別に自慢したり威張ったりする事でもないけれど、発芽率の向上はこの一手。
薄く土をかけ、防乾用のもみ殻を掛けた後に、板切れでギュッと転圧し、種と土の密着を図る事。
ニンジン種は「好光性」とも言われ、土を厚くかけてはなりません。
「中学生ではなくて好光性」ってのは、毎年この時期に発する、使いくたびれたスベルべのジョークです。
そして、もう一つの発芽性の向上策は水の散布。
雨が降らなかったら、朝夕と畑に通って散水を続けなければいけません。
発芽したらしめたもので、左の畝のように散水は時々で結構。
でもね、正直なところ発芽するまではドキドキして待たなければなりませんね。
もう、憑かれたように何種類ものニンジンを蒔きまくっていた時もありました。
品種を絞ってとは思うのですが、調理人の要望の強い、こんな人参もやはり蒔いちゃいました。
一日を掛けて夫婦で根気よく蒔き続けた種の空き袋。いや、もっと有ったみたいだなー。
紫、パープル人参と、ホワイトニンジンの種袋が見えない。
合計すると10袋近く、とんでもない金額をばらまいてしまいました。
でも、実はこれで予定の3分の2程度。まだまだ蒔き続けなければならないニンジンです。
でもねー、お店と、お店のお客さんがお待ちかねだと思うとついたくさん蒔いちゃうのですよ。
(終わり)
「本日1日から農天市場11年目のオープンをいたします。まだ並べる野菜は種類が少ないです。
よろしかったら、ご承知の上一年年齢を重ねたスベルべ夫婦の成熟度合いをチェックにどうぞ(笑)」。