結構,熱心に Debt Ceiling の交渉を追っかけているつもりであるが、8月2日の Doomsday を間近に控えて、何が何だかわからなくなって来ている。(当初は、関連法案の作成に2週間掛かるので、昨日くらいまでに妥協が成立していないと終わっているはずなのだが、そんな心配の声は今のところどこからも挙がっていない)
昨夜、連邦下院で、最終的には憲法改正が必要な "Cut, Cap and Blance" が、可決された。Debt Ceiling の上限を $2.5T(現在は、$14.3T)引き上げるが、以下が条件。(どんなカットを行うにしても、現状では借金を重ねる必要がある。$2.5T は、後1年半(つまりオバマの任期中)を賄える額)
Cut: 来年度予算で$111B の歳出削減
Cap: 10年以内に連邦予算を GDP の 18.5% 以内とする(現状のままだと、向こう5年の予想は 22-25%)
Balance: 国債発行をせず、単年の予算をバランスさせると憲法改正を行う事
憲法改正には、両院とも3分の2の賛成が必要な上に、州の承認も必要である。民主党は、反対しており、上院で審議されるかどうかさえ危ぶまれている。
民主党とオバマ大統領は、こんな切羽詰まっている時に、共和党は非現実的な事をしていると批判をしている。(確かに、民主党の言い分も一理ある)
現実的な動きとしては、上院の超党のグループ6人(Gang of Six)が歳出カットと増税を組み合わせた案を作成中だが、複雑すぎて、8月2日には、間に合いそうにない。
上院の共和党リーダーである Mitch McConnell は、取り敢えず、Doomsday を避ける為に、相当額の歳出カットとセットを条件に、議会の承認無しに大統領に段階的に $2.5T の上限枠を与える案を提案している。(議会の3分の2で、大統領の提案を否認出来る条件付き)
アメリカ政局は、もう何週間もこの話題ばかりであるが、この先も延々と続きそうだ。奇想天外なアイデアも飛び出てきそうである。
過去のエントリー
"Cry Baby President" (7-15-11)
"Debt Limit Summit!?" (7-7-11)
“I thought he was a kind of a dick yesterday” (7-1-11)
"Debt Ceiling の交渉、取り敢えず決裂" (6-25-11)
"Debt Ceiling" (5-11-11)
昨夜、連邦下院で、最終的には憲法改正が必要な "Cut, Cap and Blance" が、可決された。Debt Ceiling の上限を $2.5T(現在は、$14.3T)引き上げるが、以下が条件。(どんなカットを行うにしても、現状では借金を重ねる必要がある。$2.5T は、後1年半(つまりオバマの任期中)を賄える額)
Cut: 来年度予算で$111B の歳出削減
Cap: 10年以内に連邦予算を GDP の 18.5% 以内とする(現状のままだと、向こう5年の予想は 22-25%)
Balance: 国債発行をせず、単年の予算をバランスさせると憲法改正を行う事
憲法改正には、両院とも3分の2の賛成が必要な上に、州の承認も必要である。民主党は、反対しており、上院で審議されるかどうかさえ危ぶまれている。
民主党とオバマ大統領は、こんな切羽詰まっている時に、共和党は非現実的な事をしていると批判をしている。(確かに、民主党の言い分も一理ある)
現実的な動きとしては、上院の超党のグループ6人(Gang of Six)が歳出カットと増税を組み合わせた案を作成中だが、複雑すぎて、8月2日には、間に合いそうにない。
上院の共和党リーダーである Mitch McConnell は、取り敢えず、Doomsday を避ける為に、相当額の歳出カットとセットを条件に、議会の承認無しに大統領に段階的に $2.5T の上限枠を与える案を提案している。(議会の3分の2で、大統領の提案を否認出来る条件付き)
アメリカ政局は、もう何週間もこの話題ばかりであるが、この先も延々と続きそうだ。奇想天外なアイデアも飛び出てきそうである。
過去のエントリー
"Cry Baby President" (7-15-11)
"Debt Limit Summit!?" (7-7-11)
“I thought he was a kind of a dick yesterday” (7-1-11)
"Debt Ceiling の交渉、取り敢えず決裂" (6-25-11)
"Debt Ceiling" (5-11-11)