日々是好日 in Canada

写真と日記で綴る、日々のこと。

友達の家のようなレストラン

2011-02-20 | FOOD
気が付けば、2月もあと1週間とちょっと。
気温のアップダウンがとても激しかった今月のモントリオール(下はマイナス30度から、上は10度まで!)、とうとう風邪をひいてしまいました。
あれ?少し喉がイガイガするかな?とイソジンでうがいするのも束の間、一気に熱がでてもう大変なことになっちゃいました。インド&中東での生活以来、体力的にかなり強靭になったなぁ!と自惚れてしまうほど健康な生活を送っていただけに、ちょっとくやしい。

年末年始の疲れも知らず知らずのうちに溜まり、忙しさもふっと一息つく頃の、冬の終わり。どうぞ皆さまも油断せず、お体大切に!




上の写真は、バレンタインにふたりで行ってきた、モントリオールのチベット料理のレストラン。

一昨年の『バレンタインにゾンビ映画』を我が家の伝統にしてゾンビ映画を観ようか、という計画もあったんですけれども。笑(→2009年のバレンタインにゾンビ日記
今年のバレンタインは、私がその風邪をやっつけた直後で病み上がりということもあり、またオットはオットでタイミング悪く14日前後は仕事が忙しかったので、我が家のバレンタインは17日の木曜日になりました。きっと世の中にはたくさん、14日の当日じゃないと!!というカップルさんばかりだと思うんですけれども、そういうところにはあんまりこだわらない私たち。チョコレートも半額になっちゃってるし、レストランは空いているし、17日のバレンタインもなかなか楽しかったですヨ。

さてさてこちらのレストラン。結論からいうと、オットも私もまた行きたい!と意見が一致!

オットが電話で予約をしていてくれたんですけど、その電話対応の時から、とってもフレンドリーで感じのよいオーナーのソナムさん。写真からもわかるように、こじんまりとした小さなレストランで、モントリオールの冬の夜には特に、その温かく包み込むような雰囲気は際立ち、とっても居心地がいいレストランでした。
メニューについてもとても親切で、この料理はボリュームがあるからふたりで一皿をわけたほうがいいよ、とか、4種類あるモモのうちビーフが一番おすすめだけど、食べてみたい種類をいくつか混ぜて作ってもいいよ、などなど、色々とアドバイスしてくれました。

ラダックで私たちが食べたチベット料理(→チベット料理日記)は、数あるバージョンのうちのひとつにすぎなかったようで、モモはチーズ、ビーフ、海老、野菜と種類があり、またそれぞれがかなり違った味でびっくり。ソナムさん曰く、チベットの中でも地域によって味も形も違うんだそうです。
ラダックで私が惚れ込んだテントュク(すいとん汁に似たもの)も、スープも具も違っていましたが、すいとん汁の果てしなく優しい味が体に沁みこむ幸せは一緒。とっても美味しく満腹になりました。

8人のお子さんがいらっしゃるというソナムさんは、「レストラン業は忙しいけれど、楽しい。特に、故郷の味を売る仕事だから。」と穏やかな笑顔で、お客さんひとりひとりを大切に接客する姿は、優しいお父さん、といった感じ。まるで友達の家に夕飯食べに来たかのような居心地の良さと、素朴で優しい味のチベット料理。オットも私も、いいレストランを見つけたね、とココロもお腹もいっぱいに満たされた夜でした。



Restaurant Tibetan OM
4382 St Laurant, Montreal
Tel. 514-287-3553
最寄のメトロは Mont-Royal駅です。


お好み焼き会

2010-09-20 | FOOD
いつの日か、遠い遠い未来に、「匂いも撮れるカメラ」なんていうのもできちゃうんだろうか。
匂いもある意味ナマモノだし、鮮度が大切だから、ムリかな。(笑
今回はせめて、音だけでも、皆さまに。 じゅぅぅ~。



先日、いや先月(ハイ、書きたいことは溜まる一方・・・)、友だちみんなで集まってお好み焼き会を開催しました。
ダンナ連中が寛いでいる間、女の子たち(え?何か?)でワイワイガヤガヤ具材を切ったり、タネを練ったり、小麦粉吹き飛ばしてあわてたり。
作るのも食べるのも、お喋りするのも、とっても楽しいお好み焼き会でした。


実は最近の我が家では、お好み焼きは「残り物を処理したいときに助かる料理」とか「お米を買い忘れても慌てることはない料理」というような、失礼な位置づけだったんですけれども、今回のこのお好み焼き、あぁ、お好み焼きって美味しい!今までごめんね!と反省するほど美味しかったのです。

あとはやっぱり、お友だちがホットプレートを持っていた、というのも重要ポイントですね。
そういえば子供の頃はよく、家でホットプレートを囲んでお好み焼きを食べていたし、お好み焼き大好きだったのに。
じゅうじゅうとおいしい音をたてて、ほかほかの匂いがのぼりたつお好み焼きをみつめながら、「焼けたかな、焼けたかな」とわくわくそわそわするのもまた、お好み焼きを美味しく味わうのにかかせない時間だったりします。


・・・書いてたら、お腹がすいてきた!



