日々是好日 in Canada

写真と日記で綴る、日々のこと。

ピーチボーイ

2011-02-02 | 日記-モントリオール
今朝、ちょっとぬるくなった湯たんぽを抱っこしたまま起き上がり、カーテンを開けると。

外は猛吹雪。

窓の右から左へと、絶え間なくものすごい勢いで流れてゆく雪は、何もかもを真っ白にしてしまっていて、思わずそのままカーテンを閉めてベッドに戻ってしまいそうでした。あぁ、なんで今日は平日なの・・・。


実家の両親とスカイプやメールのやりとりをするたび、日本もかなり大雪、という話を聞いています。実家は雪に埋もれてしまっているようす。雪かき大変だろうなぁ。

そんな、どこもかしこも雪に埋もれて寒い中、日本からの温かいニュースには元気付けられます。
最近では日本チーム、アジアカップ優勝!のニュースは嬉しかったですね!日本中、もりあがったんだろうなぁ~。いいな~。苦い思いを繰り返して、それでも挫けずにコツコツと努力してきたチームは、やっぱり底力がありますね。そして何よりも、選手の皆さん仲が良くて、お互いを思いやっている雰囲気が伝わってきます。日本サッカーのこれからが、ますます楽しみ!

そして昨日は、いつもみている読売新聞のサイトでみかけた、温かいニュース。

以下、読売サイトより抜粋。


横手市の積雪量は1日、過去最高の192センチを記録。市民らは連日の除雪作業に疲れ切っており、五十嵐忠悦市長は、「ご支援に感謝し、雪害対策に活用したい」と話している。

市によると、1月28日に50万円が横手市に届き、「除雪などに活用ください」というメモが一緒に入っていた。匿名だったが、消印から長野県千曲市から出されたものだった。

同月31日には、埼玉県北本市の女性と、横浜市の女性から各1万円の寄付があった。北本市の女性の手紙には「除雪作業中に亡くなられた方のことを思うと胸が痛みます」と書かれ、横浜市の女性からは「小さな伊達直人たちの母」と名乗り、「4歳と9歳の息子が『大きくなったら雪下ろしに行きたい』と話している。わずかなものですが、お使いください」と書かれた手紙が同封されていた。




そういえば、伊達直人さんのお話は、北米のメディアでも紹介されていました。
桃太郎にいたっては、「ピーチボーイ」なんて呼ばれていましたけれども。笑



せっかくなので、カナダからも、ちょっといいお話。

ノバスコシアにお住まいのバイオレットさん(78歳)アレンさん(75歳)ご夫婦。昨年夏に宝くじで約9億円当選!
新聞に載った数字を何度見返しても信じられなかったバイオレットさんは、旦那さんだけではなく、家族友人、みんなに確認してもらってやっと、当選したと喜んだとか。
その一週間後、ご夫婦でこのお金を有効に使ってもらえそうな団体をノートに書き出しました。まずは家族、そして地元の消防隊やら慈善団体やら、贈り先のリストは2ページを埋め尽くしたそうです。

小切手をそれぞれに郵送したご夫婦のお話は、地元の人々から少しずつ広まり、やがてカナダ全国に知れ渡りました。

自分たち用には20万ドル(約1600万円)を"for a rainy day"に、と残しただけ。
バイオレットさんは今、がんの治療中で、「世界中のお金を集めたって、健康だけは買えない」。でも、おふたりの定年後の生活は、"Not millionaires, but comfortable,"とアレンさんは言います。

"That money we won was nothing, we have each ohter."と笑うおふたりは、今までと同じように、宝くじを買い続けているんだそうです。他の誰かがまた、当たるだろうから、と。



幸せな年輪を重ねたのであろう、この老夫婦の言葉、深いですね~。

私がもし当たったら・・・・家族とは分け合うけど、あとはやっぱり自分で使っちゃうだろうなァ。

あぁ自分はまだまだ小さいなぁ!と思うとき、同時にどこか気持ちよいのは、何故だろう。
80歳になったとき、このご夫婦のように、穏やかに "we have each ohter." と言えるように、なりたいものです。







2011年は

2011-01-11 | 日記-モントリオール
皆さま、あけましておめでとうございます。

お正月気分も抜けた頃のご挨拶になってしまいましたが、まだクリスマスの飾りがあちこちにあるモントリオール、楽しいことはできるだけひきずる、というカナダ発信の日記ということで、どうぞお許しください。


