気がつけばふるさと離れて34年

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ワインの買い出し ②

2020-04-30 16:46:00 | 日記
またワインの買い出しに行ってきました。
このところ乾燥したお天気が続いていて、喉が渇くので、お昼に白ワインを結構飲んでしまいます。
もしかすると知らずに酒量が増えているのかもしれません。
「コロナ・アル中」にならないよう気をつけないと。

今週から公共交通機関とショップ内でのマスク着用が義務付けられました。
ワインショップでマスクを外さななくてもすむように、今回はワインの試飲はせずに以前購入したワインを買い求めました。
赤と白、そしてロゼを各1カートンずつです。
ロゼは南イタリアのプーリア州産です。
口当たりが良く美味しいので2カートン購入してもよかったかな。



ワイン購入後は近くの森で森林浴です。
森に行く途中の草原には、この日も「クルクル角の羊(山羊?)」が草を食んでいました。




それにしても長い角ね。


背中が痒いのか小屋の角で体を擦っていました。



森は鬱蒼として薄暗い位でした。









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命は大事、でも。

2020-04-28 21:10:19 | 日記
一昨日の日曜日、ベルリンの新聞「Tagesspiegel」に掲載されたショイブレ連邦議会議長のインタビュー記事が波紋を呼んでいます。


ショイブレ議長は「命を最優先するあまり、他のことをないがしろにしているようなコロナウィルス感染拡大予防措置」を疑問視しています。
ドイツの憲法において、絶対に守るべきものとして謳われているのは、「命を守る」ことではなく、「人間の尊厳」だからです。

これはドイツ憲法制定の背景と関係があります。
ドイツの憲法であるボン基本法はナチス時代に人権が無視されたことにかんがみ、人権を最も重視することが、第一章で規定されています。
それから基本法は「国家権力は国民から発する」という国民主権主義を規定し、国家は国民の権利を制限しないことを明確にしています。

ドイツで現在施行されている感染拡大阻止のための種々の措置は、「人間の尊厳」が必ずしも尊重されてはいないことにショイブレ議長は危惧しています。

この発言に対しては多くが賛同しています。

神学者のひとりは、生命が保障されることも人権のひとつではあるが、同時に「尊厳ある死」という権利も人には与えられていると述べています。

最近耳にするのは「コロナ死か孤独死か」という問いです。

院内感染が増えている介護ホームへの家族の訪問は禁じられています。
介護ホームの庭で社会的距離を保って会う、とか窓ガラス越での面会を許可する所もありますが、
以前と比べると入居者は寂しい思いをしていることは事実です。

先日介護ホームで100歳と90歳の入居者がそれぞれCovid-19の肺炎のため亡くなられたというニュースがありましたが、
ご家族に見守られることもなく、おひとりで息を引き取られたかと思うと胸が痛みます。

先ほどのショイブレ議長は「自分は高齢であり、リスクグループに属しているが、感染して死を迎えることに不安はない」と述べています。
それは「もうすでに人生の終焉期であり、自然な死を迎える時期が迫っていることを知っているからだ」と答えています。

新型コロナウィルス感染拡大予防措置に関しては正解はありません。
けれどもショイブレ議長が述べるように、感染予防にだけ目が向けられ、「人間の尊厳」ということがおろそかになってはいけないと思います。
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時計を見ない暮らし

2020-04-26 15:33:00 | 日記
新緑の美しい季節になりました。


道端にひっそりと咲く野の花も健気で好きです。



このところ毎日規則的な暮らしをしています。
夫の退職後、朝食は夫か私のどちらかお腹が空いた方が準備することにしたのですが、
そうすると「毎日が飢餓児童」のような夫はお腹が空いて目が覚めるという人なので、
毎朝、だいたい7時半から8時の間に夫が準備して朝食をとります。

