新型コロナワクチン接種開始から5週間経ちました。
これまでに1回目の接種を受けた人はほぼ185万人、2回目は4万6千人が済ませました。
ロベルトコッホ研究所が毎日発表する昨日の表の中央下段の数値です。
上段は一日あたりの接種者数です。
現在国民の接種率はわずか2.2%で、今後はワクチン供給量が滞るらしいですから、
集団免疫を獲得する国民の接種率60%までの道のりは遠いですね。
接種優先グループの中でも最優先されてきた介護施設の入居者と職員、ICU医療従事や救急隊員への移動接種はほぼ完了したようで、先週の月曜日1月25日からは80歳以上の在宅高齢者が電話やオンラインで地区の接種センターでの接種日予約ができるようになりました。
でもコールセンターやオンラインに予約申し込みが殺到して、予約がいまだに取れない人々からの不満が募っています。
ご近所に住む80歳以上の方々のこのところのご挨拶は「あなた予約取れた?」です。
でも多くがまだとれていないと知って安堵するのだとか→まさに「痛みを分かち合う」です。
現在特に問題になっているのは英国/スウェーデンのアストラゼネカ社が当初EU向けに予定されていたワクチン量を8千万回分ではなく3千万回分しか納入できないと発表したことです。
しかも英国向けには予定通り納入されるというので、現在アストラゼネカ社とEU側は契約条文を巡って喧々諤々のまさに通商戦争の様相です。
昨日掲載された風刺画にはワクチン購入に「金に糸目をつけない」トランプ前大統領と英国のジョンソン首相、
それに対して「値段の交渉を続ける」ファン・デア・ライネンEU委員長が描かれています。
ドイツはアストラゼネカ社のワクチンは18歳から64歳までの人に接種する方針で、65歳以上の私は少し安堵しています。
やはり有効率60-70%のアストラゼネカ社製のワクチンよりは、有効率90-94%のモデルナ社製かファイザー/ビオンテック社製を接種したいですからね。
(まあ、インフルエンザの予防接種の有効率もせいぜい60%位と言われていますが)
でもこれまでの接種テンポからすると第3グループの私にワクチン接種が回ってくるのは夏以後になるかもしれません。
それまではドイツでも英国、南アフリカ、ブラジルの変異株の感染者が少しずつ増えてきていますので、
ワクチン接種まではせいぜい気をつけることにしましょう。