さぁて、今年の目標は・・・「言い訳をしない」かナァ。



上の写真は、ふるさとの山、岩手山です。
モントリオールの元旦は、あいにくの雨でしたので、新年らしい写真もなく。フォルダの中にみつけたふるさとの山に合掌して、新年のご挨拶、ということにいたしました。


前回の日記に書いていたように、クリスマスはトロントの家族と過ごし、そして大晦日にはモントリオールで友人たちと年越し蕎麦をいただき、おいしく2011年を迎えました。
ちょうど一年前、ダマスカスの小さなアパートから星空を眺め、オットと共に(美味しくない)シリアビールで乾杯をしてスタートした2010年。新しい土地、新しい文化、人、食べ物、アラビア語。2009年に引き続き、新しいことだらけで無我夢中で過ごした毎日は、私の貴重な財産であり、宝物です。そして初夏の日本ではゆっくり家族との時間を過ごし、帰ってきたモントリオールでは、友人たちとの楽しい時間が待っていました。

一年前の日記を読み返してみたら、「2009年は、『新』」と書いていました。その後の、一年。振り返ってみると2010年は、一文字で表すなら、「幸」でした。
オットに家族、友人たち、ダマスカスにモントリオール、日本にも、私に与えられた苦楽すべての経験にも、感謝感謝の、幸せな年だったと思います。

さぁて、そして始まった2011年。
今年はどんな年になるんだろう。どんなことが待っているんだろう。
今年は、そうですねぇ、一番最初に書いた「言い訳をしない」だけではちょっと寂しいので(笑)、今年の目標は「成長する」にしようかな。まわりのすべてに感謝した一年を胸に、今年は自分自身をもっと鍛えていこうかと思います。


そんな、ちょっとアツいことを考えるようになったのも、年末に読んだ文章が、なんだか頭に残ってしまったから。


『人生、生きるに値するかどうかは私にもわからない。でもはっきりしているのは、生きるに値するという信念が人を動かすということだ。そうやって張り合いを持って毎日を過ごしたら、何事かを成し遂げることができる。その結果、人生は生きるに値するものになっていく。』というような文章でした。


ダマスカスに住んでからよく思い出していたのは、初めてカナダに来た頃の自分。
なんかこう、もっと貪欲に、がつがつと、何を見落としてなるものかと、いつも目を見開いていろんなこと吸収していたなぁ・・・と。


何かを成し遂げよう!という信念があるわけではないんですけれども(この辺がやっぱり適当なO型)。
毎日を楽しくするのも、つまらなくするのも、幸せにするのも悲しくするのも、自分。そのことを肝に銘じて、小さなことでも、成長できたらいいな、と思います。




あいかわらず、とりとめのない新年日記で始まった、このYOKO日記。
一年後に成長っぷりを皆さんに報告できることを願いつつ、といっても、いつも通りのちょっとぬるい感じで日記は続いてゆくと思われますが。(あ、成長してない。

みなさま、今年もどうぞ、宜しくお願いいたします。



ターキーの味

2010-10-13 | 日記-モントリオール

先週末、秋特有のすこーんと気持ちのよい高い青空のもと、カナダではサンクスギビングデーを迎えました。

気になる紅葉はというと、今年の秋は雨の日が多く、また、まだ霜がおりるほどドカンと寒い朝もなく、まだのんびりと緑色をしている木をたくさんみかけます。


サンクスギビング。感謝祭。・・・「感謝祭」と日本語でいうと、どうもデパートの売り出しを連想してしまいますが。こんな小さなところでも、自分の日本人の血を再確認。

大地の恵みに感謝するべく、七面鳥やらクランベリーやら、この日に食べる定番というのがだいたい決まっていて、今年はお義母さんと共同で、七面鳥を焼き、クランベリーソースを作り、ふわふわのマッシュポテト(これがニンニク入りで旨かった!)を作り、グレービーソースも芽キャベツもいんげんも、パンプキンパイまで用意して、きちんとサンクスギビングディナーを頂きました。

昨年のこの時期はダマスカスにいたので、北米の秋の味覚は、オットも私も久しぶり。
クランベリーソースの鮮やかな赤味がちょちょいとついたターキーを頬張りながら、ふと、あぁ、この味も私は、懐かしいと感じるようになったんだなぁ、と改めて気づきました。
思えばバンクーバーに勉強しに来た頃は、ホームスティ先で「肉にジャムなんて!たらっと醤油をたらしたらさぞ旨かろうに・・・」と心の中で思いつつ、ターキーにクランベリージャムとミントゼリーをたっぷり塗りながら談笑する家族に囲まれていたっけ。
この、クランベリーの酸味とターキーの味が口の中に広がるのを感じながら、あぁ私の「ふるさとの味」にも、少しずつ少しずつ、カナダの味が加わっているんだなぁと実感したのでした。味覚の中にも、小さな自分史を再発見。

とはいえ、この日の食卓の中で、「あぁ旨い!!」と心の底から身震いするほど美味しかったのは、かぼちゃの煮付けとキノコたっぷりの炊き込みご飯。
やっぱり、これが私の原点の、ふるさとの味!




