優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

マスク会食

2021-12-13 16:36:10 | 日記
賢治童話を読む会の人たちで会食をした。
コロナの流行が始まってから会の集まりも何度か中止したりしていたが、この一か月くらい感染者も出ていないのでランチで忘年会をすることにしたのだ。高齢者が多い会なので参加者は5人だけだったが、そのくらいの人数だとかえって話が見えるので、今までお互いのプライベートな話をすることも無かったのに今回はじめて出身地や出身校の話も聞けた。聞けば同じ中学校や高校の同窓生だったと言う人やまた、同じ先生に教わっていたりして話が盛り上がった。

私はちょうど2日前、地域のミュージカルが新聞で紹介されており、その会を立ち上げた人としてI先生の名前が出ていたので懐かしく記事を読んだ。I先生は私が中学校の時の国語の先生で、たぶん大学を卒業して間もなかったと思う。生徒の話を真剣に聞いてくれて、大人なのにちゃんと謝ってくれるんだと驚いたのを覚えている。屁理屈を付けたい年頃の中学生だ。答案が返された日私は廊下でI先生をつかまえて、テストの問題の意味が分かりにくい。回答がAでもBでもどちらの解釈できるんじゃないか、というような意味のことを言った。すると次の日I先生は、確かにそうだ、自分の問題の出し方が良くなかったと言った。正直言ってびっくりした。たぶん私はテストの点があまり良くなかったので単に文句が言いたかっただけだ。それなのにI先生は教室でみんなの前で頭を下げて謝ってくれた。なんだか先生に申し訳ないような気がした。そしてI先生はクラブ活動で今まで無かった演劇部を作った。なので地域のミュージカルをやっていると聞いてすぐに分かった。その関連で現在のI先生を知る人に尋ねると、退職されてからは脚本を書いて演出をして精力的に活動しているとのことだった。私は若いころのI先生しか知らないけれどNさんが知ってるのは70代の先生なわけだ。

また、アナウンサーとして活躍していた賢治の会のAさんが、実はそれ以前に数か月小学校の先生をやっていたことがあるという。しかもそれがN小学校で、後に芸能界に入って地元では有名になった子がいるクラスだと言うではないか。そのクラスと言うのは何を隠そう夫の弟がいたクラスだ。あれまぁ、お世話になりましたと義弟に代わり私がお礼を述べる。
それやこれやでお店の人から、すみません、ランチの時間終わりですと声がかかるまで話は尽きなかった。


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