気がつけばふるさと離れて34年

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ラクレット

2016-11-29 18:10:07 | グルメ
チーズ料理というと「チーズフォンデュ」が有名ですが、寒い時期、我が家の食卓に登場するのは「ラクレット」です。

ラクレットは本来、大きなラクレット・チーズを半分に切って上部を熱して溶けたところを皿に削ってポテトと一緒に食べます。
「ラクレット」というのもフランス語で削るという意味があるらしいです。



我が家では「ラクレット器」を使います。
このラクレット器は結婚祝いに頂いたものなのでもう35年になります。
ちなみに昨日は結婚記念日でした(╹◡╹)。
スーパーでスライスしてもらったラクレット・チーズを小さいプレートに乗せて熱して、溶けてきたところを皿に乗せてポテトと一緒にに食べるだけなのですが、一般のメルトチーズでは味わえない美味しさがあります。




チーズだけではなく、ハムやマッシュルームを乗せても美味しいです。



日本の鍋物と同じで、これは一人で食べるものではありません。
最低でも二人(我が家では夫と私)、あるいは数人でガヤガヤと味わってこそ美味しさが増します。

昔、青年海外協力隊でエチオピアに行った友人がいました。
彼女に宛てて、私たち友人がガヤガヤ言いながら「すき焼き」を食べていた音を収録したカセット・テープをエチオピアに送ったことがあります。これがエチオピアの税関で引っかかってしまい、彼女が税関で聴取したところ「ヨーコ、肉ばかり食べないで」とか、「ミッキーこそさっきからお野菜全然食べていないじゃない」とか私たちの醜い「すき焼き争い」の様子が収録されているテープだったので、「あんなテープ」はもう送らないでと彼女から叱られたことなどを思い出します。
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三浦しをん著「風が強く吹いている」&箱根駅伝

2016-11-27 17:20:23 | 読書
ここ数か月、大学駅伝に注目しています。

きっかけは「ミスターラグビー」と呼ばれた平尾誠二さんのご逝去でした。

平尾さんのことはそれまで知らなかったのですが、とても素敵なラガーマンで多くのファンがいらっしゃたことなどをネットで知りました。
ネットで色々検索するうちに平尾さんが伏見工業高校のご出身で、この高校のラグビー部の監督、山口良治氏のことを扱った「プロジェクトX」も
視聴し、感動しました。

この「プロジェクトX」で今度は西脇工業高校の駅伝チームを取り扱った放送も視聴し、そこから大学駅伝にも興味を抱いたという次第です。

「箱根駅伝」は1987年にテレビ中継での放送が開始されたことにより、人気が急上昇したのだそうですが、
その頃、私は既にドイツに居たので1月2日と3日の熱狂はこれまでしりませんでした。

今年3連覇を狙う青山学院大学のドキュメンタリーも動画で視聴しました。

大学の陸上競技部というと非常に厳格な雰囲気で上級生と下級生の間の区別も厳しく分けられていると思っていたのですが、
青学の部員は朗らかで明るいのに驚いてしまいました。
もちろん「勝つこと」を目指して厳しいトレーニングを積んでいるのでしょうが、あの「必勝!」という悲壮さがないのです。

だから以前、三浦しをん著「風が強く吹いている」を読んだ時も「こんな軽い雰囲気で箱根駅伝に参加して、翌年のシード権を獲得するなんてまさに夢物語」と少し距離をおいていたような気がします。
今回、再読したら以前とは違って「スポーツに全身で取り組む若者は素晴らしい」と感動しました。




この本に登場する大学は寛政大学という名前で多分、著者の三浦さんの出身校、早稲田大学のことだといわれています。

でも本を執筆する前の準備段階で取材対象となったのは大東文化大学と法政大学の陸上競技部でした。

理由として三浦さんは、
「箱根駅伝には出場するけれども毎回優勝するようなレベルではなく、徹底管理型ではない指導者がいて、若者をどう伸ばしていくかに腐心しているアッとホームな小さな陸上部。そんなイメージを関東学生陸上競技連盟に問い合わせたところ、推薦されたのがこの二校だった」
と述べています。