お茶ビールと愉快な仲間たち

2009-06-09 | FOOD
上の写真のお店は、モントリオールの地ビールのお店、Dieu du Ciel!
そうです。びっくりマークも含めてお店の名前です。
地元の友達に教えてもらって以来、私たち夫婦もここのビールが大好きで、友達と「ビール飲みに行こう!」という話になると大抵皆ここに集結。

先日はここの地ビールを飲みに、クレアと一緒に行ってきました。この日記をケベックシティの頃から読んでいただいている方々の中には、覚えていらっしゃる方も多いのではないかな~。あんな日記こんな日記で登場した、あのクレアです。
ここのお店では、壁の大きな黒板にチョークでビールのメニューが書かれているんですけれども、20種類くらい色々なビールが置いてあって、毎回行く度に少しずつ新しい味が増えているんです。ハイビスカス味の白ビールから、黒胡椒味の黒ビールまで、他にもスタンダードなラガーやスタウトだって、も~どんなビールでも楽しめる!
その中からクレアが発見したのはなんと、お茶と蕎麦のビール。びっくりして私も黒板を見てみると確かに上から4番目、「お茶」と「蕎麦」って書いてある!そしてさらに、「beer」ではなくて「BI-RU」と書いてある。(笑


こちらがそのお茶ビールとクレア。
実際に飲んでみると、確かにしっかりとお茶の味がしました。さっぱりした飲み口で、美味しゅうございました。

久しぶりに会ったクレアは、相変わらず清々しく真っ直ぐな瞳をしていて、そして着実に夢に近づいている彼女の生き方には、日常に埋もれていた自分の背筋をぴんと伸ばしたくなるような、気持ちのいい元気をもらいました。
これについてはまた後で、日記に書いておきたいと思います。


さてさて、実はこのお店でお茶ビールを発見する前の週、トロントでもこんなものを発見していました。

見えるでしょうか。ビール瓶の真ん中に緑色で描かれた「茶」という文字。
トロントのLCBOで家族でワインを物色中、突然視界に飛び込んできたこの「茶」ビール。ビール瓶の後ろには、オンタリオの湖のどこだかの有名ななんちゃらという所で・・・と何か書いてあったんですけれども忘れました。
とにかく、カナダ産のお茶ビールです。(むりやり説明終了。
こちらのビールは残念ながら、いくら飲んでもビールの味しかしませんでした。
日本では醤油チョコ(前回の日記参照)、そしてカナダではお茶ビール。文化の融合ですねぇ!


オリーブとシャシモ

2009-04-14 | FOOD
先週末はイースター。今年もトロントから義両親がモントリオールに遊びに来てくれました。というのも、昨年のイースターに家族で泊まった『日本のお風呂があるB&B』がなかなか良かったので、「今年も行こう!」と義両親が予約してくれたから。(昨年の日記はこちら→『和風イースター』
和風イースター2年目も、お風呂三昧、和食三昧、そしてビール三昧(笑)という夢のような週末でございました。
B&Bの夕食は昨年と同じお鍋。そして和朝食には焼き魚の種類を選ぶことができ、秋刀魚や鯵、鮭、鯖そしてなんと今年はししゃもがあるというではありませんか!
鯵の開きとししゃもでひとり悩んだ結果、「ししゃもで!」と挙手しちゃうわたし。その後やっとハッと気付いて、慌ててみんなに英語で魚の説明。・・・でも、ししゃもだけは英語名がわからない!そして辞書もない!なので、見た目だけ説明して、後は実物を見ていただくことにしました。ふぅ。

じゃーん。

うーん、朝食によりも、ビールが欲しくなっちゃうような光景。

ししゃもにご対面したときの、旦那さんの第一声。
「へ~これが・・・シャシモ?」
ちがう。し・しゃ・も。

旦那さんの第二声。
「へ~、人間も食べるんだ。」
なんですって!?
こんな美味しいものを、人間が食べずしてどうする。(怒

ししゃもに頭からかぶりつく私を横目に見つつ、サーモンの切り身を美味しそうに食べる旦那さんでございました。


もうひとつ、この週末の美味しかったもの。
上の写真のオリーブです!
イースタンタウンシップスからモントリオールに戻ってきて、冬の間ずっと行っていなかったジャンタロン市場に行ってきました。まだ肌寒い日もあるモントリオール、あんまりまだお店はでてないんじゃないかな~と思ったら、なんのなんの。メープル農家も出店していて、市場の賑わいはあいわからずでした。
その中で、前から気になっていたオリーブ屋さんが上の写真。
威勢のいいお兄ちゃんとチラリと目があったとたん、「これ、ブルーチーズ入りのブラックオリーブ!味見してみな!うまいから!」と、すすめられるままに楊枝にささったオリーブをパクッ。おいしい~!
「次はこっち。ローストガーリック入り!」「はい!そっちのお母さんにはヤギのチーズ入り!」と渡されるままにパクパク食べる私たち。とくにお義母さんはオリーブが大好きで、「わたし、ここで1時間でも2時間でも過ごせる」と幸せいっぱい。一方オリーブが大嫌いがお義父さんは、遠巻きに立ちつつも、お義母さんの嬉しそうな顔をみて「ブルーチーズ入り、ください。・・いや!いい!俺は味見はしないから!」と嫌いなオリーブを購入。
そんなことをしている間に、オリーブ屋さんの周りにどんどん人が集まってきて、大繁盛でした。
その他にも、オレンジピール入り、ハラペーニョ&チェダー入り、レモン入りなどなど、いろんな種類がたくさん。私たちが買ってきたローストガーリック入りのオリーブ、もう食べ始めると止まらなくなるくらい美味しい!今度はヤギのチーズ入りを試してみようかな~♪


キャンドルを囲む食卓

2009-03-18 | FOOD
雪に埋もれていたモントリオールにも、少しずつ少しずつ、春が近づいてきています。
今日は外を歩いていると、柔らかい陽射しが背中をじんわりと温めてくれて、歩道の隅に積まれた雪が溶けてできた水溜りを、ひょいひょいと避けて歩くのですら楽しくなってしまうような、そんな晴れた一日でした。
並木道では新芽が出ていないかな~と枝を見上げながら歩いてましたけれども、背景の青空が眩しくて見えなかったのか、まだ隠れてて見えなかったのか。でもきっといつものように、ハッと気がついたらいつの間にか緑だった!ってことになるんだろうな。春の到来はいつも、この目で確かに見つけたいと思っていても、人のそんな待ち遠しい思いに関係なく、いつの間にかそこにあったりするものです。

春のはじまりに浮かれている間に、暦だって確実にすすんでいるわけで。
毎年繰り返していることなのに(えぇえぇ。この日記上でもね・・・)「え!?もうすぐ今年も4分の1が終わり!?」と、毎回のこの新鮮な驚きは一体何なんでしょう、自分。
ということで、今年の目標その2を今のうちに発表。
今のうちって言うか・・・「今さら」でしょ?という友人たちからのツッコミが生で聞こえてこないのが、ブログで書くことの利点だったりしますね。(笑

さてさて、目標その2とは。
和食以外の夕食の回数を増やす!

