気がつけばふるさと離れて34年

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「詩が悲しみに寄り添えるなら」

2021-08-30 14:54:00 | 読書
これは本のタイトルではなく「暮しの手帖」に掲載された若松英輔さんのエッセイです。
今年読んだ中でのマイ・ベスト・エッセイです。
ページをコピーして時折読み返しています。 




8ページにわたって詩についての若松さんの考察と関連する以下の引用が記載されています。
− 茨木のり子の最後の詩集『歳月』から「夢」
− 白川静の『初期万葉論』
− 小林秀雄の『考えるヒント』から「言葉」、『モオツァルト・無常という事』
− 『新約聖書』から「ヨハネによる福音書」(四章13-14節)
− 『旧約聖書』から「詩編」(12編6節)
− 中原中也の詩集『山羊の歌』から「帰郷」
最後に引用されているのは
− 塔和子の詩集『希望よ あなたに』から「かずならぬ日に」

これらの引用のリストを見るだけでも若松さんの計り知れない知識量と
このエッセイの質の高さがお分かりいただけるでしょう。

最後は次の文章で締めくくられています。
「忘れる、それは悲しみが愛しみへと新生する道行きで経験される出来事にほかならない」

余談ですが、先日学友が紹介してくれた母校の企画イベントで
ロシア、フランスの詩歌についての講義をYouTubeで視聴しました。
(イタリアの詩は時間の関係で聴けませんでした)
昔は詩歌にほとんど興味がありませんでしたが、このところ詩歌に触れる機会が多くなっています。






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『樹木たちの知られざる生活』

2021-08-27 15:55:00 | 読書
昨年購入し、時折気が向いた時に目を通す森の樹木についての本があります。



ドイツではすでに70万部以上販売されたベストセラーで、日本でも邦訳が出ています。
愛読しているゆりさんのブログで紹介されていて初めて知りました。

邦題は『樹木たちの知られざる生活』です。



作者はペーター・ヴォールレーベンという森林管理官です。
ちなみに苗字のドイツ語のヴォールレーベン(Wohlleben)は「快適な暮らし」という意味です。
本を読むと、こんなにも樹木のことが理解できたら暮らしもさぞかし快適で楽しくなるのだろうと思います。

先日はこの本のドキュメンタリーが放送され視聴しました。



ペーター・ヴォールレーベンさんが、主催している森林アカデミーの参加者と共に森を訪れて色々解説します。

近年、森の疲弊が良く話題になりますが、森林管理官のペーターさんによると、
「森は自然のままにしておくのが一番強靭に保てる」のだそうです。
我が家の側の森でも自然林には特に「Naturwald」という標識が立っています。



ここの森もいつかペーターさんのような森林管理官の解説付きで散策してみたいものです。







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感染拡大中のゴルフ

2021-08-23 15:24:00 | 日記
ドイツもコロナ感染が急速に拡大中で第4波到来と言われています。
ゴルフ場はまだ閉鎖されていませんが、
会員しかプレー出来ず、知り合いに会っても立ち話などせずに、
プレー終了後は速やかに帰宅するよう勧められています。
今日もプレーには集中せずもっぱら「生き物」観察をしましたが、
ゴルフ場にいたという証拠(?)にグリーンの写真もアップします。




ピンボケですが野ウサギの大きな耳がわかるでしょうか?



エジプト雁の親に威嚇されましたがめげずにかなり近くで撮影しました。



足を怪我したクイナ(?)はファミリーから離れて寂しそうでした。




新しくクラブハウスのミニチュア「巣箱」が立っていましたが、
ゴルフボールが当たることもあるでしょうから落ち着いて巣作りなどできないのではないでしょうか。
まだ鳥は入っていないようでしたが。












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友人宅でお茶

2021-08-20 17:31:00 | 日記
久し振りに友人のお宅のお茶に呼ばれました。



以前、ご主人のお仕事の関係で北京に滞在していたことがあり、
その時に知り合ったという高名な中国人書家の書です。

「お茶だけよ」と言ってらしたのに、「ちらし寿司」もご用意して下さっていました。



食後はご主人様お手製のセイヨウスグリのケーキです。


(写真はネットから拝借しました)




お土産にはやはりご主人様創作の「リモンチェッロのティラミス」を頂きました。



我が家には以前イタリアで購入したリモンチェッロもあるので、
とても美味しかった「リモンチェッロティラミス」も作ってはみたいけれど→いつになるかしらね(^○^)。










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アピールチャンス

2021-08-18 15:11:00 | 日記
5月下旬に種まきをしたミニひまわりが2ヶ月以上経ってようやく開花しました。
最も早く蕾が膨らんだひと株は鉢植えして日中はテラスへ夜間は屋内へとまるで「箱入り娘」のように育てました。



開花したのが岩手産なのかドイツ産なのか未だにわかりません。
6月5日付け拙ブログ「どっちかなぁ?」にその辺りの経緯を記しています。
(gooブログのお仲間入りしてからもう7年にもなるというのに未だに過去ブログの貼り付けができません😢)

前置きが長くなりました。
今日はgooブログの「アピールチャンス」について記したいと思います。
いつから「アピールチャンス」というサービスがあるのかわかりませんが、
時折利用するようになったのはここ2年ほどでしょうか。
自分のブログサイトを閲覧すると時折青地に白文字で「アピールチャンスが来ています」と表示されます。
ここをクリックすると公開画面のトップに自分のブログタイトルが表示されます。
時折このサービスを利用するのは読者数を増やしたいというより、
新規に拙ブログを覗いて下さっているブロガーさんのところにお邪魔するのが楽しみだからです。
素敵なブロガーさんを見つけると「アーラッ、今までどこに隠れていらしたの?」と嬉しくなります。

ただ拙ブログを閲覧してくださる方が増えるということは、
その中には必ずしも私と意見が同じではない方もいるということは心に留めておくべきでしょう。
私と異なる意見の方はそのまま通り過ぎて下されば良いのですが、
中にはそれをコメントで指摘されることもあります
これまで2度ほどそのようなコメントが寄せられました。
2度とも日本の政治家について少し批判的に記述した拙記事に関してでした。
多分、海外生活が長く日本の事情に疎い私へ日本の現状をご指摘されたかったのでしょう。
私自身、日本で報道されるドイツの事柄に首を傾げることがありますからね。

最後になりましたが、gooブログの多くの利用者の種々の要望に答えるよう尽力されている
スタッフの方々に感謝しています。


コメント (2)
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