青学の原監督はまさにそんなタイプですね。

来年の1月2日と3日の箱根駅伝が楽しみです。
いつか観戦しに日本へ一時帰国したいなぁ



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父からの手紙

2016-11-23 16:47:20 | 日記
先日、7月末に急逝した友人が眠る森へ友人と訪れました。



彼女が眠る樹には数日前に訪れた方が置かれた白い花束が置かれていました。

私たちは声楽家だった彼女の華やかなイメージの淡いピンクの薔薇の花輪をお供えしました。

一緒に行った友人は紙パックのリサイクルで作成した「花」の文字を切りぬいた燈籠をお供えしました。

手前にある木の十字架はお孫さんのアーロン君が作成しました。

大好きだったおばあ様を頑張って見守っているようで微笑ましかったです。

このところ親しかった方々のお別れが続き、寂しい気持ちになっています。

来月上旬にはまたご葬儀に出席しなくてはなりません。

父も12月3日の寒い時に亡くなりました。

父は筆まめな人だったのでよく手紙をもらいましたが、一番記憶に残っているのは40年以上前、アメリカに留学していた頃に届いた手紙です。

普通だったら「ホストファミリーの方々と仲良くして」とか「体に留意して」とか書くと思うのですが、

留学前に末の弟が近所の農家の友人からもらってきたニワトリのことが記されていました。

弟と私でココという名前を付けたのですが、何故か家族全員ココはメンドリでいつか卵を産んでくれると思っていました。

私は「ココの卵を食べられないのは残念だ」とアメリカ出発前に話していました。

父の手紙はそのことに言及したもので

「ココは立派な雄鶏になり、毎朝大声で私たちを起こしています」などと書かれていました。

月並みな励ましの言葉よりもこの文章が記憶に残っているのは、少しホームシックになりかけたときの「故郷からの文」としてとても嬉しかったからなのだと思います。

私が国際結婚をして母との間に軋轢が生じた時も父から

「お前が生まれた家だから遠慮せずにいつでも帰ってきなさい」との手紙をもらった時も嬉しかったです。

父が亡くなってからもう17年になるので父の文を読むことができなくなってかなりの時が過ぎました。

その気持ちを表して先日の句会で提出したのが以下の句です。

父の文途絶えて久し寒暮かな

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ドイツの次期ファーストレディ

2016-11-20 14:35:52 | 日記
先週、ドイツのガウク大統領が日本を訪問していました。

ガウク大統領の任期は来年3月までです。

後任には多分、現外務大臣のシュタインマイヤー氏が選出されるでしょう。

ドイツの連邦大統領はドイツの憲法にあたる「基本法」によると一応、連邦会議の選挙によって選出されることになっているのですが、先週、連立与党がシュタインマイヤー氏を後任候補として擁立したので、選挙は形式だけ行われることになるでしょう。

それで先日、地元紙に次期ファーストレディとなるシュタイマインヤー夫人の記事が掲載されていました。


シュタインマイヤー夫人は現在ベルリンの行政裁判所に勤務する バリバリの現役判事です。
ですからこれまでは外務大臣の夫に同行することはありませんでしたが、来年からは大統領夫人としてどうされるのか、今後の彼女の動向が注目されています。

お互いとても忙しい日々を送っているのであまり一緒に過ごす時間はなかなか持てないようですが、
二人は強い絆で結ばれています。

何しろ2010年に腎臓疾患を患った彼女に対してご主人の腎臓が移植されたのですから。

このような美談もある才媛のドイツの次期ファーストレディに対して、
アメリカの次期ファーストレディは何だかなぁ、と思ってしまいます。
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クヌーデル

2016-11-13 12:21:40 | グルメ
ドイツはジャガイモの国です。

色々なジャガイモ料理がありますが「クヌーデル」もそのひとつでしょう。

お肉料理の付け合わせの「イモ団子」です。

クックパッドにもレシピが載っていますが、ドイツでは私も含めインスタントを利用する人が多いようで、先日の新聞にはどこの「インスタント・イモ団子」が美味しいかの記事が掲載されていました。




我が家ではいつも以下のメーカーの品を使っています。
単に近所のスーパーに置いてあるからというのが理由です。
我が家はグルメからは程遠いですからね(^o^)。


事前に調理済みのクヌーデルをフリーズドライしたものが紙袋に入っていて15分程、弱火でボイルすると出来上がりです。
ローストポークに付け合わせました。
これからの季節は鵞鳥の丸焼きと赤キャベツの付け合わせとしても最適なのですが、
このところ北ドイツでは「鳥インフルエンザ」が蔓延しているようだから鵞鳥や鴨肉料理は一時控えた方が良いかもしれません。


そろそろクリスマスクッキーの時期です。
星型シナモンクッキーを購入したのですが、写真を撮る前に夫が食べてしまい4個しか残っていません。

コメント (2)
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