アジア食材が比較的手に入りにくいケベックシティに住んでいた反動もあるんでしょうけれども、もともと和食が好きだった私。そんな私がカナダにいて、旦那さんは何でも食べてくれて、さらに自分が毎日料理するとなると、やっぱり自然と「自分が食べたいもの」を作ってしまうわけです。
カナダで生活しているという環境にいるから余計に、なのでしょうね。蕎麦がなければ自分で手打ちしてしまえ、ずんだ大福が食べたければ自分で作ってしまえ、紫蘇が食べたければ育ててしまえ!と、和食に対する気持ちはどんどん暴走するばかり。
いや、いいことなんですけれどね。でも、そんな暴走している自分も日常になりすぎた頃に、旦那さんに「今晩何食べたい?」と気軽に聞いたりすると、「う~ん、そうだな~。マッシュポテトとコーンとピリ辛ソーセージ。」という返事がかえってきて、あっ!と気が付くのです。ここのところ、和食ばっかりだったな~・・・と。いくら旦那さんだって和食が好きとはいえ、子供の頃から食べてきた味というのは恋しいはずですよね。ごめんね。

カナダの料理本は手元に何冊かあったんですけど、クリスマスに仲間入りした、ケベックの人が書いた料理本。

この、笑顔が素敵なJosée di Stasioさん。ケベックのテレビ局で料理番組に出ていたり、フランス語で料理本を書いていたり。シンプルな温かみのある料理と、わかりやすい料理のコツをたくさん知っていて、とっても人気。強いて言えば、ケベックの小林カツ代さん!?(笑

グリフィン家の人々は、食卓にキャンドルを灯して、みんなでわいわい食事をしながらお酒を飲みながらいつまででもおしゃべりして・・・というのが得意だということを、今までも何度もこの日記で触れてきました。
我が家の食卓から和食が消えることは絶対にありませんけれども、もう少しカナダの料理もマスターして、日本から家族が遊びに来たときにはカナダ料理でおもてなしできるようにしたいな。キャンドルも灯して、みんなでわいわいできたらいいな。カナダの食材も、いろいろ試していこう!と思います。

このJoséeさん、子供の頃からおばあちゃんの料理する姿をみてわくわくしていたそうです。そして今でも、まるで子供が遊びに夢中になるように、料理が大好きでしかたがないんですって。
最初のページの、彼女の言葉の一節。

”Cooking spices up my life, warms it, beautifies it.
In my view, the best way to meet people is around a table.
That's where conversations come to life, where we discover and reinvent the world by savouring all its flavours."
※追記※ ヨナタンさんのご要望にお応えして。
『私にとって料理とは、毎日の生活を素敵に味付けしてくれるもの、日常を温めてくれるもの、美しくしてくれるもの。
人との出逢いに最適な場所は、食卓だと私は思います。
会話が生き生きと弾み、いろいろな味をゆっくりと楽しみながら、みんなで新しい世界を発見したり、創り出したりできるところ、それが食卓なのです。』



そんな食卓に、できたらいいな。



湯たんぽとホットワイン

2008-12-10 | FOOD
寒くなったり暖かくなったりを繰り返していた12月のモントリオール、先日はとうとうマイナス18度まで冷え込みました。ちょっと外を歩いただけで、睫毛も鼻毛もぱちぱちになってくる、あの感覚・・・。師走には、冬だって駆け足でやってくる!

そんなモントリオールでの生活も3年目に突入した私たち。厳しい冬を乗りきるどころか、逆に楽しんでしまおう!というケベックの人々から、学んできたこともいっぱいあります。この日記でも、冬の季節はいつもこういう話題が多いですもんね♪
冬のアウトドアはもちろんですけども、家の中でだって、この季節ならではの楽しみが。

そのひとつは、ウィンターキャンプの時のお話を書いた日記(『冬の愉しみ方 in カナダ』)ででてきた、ホットワイン。私はあの時のキャンプで飲んだのが初めてだったんですけれど、美味しいうえに、体が芯から温まって気持ちいいんです。冬の澄んだ星空の下で飲んだから特別かな~とも思ったんですけど、家でも作ってみたら美味しい!
寒い冬の夜には、早くお家に帰ってあったかいシチューを食べて(by 山崎まさよし)、ホットワインで体をぽかぽかにするのが最高♪

キャンプの時、ホットワインを持ってきてくれた友達に教わった作り方は、とっても簡単なのでここでもご紹介。

① 赤ワインに、オレンジやレモンのスライス、はちみつ、グローブ、シナモン、好みで胡椒も少し、を一晩漬けておく。
② 鍋に入れて弱火で温めるだけ!ただ、沸騰させないこと。人肌よりちょっと熱いくらいでちょうどいいようです。

友達曰く、「安いワインのほうが美味しい」そうな。私は高級ワインで作ったことないのでわかりませんが
寒さにくじけそうになったら、ぜひお試しを。


つい最近まで、ビールばっかり飲んでいた旦那&わたし。寒くなってきたことだし・・・とホットワインに切り替えたら、冬の夜の定番になっちゃいました。寒さに体を縮ませながら家路を急ぐ帰り道、ホットワインが待っていると想像しただけでニヤけてしまう(笑)・・・冬ならではの楽しみ!
あ、ところで、この前同僚に「晩酌してるんですか!?」と吃驚されちゃいました。お酒ってどうやら毎晩飲むものではないようですよ、皆さん!(笑


もうひとつ、私が冬に大好きなアイテムは、湯たんぽ!
ずーっと前に日記に書いたことがあるので覚えている人もいるかもしれませんけれど、ヒツジのぬいぐるみの姿をした湯たんぽがあるんです。このコに毎晩お湯を入れて、抱っこして寝るときの温かさといったら!しあわせ~。
こちらでは、フリースカバーがついたものや、ミニチュアセーター型のものなどなど、お洒落な湯たんぽがいろいろお店に並んでいます。なので今では、我が家に3つも湯たんぽが。それに第一、「湯たんぽ」っていう言葉の響きからしてかわいいというか、幸せな言葉だもの。(笑
冬のしあわせに、かかせません!