その後、掃除洗濯して、昼食の下準備をすませるといつも11時半頃になります。

それから森の散歩に出かけ、一時間ほど森林浴をしてから昼食です。

昼食後は本の整理や読書、時にはブログをアップして、4時ごろにおやつの果物(たいていリンゴ、バナナ、みかんなど)を取ります。

その後少しお腹が空いたかなと感じ、夕食準備のためにキッチンに出向くのが午後5時半から6時の間です。

これまでは時計を見て、「そろそろ夕食の準備」を始めていたのですが、
空腹を感じて食事の準備というのはとても新鮮な感覚でした。
そういえば「お腹が空いて食事」ということを随分経験していなかったような気がします。
「空腹感」というのはそれ程悪くない感覚です→いかに「飽食」の時代を生きてきたのかということを痛感します。

時計を見るのは散歩の時間と万歩計の歩数を比較する時と、
見たいテレビ番組があり、テレビをつける時です。

このところの暮らしは思想家で武道家の内田樹さんがこの間「文春オンライン」(4月9日?)で記されていた、私が憧れる「農業的な時間」に近いのではないかと、嬉しく思っています。

「朝日と共に起きて、陽が落ちたら眠る。春に種を撒き、日照りや冷夏や風水害や病虫害を恐れ、無事に秋を迎えられたら収穫をことほぐ」→宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の世界でもあります。




東日本大震災の時に「震災ファイル」を作って、故郷の記事を集めました。

この「雨ニモマケズ」のように、他の人の痛みに寄り添う心は失わないようにしたいと思っています。



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我が家の傭兵

2020-04-25 16:00:00 | 日記
チューリップがなくなり閑散とした花壇に普段は屋内や地下室に潜ませている「我が家の傭兵」を登場させることにしました。

このところ乾燥した天気が続いているので、まずは二見ヶ浦で買い求めたカエルで雨乞いです。



次は一足早く帰国の途についた夫が成田空港で購入した女の子のタヌキです。



私は絶対にこういう置物など購入しようという気にはなりませんけれどね。
以前、深大寺のお蕎麦屋さんの入り口で見た等身大のタヌキがとても気に入ったようで、本当はもっと大きなタヌキ像が欲しかったらしいです。

次は軽井沢の鬼押し出し園で買い求めた赤鬼です。



この青いフクロウだけはどこで入手したか全然記憶にありません。



昔、夫の同僚がメキシコ出張のお土産に持ってきてくれたアステカ文明の「太陽神」はこのところの陽光を満喫しているようです。



私のお気に入りはオカリナを吹く穏やかな神さまです。



妖怪「アマビエ」のように、オカリナの優しい音色で疫病を鎮めてくれるでしょうか。






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この国の底力

2020-04-24 16:42:00 | 日記
先週の土曜日、ギリシャのレスボス島にある難民キャンプから47人の児童がドイツにやってきました。


やってきたのはシリア、アフガニスタン、エリトリアの保護者がいない児童と少年達です。
紛争で両親を失った孤児もいますし、家族を代表してひとりだけで祖国から逃れた少年もいます。
レスボス島の難民キャンプは悲惨な状況で、せめて保護者のいない児童だけでも1300人をヨーロッパ諸国で引き受けることにしていたのですが、コロナ禍で引き受けが伸び伸びになっていました。



最初にルクセンブルクに10人、そして先週はドイツに47人がやってきたのです。
出発前にCovid-19の検査は済ませ、ドイツ到着後は2週間隔離された後、ドイツ各地の施設で暮らすことになります。
失われた(楽しい?)子供時代は決して取り戻せないけれど、ドイツで少しでも安らかな日々が過ごせることを願っています。



ドイツでは今後も350人の難民の子供達を引き受けることにしています。

子供たちが到着した数日後、シュパーン保健大臣は現在周辺国(イタリア、フランス、オランダ)から治療を引き受けている200名のCovid-19の重症患者に加え、あと40名程引き受ける予定であること、そしてその治療費(2000万€)はドイツが負担することを発表しました。





この国にはまだ底力があるようです。

それにしても2000万€というと日本円で約24億円くらいでしょうか。
466億円あったら、何人の患者さんの治療をすることができるのかと考えてしまいました。




コメント (2)
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