大雨の日に

2010-10-02 | 日記-モントリオール
雨模様の写真は、これしかなかったので・・・。 2009年9月、インドのシムラという町にて。大雨のあとの午後に。



最初に書いておきます。
しょーもない日記です。



すっかり秋めいてきたモントリオール。
昨日は大雨警報がでるくらいの雨の日で、歩道を埋める落ち葉が雨に打たれていっそう色濃くつやつやしていました。

仕事に行く途中のメトロの中。皆さん雨合羽からポタポタしずくを落とし、びしょびしょに重くなった傘を手に、出勤中。
ふと、目の前に立っている男性が、どこかしら違和感がある・・・と思ってチラッと顔を見てみたら。

黄色いフチの、水泳メガネ。

まるで、たった今飛び込み台に立ちました、とでもいう感じに、メガネの両側を押さえて調整していました。


・・・・大雨、だからなんだろうか。
新しすぎる、雨の日のファッションなんだろうか。
と、昨日は一日、黄色の水泳メガネが頭からはなれませんでした。


ハグ、無料。

2010-08-16 | 日記-モントリオール
上の写真は、エジプトの紅海にあるダハブという小さな町で、今年の4月に撮った写真です。

今日は日記を書こう、と思いたち、夏っぽい写真がないかな~と、たくさんの写真を眺めていてみつけたのでした。
はい、そうです。「夏っぽい」というだけで採用。
・・・毎度のことながら、日記と関係ナイ写真でスミマセン。


さて、今日のお題(笑)は『HUG』。


暑さもようやく和らいで、のんびりと過ごしていた日曜の朝。コーヒーの香りをいっぱいに含んだ湯気にしあわせを感じつつ、オットとふたりで何気なくテレビを眺めていました。何の番組なのかよくわからないまま、でも、これがなかなか面白かったのです。

番組では、変わりゆく人間社会、忘れ去られたモラルやマナー、コミュニケーションが下手な人たちやキレやすい人たちの急増、などなどを、コミカルにも淡々と嘆いていました。日本のみならず、カナダでも、いやいや、こういったことは世界中の先進国どこでも、のようです。

たくさんある理由のひとつとして番組で取り上げていたのは、テクノロジーの発達でした。ある若い技術者は、「人の生活が豊かになると思って研究・開発しているけれど、『どこの会社に電話しても、コンピューターと話をしなきゃならん』と電話嫌いになったおじいちゃんや、『携帯電話がないと生きていけない!』という子供をみていると、自分のしていることに不安を感じる瞬間がある」と、複雑な顔をしていました。

携帯電話もインターネットも普及し、相手の顔がまったく見えない、生身の人間と接する機会が少ない、ということが日常になってきてしまっている現代。公共の場では周りの人たちが視界にはいらなくなっていき、自分のことばかりを考えてしまうようになり・・・云々。
テレビを見ながら、なるほど、と思う反面、インターネットのおかげでこのブログを続けてこれて、このブログのおかげで出会った人たちもたくさんいるわけで、昔に比べたら国際電話も気軽にできるから家族と連絡も取れるわけで・・・。
良い事も悪い事も両方受け止めたうえで、バランスよく生きていけたらいいな、と思うのでした。


そうそう、書きたかったのは、『HUG』。(遅い。

この番組の最後に紹介していたのは、モントリオールの大道芸人 "Hugger Busker"。
オールドモントリオールの広場で、「ハグ、無料。」の看板を掲げて、両腕を大きく広げて立ち続け、6年。どれだけの人が、優しく温かいハグを必要としていたか、彼自身もびっくりだったそうです。
人との触れ合いが確実に減っている今、どんなことが周りの人を嫌な気分にさせて、どんなことが人を笑顔にするのか、わからなくなってきている、と彼は言います。
(この大道芸人の写真が載っています。→Hugging Life