家の中でこうして心も体も癒されて、外では元気に雪と遊ぶ。今年もモントリオールの冬を楽しんでいこうと思います。


この季節にはまるもの

2008-12-04 | FOOD
とうとう今年も師走を迎えましたね。文字通り、忙しくってまだ今年を振り返る暇もありません。
しかもこの忙しい時に、3年ぶりにタイからカナダに帰ってきた友達が、トロントから来週泊まりに来る予定!狭い我が家に3泊くらいする予定なので、お掃除とかシーツやタオル準備したりとか、いろいろしなくちゃいけないのに・・・・現実逃避で日記を書いているわたし。(笑
泊まりに来るのは、うちの旦那さんの永年の友、ジェフ。「いがぐり君」というあだ名を私の家族親戚につけられてしまった、栗似(え?)で心根の優しい青年。いや~、たのしみたのしみ
なのでおそらく、来週の毎晩宴会の様子を、あとで日記でご報告します♪


今回日記に書こうと思ったのはこちら。

柘榴!

モントリオールのスーパーでは、秋が始まる頃から年末あたりまで出回ります。カリフォルニア産なのかな?ちょうど収穫時期にたくさん売られるんですけど、シーズンを過ぎるとめっきり見なくなるんですよね。昨年よく食べていたら、冬がピークを迎える頃にはもうすでにその姿が見えなくなり、あ~ぁ、また来シーズンまで食べれないのかぁ・・・もっと食べておくんだった・・・と、夫とふたりで結構な寂しさを味わった柘榴。(笑
そしてまた今年も、大きなダンボール箱に豪快に積まれた柘榴にスーパーで再会したときの感動といったら!

柘榴を食べたことのあるひとならご存知だと思うんですけれども、割って種子をぽろぽろとひとつずつ取っていくのに、と~~っても時間がかかります。ボールに水を張って、それに浮かしながら地道にポロポロ・・・リスになったような気分になるのは私だけ?
サラダに入れたり、ケーキに入れたり色々使えるようですけれども、私たちの間で流行っているのは、そのままスプーンですくってボリボリ豪快に食べる!ほどよい酸味がとってもおいしい!

柘榴って、詳しくは知りませんけどもビタミンやミネラルが豊富らしく、「なんだか体にすごくいいらしいよ!」と実家の母も言ってました。かなりの頻度で朝に食べているせいかな?今年はまだ風邪を引いていないのは。職場は風邪ひきだらけなのに!

今シーズンは、後悔しないくらい思う存分柘榴を食べ続けます!


チーズにはまる

2008-04-08 | FOOD
もう暦は4月ですね。エイプリルフールに、ここぞとばかりに騙し騙されて楽しんだと思ったら、もうすでに一週間が過ぎ去っていました・・・。
暦の上だけではなく、もちろん時間は確実に春に近づいていて、今週のモントリオールは、プラス10度が続く暖かさ!雪解けとともに、鳥もリスもあちこちでみかけるようになり、メトロまで歩く道が賑やかになってきました。
こうして春を楽しめるのも、長くて寒くて辛くて雪が多かったケベックの冬のおかげ・・・?

上の写真は、Abbaye de Saint-Benoit-du-Lac、サン・ブノワ・デュ・ラック修道院(発音これでいいのかわかりませんが)の中の写真です。
前回の日記に書いたB&Bに泊まった次の日、前日の地吹雪が嘘のように快晴で澄み渡った青空のもと、周辺をドライブしたときに立ち寄った修道院です。
湖のほとりに静かに佇む修道院は、どこまでも高い青空に届きそうなくらい。



私たちが行った週末はイースターということもあって、残念ながらやっていませんでしたけれども、毎日祈りの時間にグレゴリオ聖歌が歌われるそうです。一般の人も参列できるそうなので、いつかまた、聖歌を聴きに行ってみたいなぁ。

修道院に立ち寄った理由というのは、実は他にありました。
だって、のんべぇ&食いしんぼうな家族ですからね!皆さんもうすでにご存知の通り。
こちらの修道院では、地下で自家製のチーズやリンゴ酒を販売しているのです。

B&Bの方のお話だと、チーズがとっても美味しくて、なんとか賞をとったこともあるとか。そんな話を聞いちゃったら、もう行くしかないでしょう。(笑
修道院の中を見学したあと、私たちはそそくさと地下へ。そしたらありました、ずら~っと並んだチーズたち!

といっても、チーズにあんまり詳しいわけではないので、うまく説明できないんですけども。スミマセン。
ソフトタイプからハードタイプ、ヤギのチーズにブルーチーズ、そしてプティンにかかせないチーズカードも。
夫と散々悩んだ結果(チーズで大げさな)、ブルーチーズとヤギのチーズ、それともう一種類、名前がわかんないんですけどもソフトのチーズを買ってきました。
3つとも、とっても美味しかったんですけども、中でもブルーチーズにはまった私たち!その日の夕食、パン&ブルーチーズのみ!(爆
ま、たまにはこんな日もあっていいでしょう。(ひらきなおり。)

ブルーチーズって、見た目まるっきり「カビです!」って感じなのに、最初に食べた人ってスゴイ・・でもウマイ!とおんなじことを話しながら、ブルーチーズにすっかり夢中になってしまった夜でした。



■Saint-Benoit-du-Lac修道院
  Tel:819-843-4080
  www.st-benoit-du-lac.com

2008年最初の日記は!

