畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「アバシゴーヤ」の種を採る

2016-08-16 04:17:01 | 野菜

 ゴーヤにもいろいろな種類があります。
長年ゴーヤを作り続けていますが、美味しいと思うのはこの「アバシゴーヤ」です。

 大きくて、肉厚。しかも苦みも適度でスベルべは薄切りを塩揉みして生でも食べます。
沖縄を旅して、食堂で注文した「ゴーヤチャンプルー」も材料は間違いなくこれでしたね。


 うれしいことに伝統野菜、沖縄の地方野菜であり、種子が自家採種できること。
皮がこんな風に黄ばんでくると、敗れて真っ赤な果肉に包まれた種が見えてきます。



 真っ赤な果肉を取り去ると大粒の種子が現れる。
このゴーヤはかなり大きめでしたが20個少しの数しか採れませんでした。



 続いてトマトの種子を採りましたが様子はグチャグチャなので写真は省略。
やはり、種子の周りに着いたゼリー状の果肉に当たる部分を根気よく洗い流します。



 参考までに二種類の種子を並べて大きさの比較です。
トマトの種類は野口種苗研究所ご推奨の「アロイトマト」です。

 このトマトは岐阜県のある方が数年もかけてタキイの「桃太郎」から作りだしたもの。
F1の桃太郎から取った種子を播き、美味しいもの美味しいものと繰り返し播き続け生み出したトマトです。



 いえね、スベルべとて真面目な育種家、育苗家ではありません。
美味しいもの、変わったものとあればF1とてこだわりなく種子を求めます。

 これは大玉のキャベツでタキイの「1号」と言う潔い名前のキャベツの苗。
スベルべママママが「昔大きくてうまい『モミジ』と言うキャベツがあった」と言います。

 年寄り孝行のスベルべトーちゃんは種屋さんを訪れていたタキイのセールスマンから聞き出しました。
その名前では今は販売していませんがきっとこれですよ紹介された「1号」なのです。



 この芽生えたばかりの可愛い芽なんてF1も良いところ。
紫色の白菜「紫奏子」ですよ。いや、白いから白菜ならばこれは「紫菜」かな(笑)。



 こちら、種蒔き培土を持ち上げるほど沢山の芽を出したのは「チコリ」です。
イタリア産の種子だけれども、意外なのはヨーロッパにF1が少ないことです。

 日本人は融通無碍と言うか、いい加減と言うか野菜にもあまりこだわりは無いようですね。
さて、8月も中旬。そろそろ秋野菜の種まきシーズンで、秋仕事が忙しくなってきています。
コメント (2)
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