ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

夏の風景

2021年07月29日 | 日記

 7月23日スポーツの日。スカッした夏の日。予定通り、小金井公園で200m ×10本のインターバル走を楽しんだ。公園内の木々は深い夏の緑。独特の夏らしい匂い。昔、山登りをしていた頃にあった感覚を思い出す。

 暫くすると、早実高校陸上部員20名ほどが現れる。この暑さの中、長距離走の練習に入る。さすがに、へとへとになる者もいる。

 所定のメニュウを終え公園をあとにする。帰宅途中、小金井北高校のグランドでは生徒たちが、サッカーをしていた。ユニフォームを着て試合をしているように見える。

 若い人のスポーツをする風景、一つの夏の風景だな。

 今、東京オリンピックが行われている。前回、57年前の東京大会は10月の秋の大会であった。個人的には、競技会場が、屋外、屋内、昼夜であろうが真夏の高温多湿の東京、日本のであることは大変キビシイ、と思っていた。だが、トップアスリートの活躍を観ていると、この猛暑が、スポーツの面白さ、厳しさ、を増幅するスパイスとも感じてしまう。

 さて、いよいよ、メイン競技の陸上が始まる。素晴らしい、夏の風景が見られるだろう。

   2021年7月28日  岩下賢治

 

                  

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暑中見舞い

2021年07月27日 | 日記

暑さを凌ぐには小声で

 連日の暑さ、まさに炎暑。
 古来より、暑さを凌ぐ方法が地方によっていろいろ工夫されてきた。例えば、打ち水とか、行水とか。私の故郷では昼寝というのがあった。風通しの良い木陰でムシロを敷き、昼寝をするのである。今では想像しにくい。セミの泣き声にハーモニーして静かにしているのである。
 でも、いつの頃からか、夏の快活さがもてはやされるようになった。若者たちの露出、薄着が夏の風物となるのである。
 しかし、歳をとってくると昔が忍ばれる。
 例えばである。
   静けさや岩に滲み入るセミの声
 芭蕉は最上川、立石寺の辺りでじっと暑さを凌いだのだろう。歳とって納得できる句である。
 コロナの感染源は飛沫である。大声ではしゃぐ時、最も飛沫が飛ぶ。若者の感染者が多いのは、夏こそ青春とばかりはしゃぎ、飛沫を飛ばすからだ。ウイルスはマスクをなんなく通過する。マスクをつけることより、静かにして暑さを凌ぐことが最強のウイルス対策である。
 ならば、オリンピックが終わる頃には、感染も治るだろうなどと思う今日。【彬】

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熱暑と湿度

2021年07月21日 | 日記

                         ミズヒキソウ

 このところ熱暑が続いている。都内は連日、34〜36度を記録。昼日中に用足しに出かけると、もわーとして、息苦しく感ずるほどである。マスクのせいもあるか。オリンピックの屋外競技にどんな影響が出るのかと、気になる。
 ところがである。陽が陰り、夕刻時になると涼風が吹いてくる。ビルの隙間から吹いてくるこの風、大袈裟に言えば、まるで高原にいるような感じである。海辺のねっとりした浜風とは違う。
 気象庁の発表データを調べてみる。
 問題は湿度である。東京の平均湿度は7月15日から20日まで、80、77、74、76、75、72となっている。ところが最小湿度は、60、53、48、59、53、51だ。この最小湿度の時間帯というのは、多分、陽が沈んだ夕方あたりではないか。その湿度50%というのが、高原のような快適環境をもたらしているのではないかな、と思う。
 この気象はどこからやってくるのか。テレビの予報などでは熱中症の注意報、それに台風とかばかりで、湿度が低いことに全く触れていないので、想像するしかない。
 私は海外のことには無知で、皆が夏ハワイに好んで出かけていくが、それはなぜなのかとずっと疑問をもっている。保養地としてのハワイには、気温と湿度の理想型があるのではないのか、と思って、人達に尋ねるのだが、なぜか納得した見解を聞いたことがない。ハワイの緯度は北緯19度、沖縄よりもっと南であるが、夏、沖縄に好んでいく人はいまい。
 私は密かに海流のせいなのではないか、とも思っているのだが、今年は、太平洋高気圧が少しばかり北に移動しているので、それがハワイと同じように、現在の涼風を運んでくるのか、と思ったりしている。どうなんだか?
 3日前、都内でヒグラシの鳴き声を聞いた。ヒグラシは私の体験だと晩夏の夕方に鳴くと思っているのだが、ミンミンゼミやアブラゼミと同じように盛夏の昼中に聞いた。湿度が関係していると思う。世情に言う、温暖化などではない、海流の変化が影響しているような気がするのである。【彬】