2008-01-09 | FOOD
2008年を迎えて、もう既に一週間が過ぎてしまいました。
新年早々、滑り出しのわるいこの日記・・・。
それでもめげずに、今年も引き続き、日記はちゃんと続けていこうと思っております。
みなさま、今年もどうぞよろしくお願いします!


このカナダ日記も、2005年の春から書き始めて、もうそろそろ3年が経とうとしています。つい最近、職場の上司に「30過ぎたら、40まであっという間やで!」と言われたばかりなんですけど、ほんっとうにその通りだなぁ!とつくづく思います。
時間が経つのが、ものっすごいはやい!!20代の頃よりも加速している気がする!!

そんな危機感を感じながらも、未だに今年の目標を決めていないので、今年最初の日記のテーマは・・・・やっぱり食べものですね♪
日本のお正月と全く同じで、カナダでのクリスマスシーズンには毎年必ず大きくなる私の胃袋。サイズが大きくなってしまったせいで、いつもと同じ朝食なのに、最近は出勤途中ですでにお腹が空いてしまいます。
ま、今年のモントリオールはちょっと寒めだし、冬を乗り切るためには大切な大切な脂肪なわけですから。この食欲は無視せずに生きていこうと思います。


クリスマスといったらやっぱりターキー。ケベックでは24日の夜にトルティエールと呼ばれるミートパイを食べるのが習慣らしいのですが、他では25日の夜に家族揃ってターキーを頂きます。
家庭ごとに違うのかもしれませんが、アイルランド系の我が家では、25日の朝に朝食を済ませた後、ターキーの下ごしらえをしてオーブンの中へ。そして、ツリーの下に所狭しと置かれたプレゼントを開け始めます。このプレゼントの数が半端ではなく、順番に開けていくので毎年とっても時間がかかります。
その間にも、アイルランドやカナダ、イギリスとあちこちにいる親戚から「メリークリスマス!」の電話がきたり、大忙し。


そんな風にクリスマスを過ごしている間にも、何時間もかけてゆっくりじっくり、オーブンの中でいい匂いをさせてゆくターキー。


そして、ディナーの前に、のこぎり!?と思うような電動ナイフで解体していくのは、お義父さんの仕事。



グリフィン家ではホイルを使って包み焼きをする段階があるせいか、ターキーといえどもとってもジューシーで美味しいんです。もーどれくらい食べたか覚えてません!
そして、クリスマスの後にはさらに!残った骨や野菜を使ってお義母さんが煮込むターキースープが!
その年に作ったサイドディッシュの内容にもより、また何が冷蔵庫に残っているかによって、毎年味が変わるんだそう。毎年違う味がまた楽しくて、このスープは昔から家族に一番人気があるんだそうです。

ね?胃袋が大きくなるのも、わかるでしょう? 笑

そしてもちろん、私は日本人ですから、お正月だって美味しいもの食べてお祝いしたいですからねぇ!
それはまたの機会に。


今年もたくさん食べて、脂肪たっぷりで迎えた新年。
はやいとこ今年の目標を立てて、この日記にも書けるようにしなくてはいけませんね!

今年も皆様、どうぞ宜しくお願いします!


ずんだ大福が食べたい!

2007-12-30 | FOOD
上の写真は、今年2度目のスノーストームが去ったばかりの朝のもの。
一日かけて吹き荒れた大雪が立ち去った後のモントリオールは、雲ひとつない広く澄んだ大空のもと、どこもかしこも雪だらけ。無謀にも夜に外出したときには、近所の歩道で遭難するかと思いました。いや、マジで。
左側の車は出勤準備万端ですけれど・・・右側の、大福のようにこんもりとした雪に埋もれた車たち。今日は外出する気はなさそうですね。

そんなモントリオールから脱出して、私たちはトロントで夫の家族とクリスマスを過ごしてきました。クリスマスの話はまた今度書くとして、今回は「ずんだ」のお話。


クリスマス前には今までショートブレッドやクッキーを焼いて、家族や親戚のプレゼントに添えていましたが、毎年同じのはイヤだな・・・と思い、今年はいろいろと考えていました。せっかく私は日本人なんだし、幸いにも夫の家族はみんな和食好き。それならば!と辿り着いたのは、いちご大福&ずんだ大福。一応、いちごは赤、ずんだは緑、そして大福は雪のような白、ということでクリスマスっぽいよナ・・・という無理矢理なこじつけです。

東北では知る人ぞ知る、喜久福のずんだ大福みたいなのが食べたい!!(贈りものとか言っておきながら、まずは自分が食べたいのでした。笑)と思ったときの、食欲にバックアップされた私の行動力というのは自分でも感心しちゃうほど。ずんだって、餡子の枝豆バージョンでしょ?ということで、アジア食材店に行って枝豆やもち粉を購入し、週末に時間をみつけては何度か作ってみて失敗したり味を変えて見たり、何度目かにできたのがこちら!じゃーん。



