気がつけばふるさと離れて34年

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谷川俊太郎+ユルク・ハルター 連詩 『話す水』

2021-03-28 17:32:00 | 読書
随分長い間ご無沙汰していたのですが、
このところまた「ほぼ日刊イトイ新聞」を閲覧しています。
先週まで掲載されていた谷川俊太郎さんと糸井重里さんの対談「詩人の気持ち」がとても良かったです。

谷川俊太郎さんには以前ケルンでスイスの詩人ユルク・ハルターさんとの連詩『話す水』の朗読会が
開かれた際、お会いして詩集にサインを頂きました。




この連詩は二人の詩人がそれぞれの母国語(日本語とドイツ語)で詩作し、
それを翻訳(独→日、日→独)した詩を読んで、さらに詩を作る、いわば「連歌」の国際版です。
谷川さんの詩はスイスの日本学者クロプフェッンシュタインさんが日本語に訳し、
ハルターさんの詩は独文学者の新本史斉さんが訳を担当しています。
新本さんは私の母校の教授だということを先日知りました。
私が在学中はもちろんいらっしゃいませんでしたが。

今回偶然に驚いたのは地元紙に月に一度掲載される詩が今月はユルク・ハルター さんだったことです。



タイトルは「共通の言語」です。
心が通じない時にどんな言葉を使えば分かりえるか、というような内容ですが、
私は新本先生のように上手く訳せないので訳はカットです。

連詩を読むと、二人の詩人には共通の言語があったことがわかります。
タイトルの『話す水』のように交互に掲載される詩は水のように淀むことなく流れているからです。

「詩人の気持ち」の中で特に印象深かった言葉は「言葉のインフレ」でした。
モノが溢れる現代社会では確かに言葉もインフレ状態にあると感じます。



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時事ひとりごと − 49(メルケル首相の謝罪)

2021-03-25 16:27:00 | 時事ひとりごと
メルケル首相の謝罪については日本でも報道されているようです。
ドイツの今日の朝刊でも一面トップに扱われていました。



謝罪の経緯を簡単に記します。
感染者急増の対策を各連邦州の週大臣と協議した結果、現在のロックダウンは延長されること、
そして4月1日から5日までのイースター休暇中の接触を出来るだけ制限するため、
本来はワーキングデーの4月1日(木)と3日(土)を追加休日とすること、
3日は食料品を扱う小売店のみ営業が許可されることなどの措置が3月22日に発表されました。

けれども特に4月1日の追加休日に関しては物流調整が難しいなどの批判が続出しました。
ジャストインタイム方式などで倉庫にあまり貯蔵しない現代の流通システムでは一週間前に
追加休日を設定するのはやはり無理がありました。
それで追加休日の決定を撤回するとした首相の記者会見が行われ、その席で
メルケル首相は「今回の誤った政策決定の責任は私にあります。混乱を招き申し訳ありませんでした」と
潔く国民に謝罪したのです。
記者会見後に行われた連邦議会の質疑応答では野党からの鋭い批判にも真摯に対応していました。
一緒にテレビ中継を視聴していた夫もメルケル首相の沈着冷静な態度に感心していました。
野党議員の無責任な質問に夫は「自分だったらすぐカッと怒ってしまうだろう」と言っていました。




感染者は急増していて、ワクチン接種も計画通り進んではいなく、
国民の不満が高まっていることは確かです。
でも80歳以上のコロナ重症者数があきらかに減少しているのは、80歳以上の高齢者へのワクチン接種の
効果によるもので、政府の感染症対策は少しずつですが効果が出てきていると思います。
ただ変異株がこれ程急速に蔓延するとは予想していなかったのではないでしょうか。

コロナパンデミックのような未曾有の事態に対して、政策の過ちは仕方のないことでしょう。
過ちを認め、即是正し、謝罪したメルケル首相はやはり立派だと思います。



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今年の野鳥

2021-03-21 18:07:00 | 日記
ドイツ自然保護連盟NABU(会員数72万人)は1971年以来、その年を代表する野鳥を発表しています。
これまでは専門家委員会が野鳥を選出してきましたが、今年は初めてオンライン投票が行われ、
46万人が参加したそうです。

第一次投票で野鳥297種が10種(コマドリ、アオゲラ、カワセミ、ツバメ、ヒバリなど)に絞られました。






そして3月19日の第二次投票で今年2021年の野鳥には「コマドリ」が選ばれました。
ドイツ語でコマドリはRotkehlchen (赤いノドの小鳥)と呼ばれています。
先日の森の散歩で今年の野鳥を撮影できてラッキーでした。



もう一羽、これはスズメかな?










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春の装い

2021-03-17 15:00:00 | 日記
東京の開花発表と同時に先日デュッセルドルフのお花屋さんで購入してきた我が家の桜も咲き始めました。




パン屋さんがある通りの向かい側の桜も開花し始めました。
「花曇り」であまりはっきりと見えないかも知れませんが。




連翹も咲いて少しづつ春の雰囲気です。




お隣さんの生垣も剪定が済んでスッキリした佇まいです。



スーパーにはイースター用のチョコレートラビットが勢ぞろいしています。














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久しぶりの外出

2021-03-13 13:43:00 | 日記
ロックダウンが一部解除され、3月1日から美容院が再開されました。
久しぶりに(4ヶ月ぶり!)デュッセルドルフに行って、
鬱陶しかったボサボサ髪をカットしてもらいました。
公道はマスク着用が義務付けられています。



ショッピングモールで開いているのはドラッグストアだけです。






3月8日からはお花屋さんと園芸センターもオープンされました。
お花屋さんで桜の枝を購入してきました。
お花屋さんの猫はニューフェイスです。





桜は蕾が膨らみ間もなく開花しそうで楽しみです。




我が家のニューフェイスはイースター用のチョコレートラビットです。











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