皆が緊張で教室には静寂な空気が流れる。ふと気が付くとワイシャツの後ろに黒々と墨が付いている。きっと誰かの筆に触れてしまったのだろう。すると、机の間を、例によって口笛など吹きながら回っているうちに、その墨の跡が増えるではないか。

 素知らぬ顔をして、意識してやった事には間違いない。この時ばかりは仲間の一致団結を心から嬉しく感じました。

さて、気になるのはその後の授業です。よほど機嫌悪く教室にくると恐れていたのだったが、案に相違してそのワイシャツに着いた墨の跡についての言及は無かった。思ったよりも太っ腹な先生だったのか、それともお人好しで、生徒たちの敵討ちだなんて思いもしなかったのか。結果は今でも不思議です。

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