もうちょっとアップしてみると、こんな感じ。


実験途中で職場にも持って行って、同僚の皆さんにも毒味・・・イヤイヤ、味見をしてもらいました。すると何と言うことか。みんな「ずんだ」という単語すら知らないということが発覚。同じ日本人なのに!東北地方は雪に閉ざされているとはいえ、そんなに異国の地なの!?(同じ国です。)
ずんだ大福を世界に広めたいという情熱がもちろん自然に湧きあがる、100%東北人のわたし。(笑
嬉しいことに、日本人もカナダ人もみんな口を揃えて美味しい!と言ってくれて、さらに喜ばしいことにはレシピの問い合わせも殺到。(殺到って・・・友人と義母からだけですけど。)
作り方はとっても簡単なので、覚え書きついでに、ここにも書いておこうと思います。
皆さんもぜひ、作ってみてください!
ちなみに、日本の家族もみんな大好きな喜久福のずんだ大福は真ん中に生クリームが入っていて、ずんだ餡はとってもなめらか。私のこんな簡単レシピでは老舗の味に近づくことすらできませんでしたけれども。興味のあるかたはお取り寄せするか、仙台まで食べに行っちゃってください。




■□ずんだ大福のつくりかた□■

1. 枝豆を茹でたあと、さやから取り出して薄皮を取る。(豆を取り出した状態で、2カップほどの量。私は、さや付きで400gのものを一袋全部使いました。)
2. 滑らかになるまで豆をすりつぶす。フードプロセッサーを使ってもいいと思います。
3. すりつぶしたら、コンデンスミルクを加えて混ぜる。(スプーンで2~3杯くらいかな?味見をしながら好みの量を入れてください。この味見がまた、美味しくて危険ですけど。笑)
4. 10~12等分して、ずんだ餡を丸めておく。
5. もち粉1カップ分くらいを耐熱容器に入れ、水を少しずつ入れながらダマにならないように混ぜる(ドロドロの濃い乳液状態になります)。水はだいたい150~170ccくらい。砂糖を大さじ5~6を加えてさらに混ぜる。
6. ラップをして電子レンジで3分ほど加熱。木べらを使って全体を混ぜる。
7. またラップして電子レンジで2~3分ほど加熱。木べらでしっかりと混ぜる。(ちょっと透明感がでるような感じで、耳たぶくらいの柔らかさになります)
8. まな板に片栗粉をふって、その上に餅を取り出し、熱いうちに10~12等分する。(ほんとに熱々なので、お気をつけて!)
9. 両手に片栗粉をつけて、生地を広げて、丸めておいたずんだ餡を包むだけ!


本当のずんだは、すり潰した枝豆に砂糖とちょっとの塩を混ぜて練るそうです。私は、カナダ人うけしそうだな・・・と砂糖の代わりにコンデンスミルクを混ぜて、ずんだミルク味にしました。
ずんだ餡さえできれば、団子の上にのせてもいいし、お正月であまったお餅と一緒に食べても美味しそう。仙台では、「ずんだあんみつ」とか「ずんだモンブラン」、はたまた「ずんだプリッツ」や「ずんだ笹かまぼこ」まであるそうな!奥が深いな~、ずんだ様。

そんなこんなで、じわじわとカナダに広まりつつある、ずんだ大福。(わたしの近所だけだけど。笑)
東北のずんだ、とうとう世界に進出です!いや、その前に、日本に広める必要もありそうな・・・。




もやしっこ

2007-09-28 | FOOD
こちらの写真は、よく行く近所の八百屋さん。
このお店の、ジューサーで絞りたてのオレンジジュースは一度飲むとやめられません!窓際でいつもお店のおじさんが、カゴに積まれたオレンジを隣に置いて、黙々とオレンジを絞っているのです。
そういえば子供の頃、よく母がニンジンとりんごを絞ってジュースを作ってくれました。絞りたてって、どうしてあんなに美味しいんだろう・・・と思いながら、いつもついついオレンジジュースを買ってしまうのです。


話はかわって、今回はタイトルにもなっている「もやし」のお話。
お仕事仲間の間で「もやしって栄養ないでしょ?」という話題になり、偶然にも同じ頃に、家でも旦那に「もやしって味も薄いし、とりあえず食べれるってだけなんじゃ?」と言われ、何となく腑に落ちないわたし。
むかーし読んだ「美味しんぼ」で、もやしっこ~といじめられている子供を励ますためだったか何だったか、山岡さんが「もやしは実はえらいんだ!」って言ってたような気がしないでもない・・・。

と、言うことで。
ネットでさっそく検索。なんて便利なんでしょう。ぽんっと欲しい答えがみつかりました!

詳しいことはこちらのサイト「もやしの豆知識」を参照していただくとして、結論から言うと。
もやしには美肌効果、血圧の調整、むくみ解消、免疫力強化などのパワーがあるんですって!このサイトの説明によりますと、昔から中国で疲労回復や滋養強壮の食べ物として珍重されてきたそうで、沖縄では「長寿の秘薬」として常食にされているらしいです。ほんとですか?よっしーさん。(笑

消化の悪さが難点の豆も、発芽してもやしになることでお腹にやさしい食べものになり、さらに発芽することによってビタミンCなどが増えるんですって。日本では「一袋30円、二袋で50円!」なんて安~く売られているもやしですけれども(ちなみにカナダでは一袋1ドルくらいかな?)、実は長寿の秘薬!?
やるじゃん、もやし!




■□お知らせ□■

OMCカードさんの「世界FOOD紀行」というコーナーにて、カナダ・モントリオールの食文化についてのコラムを執筆させていただきました。
このブログの読者さんのなかには、なんか見たことある写真だな~!とお気づきの方もいらっしゃるかも。
そして友人たちのなかには、やっぱりまたフード担当か~という人があっちにもこっちにもいるかも。

お暇なときに、覗いてみてください♪

世界FOOD紀行 vol.17


ブラジルのお菓子とは?