番組によると、2004年頃からオーストラリアに始まり、世界各地で「ハグ、無料」の看板を掲げた人たちが現れたのだとか。イギリスでは「ナショナル・ハグ・デー」なる日まで、1990年からあるのだそうです。もちろんここカナダでも、挨拶はハグで、というお国柄ですから、「ハグ、無料。」の大道芸人はニュースでも取り上げられるほどの人気になったのでした。

そういえば、オットのおかげで、日本の家族親戚の間では、ハグが浸透していきました。最初はちょっと照れがあった気もするけれど、今ではみんな、ハグが大好き。
人を笑顔にする触れ合いって、大切ですね。

「たとえば、運転手同士が道を譲らずに怒鳴りあったら、その人たちの一日は最悪なものになるけれど、笑顔で道を譲り合うだけで、相手だけじゃなく自分もその日は何となくハッピーな気分でいられる。笑顔でハグをして『ありがとう』ということが、どれだけ自分を幸せにしてくれるのか、みんな意外と知らないんだ。」と笑う大道芸人のやさしい瞳が、とっても印象的でした。


蒸し暑い夏もそろそろ終わることだし、帰ってきたオットが私をハグしようとしたときに「汗かいてるから、触んないでっ!」と逃げるのは、もうやめよう、と反省した、日曜の朝でした。


カナダの夏

2010-08-03 | 日記-モントリオール
『日本の夏』日記の次は、カナダの夏。


先日、ケベックの田舎の、湖のほとりにある友達の家に遊びに行ってきました。
街中から湯気がたちのぼりそうなくらいの、うだるように蒸し暑いモントリオールを抜け出して、ちょっと自然の中で休憩したら?という、ありがたいお誘い。
湖を見下ろすかたちで建つその家は、ドアを開けると木の香りがふわっと迎えてくれて、あの夏のじとっと肌にまとわりつくような空気なんて、一瞬で忘れてしまうくらい。



湖のほとりでランチをしていると、私たちのすぐ後ろに野生のブルーベリー発見!
そのブルーベリーが、最初の写真です。
写真だとわかりづらいんですけれど、野生なので、とっても小粒。酸っぱいかな?と思いきや、なかなかしっかりした頼もしい味で、ほんのり甘みも。



その場で収穫して、野生のデザートをいただきました。


午後には、夫たちは湖で泳いだり、サイクリングに行ったり、足こぎボートでキコキコと遠出したり。男たちが遊んでいるあいだ、私たちは森の中へキノコを探しに行きました。美味しそうな(というより、食べられそうな・笑)キノコを採り、家に帰ってキノコ事典とにらめっこ。毒キノコにやられても困るので、結局半分くらいは森に返し、「これは確実!」というキノコはその日の夕飯になりました。


キノコその1&友達の弟さん




しばらくの間中東にいた私たちは、この日、改めて、この大自然の恵みがカナダの宝物なのだと再認識。


湖に足をつけていると小さな魚たちがつま先をちょんちょんとつつき、湖の向こう側にはビーバーが静かに泳いでいき、野生のブルーベリーをつまみ、突然の夕立の中をキノコを抱えながらバシャバシャ走って帰り、夕飯にはキノコが香りを添え、焚き火のパチパチという音が夜空にあがっていくのを聞きながらワインやビールを飲み、朝には鳥の声で目が覚める。

カナダの大自然がつくりだす時間の流れというのは、今まで行ったどこの国とも比べものにならないほど、大きくゆったりと流れていて、それでいて、大げさではなく、そ知らぬ顔して毎日流れてゆきます。旅の終わりの頃の日記で、ちっぽけな自分、というような日記を書いた記憶があるけれど、旅に出るまでもなく、この大自然の中にいても、大きな流れの中にいるちっぽけな自分をみつけて、なんだか気持ちのいい週末でした。






さようなら、モントリオール

2009-09-04 | 日記-モントリオール
「仕事も落ち着いてきたので、また更新しますね♪」なんて、余裕綽々な日記を書いてから、結局更新も出来ず、頂いたコメントにお返事もまだかけず、只今、出発6時間前。
荷造りと掃除と荷造りと掃除・・・という現実からちょっと逃げ出して、パソコンを開いてしまいました。

これから私たちが出会う景色、人々、まだ口にしたことのない食べ物、新しい街・・・いろいろな世界が待ち受けていると思うと、大抵は胸が躍ってわくわくするんでしょうけれども、まだ(笑)そういう域には達しておらず、夫とふたりで「・・・どうして旅立つことにしたんだったっけ・・・」と平和な毎日がふと恋しくなったりする瞬間もあったりするほどです。