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福島はなぜ無観客なのか

2021年07月16日 | 日記

              キバナコスモス

 福島県は今回のオリンピックで、野球とソフトボールの地元開催権を持っていた。その福島県は、内堀知事がそれぞれの競技を無観客と決めた。
 今回のオリンピックは復興オリンピックと銘打っている。巨大な津波により原発事故に見舞われた福島の復興を念頭に置いたもので、福島県は大会実行を推進する5者(IOC,東京都,日本政府,組織委員会,オリンピック担当相)に匹敵する立場にあると言って良い。
 その福島県が主体性を忘れたかのような、無観客試合の決定である。
 報道によれば、「宮城県が有観客開催の方針を維持していることについては「大会組織委員会には開催地の対応が一体となるよう求め続けてきた」と強調。関係する他道県の知事とも同じ考えを共有しているとしつつ、「結果的に異なる形になってしまった」と残念がった。」とされている。
 思うに、福島県こそ率先し、盛大に競技を行うべきではないのか。それこそが復興ではないのか。もしコロナの感染拡大が心配なら、その対策を十分にし、さらに心配があるのなら、それこそ国に援助を要請し、万全を期すと言うのが、本筋ではないのか。
 福島県は何を恐れているのだろうか。
 同県が未だ原発処理水すら処分できなでいるのも、同じような根があるのではないか。明治維新に際し、会津が味わった苦悩を今でも引きずっているのかもしれない。【彬】

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クラシックカーのミニチュアカー

2021年07月11日 | 日記

 小金井公園に行く途中、住宅街の或るお宅の車庫に、古い車、スバル360が保管されていた。以前、持ち主の方に声をかけた。「すばらしいですね。今でも走っているんですか?」 答えて曰く「ええ走ってますよ。」 僕は「相当価値のあるものですね。大切にされているのですね。」というような会話があった。・・・その後新しい車に置き換わっていたが。また、近くの事務所前に、1960年くらいのベンツのクーペを置いている。先日、ある駐車場に1949年型の米車プリムスが止めてあったのには驚いた。皆さん趣味人だな・・・僕は古い車が好きなのでいつまでも元気な姿を見られるのはうれしい。クルマそのものにはあまり詳しくはないが、その、形、スタイル、そしてそれらが活躍した時代背景などに惹かれる。

 さて、現在の車の世界。性能が向上し、排ガスが少なく、安全性も高い。当然のことながら、車の形、スタイルは、どのメーカーも、ほとんど同じになっていく。昔の車は外見から一目でどのクルマが分かった。形、スタイルに個性があった。

 今の街は、静かで、空気もきれいだ。車の性能向上に負うところ大だろう。安心、安全、で清潔な街では車は静かに風景に溶け込んでいるほうがいいのだろう。

 ずいぶん前、クラシックカーのミニチュアカーを集めていた。古いものは、1910年のT型フォードから、1960年代の日野コンテッサくらいまでかな。また、古い時代を扱ったドラマ、映画を観る時は、車も観る。それぞれの車から、その時代の背景を感じることが出来る。

 ミニチュアカーを通じたクラシックカーの世界は、想像とロマンの世界がある。・・・単なる懐古趣味? このコロナ禍、巣ごもりでオタク族にならないよう要注意。

 絵はよく観る、NHKBSの「名探偵ポワロ」から、時代は1936年くらい。

  2021年7月11日  岩下賢治

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