2007-09-20 | FOOD
上の写真は、週末に友達とよく行くカフェ店内。モントリオールのカフェは子供連れの家族が気軽に朝ごはんを食べに来るような、あるいは近所のおじさん達がお喋りをしに集まるような、田舎っぽい(失礼な)あたたかいカフェが多いように思います。
片隅には子供用の絵本やおもちゃが置いてあったり、「ご自由にどうぞ」というメモの先には無造作に置かれた楽器。崩れ落ちそうな天井を支えている壁には地元アーティストの絵や写真が値段付きで飾られていたりもします。

このカフェで週末によく一緒にコーヒーを飲むのは、友達夫婦のエドとマリア。
覚えている人もいるかもしれませんが、7月に楽しい結婚式をあげた、あのおふたりです。

マリアがはじめてケベックシティの我が家に遊びに来たとき、手土産に・・と手作りのブラジルのお菓子を持ってきてくれたことがありました。ブラジルのお菓子ってどんなのなんだろう?とわくわくしながら箱を開けてみると、丸い一口サイズのチョコレートたち。チョコレートという見慣れたお菓子だったので、ワクワクしていただけに拍子抜けしてしまいましたけれど、なめらかな口あたりのチョコレートはとっても美味しくて、夫とふたりでぺろりと平らげてしまったのでした。

そしてつい最近、ちょっと遅くなったけど夫の誕生日祝いに・・とプレゼントとチョコレートケーキを持って突然遊びに来てくれたエド&マリア。見るからに濃厚そうなどっしりとしたチョコレートケーキに、甘いものが大好きな夫はニンマリ。主役が待ちきれないなら(笑)と、コーヒーを淹れてさっそくそのケーキを切り分けていただいてみると・・・これが美味しいのなんの!!
やっぱり日本人の私は、北米の甘ったるいケーキや重い味がちょっと苦手なんですけれども、このチョコレートケーキは甘すぎずくどくなく、カカオの味が口いっぱいに広がって、この私がどんどん食べれてしまうんです。
「お世辞でもなんでもなく、このチョコレートケーキは一番美味しい!!」と感動しながらパクパク食べる私を嬉しそうに眺めながら、「だって私、ブラジル人だもん」とマリア。

そこでやーっと気が付きました。
ブラジルはカカオ豆の原産国だった!!(おそい。
チョコレートというとスイスとかフランスとかイメージしちゃっていた単純なわたし。カカオ豆の歴史はマヤ、アステカ文明まで遡るというから、中南米のチョコレートが美味しくて当たり前ですよね。
話を聞いてみると、ブラジルのお菓子ということで以前持ってきてくれた一口サイズのチョコレートも、ちゃんと「ブリガデイロ」という名前があって、ブラジルのお菓子代表選手なんだそうな。知らなかった・・・。

ブリガデイロもチョコレートケーキも、しっとりとしてとろ~りとして、甘さもきつくなくてカカオ豆の香りがして・・・思い出しただけでニヤけてしまいそうなお味でした。
今度マリアに作り方を教えてもらう予定なので、その時にはまたこの日記でご紹介しようかと思います。
マリアによると、ブリガデイロのとろ~り感のヒミツはコンデンスミルク、チョコレートケーキのやめられない美味しさはココナッツフレークにあり!だそうです。
まずいな~、作り方聞いたら、食べすぎちゃいそうだな~。(笑

モントリオールといったら!食べもの編

2007-07-14 | FOOD
家族旅行のときの日記は都市ごとに書いてきましたけれども、モントリオールについてはもうひとつ、食べ物について書いておかなくちゃ!・・・って、結局また食べ物についてなんですけどね。

家族旅行のあと、日本の両親が特に恋しがっていたのは、モントリオールの名高いSchwartz'sのスモークミート。
じゃーん。



スモークミートのサンドイッチ・・・というよりも、スモークミートのパン添えみたいなくらい、お肉の存在感が溢れてますけど。
このサンドイッチの姿をみて、肉ばっかりこんなに食べれないよ~・・・と思いつつ一口二口食べていくと、あれっ!?旨いっ!!と一気に完食できてしまうんです。

これはもう、百聞は一食にしかず、ですね。口にしないとわからない、この旨さ。大衆食堂のような狭い店内がまた味わいがあり歴史もあり、いつも行列が絶えないお店なのです。クリスマスの時期にはスモークターキーが特別に販売されるようで、これがまた絶品なんだそうな。

せっかくモントリオールに住んでいるのに、今回家族で行ったのが2回目。「いつでも行ける」という妙な安心感が、かえっていけませんねぇ。



そしてそして、ケベックといったらやっぱりプティン!
好きな人と嫌いな人とはっきりわかれるようですけれども、うちの両親も私も、プティン好き派でした!
フライドポテトにグレービーソース、そして押し固める前のチェダーチーズの粒を散りばめたのがプティンです。

モントリオールの旧市街を散策中、ビール好きな夫の家族と私の家族が揃っているわけですから、地ビールのお店の前を素通りするわけもなく、昼間からビールで乾杯。そしてそこのパブで、私の両親は初めてプティンと出会ったのでした。
濃いめのビールにあうような、こってりした味がたまりません。



そして最後はこちら。
市場で新鮮マンゴーを試食中の、母ふたり。

美味しい野菜や果物が安く手に入るのもまた、モントリオールの魅力ですね。
夫とふたりで週末に、試食目当てで市場に散歩に行くこともしばしば。あ、いや、ちゃんと買ったりもしますけどね!(でもやっぱり試食がメイン。)

旬なものを旬なときに食べれるのが、やっぱり一番だな~と思います。食べ物で季節を感じるのって、なかなかの贅沢ですよね。


ということで、モントリオール・食べもの編でした~。

噂のラーメン

2007-01-10 | FOOD
また食べ物ネタですか!?と言われてしまいそうですが。
トロントでラーメンを食べてきました!!

義両親はふたりとも、ありがたいことに和食がとっても大好き。クリスマスはカナダ式に七面鳥やらポテトやらクランベリーやら楽しんで、その後は和食でお正月を祝おうね!と嬉しい計画を立ててくれていました。
なので26日以降は、クリスマスツリーを始めとする素敵なクリスマスデコレーションに囲まれつつ、おでんや煮しめを作ったり、皆でお鍋を囲んだり。デザートには杏仁豆腐を食べたり、日本の親戚から頂いた羊羹とお茶を堪能したり。

そんななか、新聞に載っていたラーメン屋さんをみつけた!とお義母さんがランチに予約してくれていたのが、トロントで人気のラーメン屋さん「味千」。
熊本とんこつラーメンのお店らしく、どうやら本店は熊本にあるとか。九州の方ならご存知なのかな?東北では見かけたことはありませんが、東北よりも北米でどしどしチェーン展開しているラーメン屋さんだそうです。

11月の里帰りのときにも、初日のランチには真っ先ににら南蛮ラーメンを食べたほど、無類の麺好きなわたし。その日の朝は朝食もほどほどに、とっても楽しみにしていました。

店内に入ると早速とんこつスープの美味しい匂いに包まれ、うわぁ~・・と匂いに酔いしれていると、「いらっしゃいませー!」と店内に響き渡るウェイトレスさんたちの声!
よく聞いてみると中国人なのか韓国人なのか、みんな「いらーしゃーあせー」とちょっと適当でしたけれども
ちょっとくらい違ったって、トロントで日本の雰囲気を味わうには十分です。
壁には器が飾ってあったり、反対側にはお相撲さんの絵がどーんと描いてありました。


実は昔バンクーバーに住んでいた頃、一度だけバンクーバー図書館の近くにあったラーメン屋さんにひとりで行ったことがありました。私のホームシックの特効薬はやっぱりいつも食べ物だったのです。(笑
一番評判のいいラーメン屋さんだったのですが、食べてみるとまさしく「中国のラーメン」。日本人の私が美味しいと感じるラーメンではなかったんです。いや、中国でラーメンを食べたことはありませんけれどね
ラーメンはもはや、日本各地でそれぞれに「味」があり、種類もさまざま。日本の食文化のひとつですよね。日本のラーメンと程遠い味のラーメンを食べて、余計にホームシックが増しちゃったという、悲しい思い出です。(笑)それ以来、カナダではラーメンを食べたことは一度もありませんでした。



話が脱線しちゃいましたが。じゃじゃーん。
こちらが今回いただいた、熊本とんこつ野菜ラーメン!
目の前にラーメンを置かれた途端、写真撮るのも忘れて食べ始めちゃったため、ちょっと麺が乱れておりますけれども。

バンクーバーでの思い出が吹っ飛んじゃうほど、美味しゅうございました。


ただ、やっぱり東北人なわたしは、細いちぢれ麺の醤油ラーメンが一番好きです。
メニューにはとんこつラーメンしかないのが、ちと残念。
隣に座った中国人らしき家族も、中国語ではありましたが「ほにゃららほにゃららショユラーメン?」と聞いていて、心のなかでそうよね!食べたいよね!と頷いちゃいました。

ちなみに、私がラーメンに食らいついている間、「すすらなくてもいいんだよ」って言ったのに頑張って麺をすすっていた夫と義父母。夫はしばらくして「めまいがする・・・」と言ってましたけれども。

3人とも美味しい!と、スープまで一滴残さず堪能しておりました。

紅茶の効果

2006-12-20 | FOOD
こちらはモントリオールにあるオリンピックスタジアム。
我が家の近くにあるので、勝手に親近感をおぼえてしまう建物です。朝キッチンのカーテンを開けるとてっぺんの部分がちょこんと見えるので、「おはよ~」と挨拶しているからかな。
飛行機からこのスタジアムを見たり、帰宅途中に街角でスタジアムの頭の部分をビルの隙間から見つけたりすると、「帰ってきたよ~」と話しかけたくなる。(笑



さてさて、日本ではどうやら、悪質なウィルスが流行しているようですね。
師走はどうしても忙しさで体力が落ちてしまいがちですし、これからやってくる美味しいお正月に備えて、みなさん気をつけてくださいね。

いつも健康体なわたしも、日本から帰ってきてすぐに風邪を引いてしまいました。頭痛が激しい風邪だったんですけれど、本格的になる前になんと紅茶で撃退!!
電話で実家の両親に「風邪引いちゃってさ~。うがい薬日本から持ってくるの忘れたよ。」と話したところ「みのもんたが紅茶でうがいするといいって言ってたよ!」との情報を入手。
さすがです、みのさん。その影響力はカナダまで!

いつもコーヒーばかり飲んでいた我が家では紅茶がたくさん余っていたので、ちょうどいい!と大きな鍋で惜し気もなく紅茶をたくさん煮出し、「なんかのまじないか?」(失礼な!)などと夫に疑われながらも紅茶でうがい。疑う夫も無理やり紅茶でうがいさせようとしたところ、「もったいない」と普通に飲んでましたけど!(笑
これもみのさん情報によると、殺菌効果があるので普通に飲んでもいいそうです。
この乾燥した空気にウィルスが蔓延する季節に、夫も私もなんとか風邪を引かずに済んでいるところをみると、やっぱり紅茶の効果かな?

その話を義母に電話で話したところ、「紅茶で鶏肉を煮ると美味しいよ」との情報が!紅茶で煮こんだ後は、好きなタレに漬けておくだけでいいらしいです。醤油ベースのタレにも浸けてみたら美味しかったよ、と話していました。
紅茶って・・・飲む以外にもこんなに使い道があるんですねぇ。
なので私も。クッキーをたくさん焼いたとき、紅茶をミルで細かくして紅茶クッキーも焼きました。食べちゃっても効果はあるだろう、ということで。

コーヒー豆に場所をとられて棚の奥に追いやられていた紅茶。
みのさんのおかげで今冬は大活躍♪紅茶のおかげでクリスマスもお正月も、元気にたらふく食べれそうです。(食い意地ばっかり

ということで、紅茶でうがい、おすすめですよ!