本日は気持ちの良い快晴で、秋の匂いがほんの少し混じった空気はとてもすっきりしていて、この居心地のよいモントリオールから離れたくないな、午後にのんびり読書(と昼寝)でもしたいな・・・という思いを心の隅に抱えつつ。


行ってきます。

ありがとう、モントリオール。さようなら、モントリオール。



猫になりたい

2009-08-28 | 日記-モントリオール
あ、間違えました。

猫の手も借りたい。

でも猫っていう動物は、その性格からして手を貸してくれなそうなので、「猫になりたい」のほうがあってるのかもしれない。
こちらの猫は、義従姉の家に出入り中のハックルベリー。食べたいときだけ家に帰ってきて、あとは思う存分、近所を探検。疲れたら日向ぼっこして、庭でランチ食べてる人間たちをうるさいなぁ~と横目で見つつ、「ハックルベリー、こっちおいで」と手を差し伸べる私を無視して、気持ち良さそうに寝入ってしまうのです。
も~猫って・・・。

そんな猫の生活に羨望と嫉妬を抱きつつ、準備が進んでんだか進んでないんだかすら良くわからないまま、モントリオールでの生活もあと一週間となりました。

この日記上では、シリアに行くことだけ皆さんに伝えていましたけれども、こんなぎりぎりになって、もうひとつご報告。
来月、私たちは結婚5周年を迎えます。今年は夏にバケーションを取らず、休まずにせっせと働いてきたので、この辺で自分たちにご褒美を!(いい言葉だな~これ。笑)ということで、バケーション月間に決定。

この日記でずっと以前に書いた、1周年の時の『6日間バンクーバー島でトレッキング80キロ』のハネムーン。覚えていらっしゃる方もいるかな~?
あの時、ふたりでまたもう一度戻ってこようと約束し、5周年記念で再挑戦っていうのはどう?と半分笑いながら話していました。
残念ながら、バンクーバー島に行くのは無理という結論に到ったんですけれども、そのかわり、インドのヒマラヤに行くことにしました!

インドの北のほうにあるラダック地方は、高峻な山々に囲まれた地形により外部からの影響を受けにくく、チベットよりもチベット文化が色濃く残った地方と言われているそうです。そのラダックにあるレーという小さな町を拠点に、ヒマラヤの山々に見惚れながら、チベット文化に触れてこようと思います。

もちろん、この日記で私が見たこと聞いたこと、いろいろご報告していきます。

仕事も落ち着いてきたので、出発前にまた更新しますね!!


行き先はダマスカス

2009-07-17 | 日記-モントリオール
じゃーん。
この写真は、昨年夫がそこへ行った時に撮ったもの、を勝手に拝借。
まだ予備知識が足りてなくて、どこの何という遺跡だったかは忘れちゃいましたけれど。
でも大丈夫!後でじっくり、自分の目で見てレポートします!

もったいぶって引っ張りすぎても何なので、ここ数日はなんだか「はやく次の日記書かなきゃ」と夏休み終わりかけの小学生の頃を思い出してしまうような気分でした。

さて。
行き先は、シリアのダマスカス。

中東、というと砂漠で乾燥したイメージですけれども、シリアは砂漠のみならず、地中海側には山脈もあり、ユーフラテス川も流れていて、世界で始めて農業が生まれたところなんですって。
農業だけではなく、アルファベットの原形がうまれたのも、ここ。
東西の文明の十字路。
肥沃な三日月地帯。
アラビアのロレンス。
千夜一夜物語。

ガイドブックやいろいろなサイトを覗いては情報収集をしていて、今の私のシリアに関する知識って、こんなものです。

ダマスカスの街について読んでいて吃驚したのは、その歴史が4000年ということ。
旧市街は城壁に囲まれているんですって。ケベックシティといいダマスカスといい、私たち夫婦は城壁と縁があるんでしょうか。(笑


出発まで、まだ2ヶ月ほどあります。
やらなくてはいけないことをリストアップはしてるんですけど・・・大丈夫かな~。
あ、そうそう、もちろんちゃんと調べましたよ♪
今年のラマダン(断食)は私たちが行く頃にはちょうど終わったあとなんですって。よかった~。断食も断ビールも、わたし生き延びる自信がないもの!



ワクチンにやられる

2009-07-13 | 日記-モントリオール
夏を迎えたモントリオールでは、アイスクリームを楽しむ人たちが街のあちらこちらに。夕立だってなんのその、長くて暗い冬に覆われていたこの街は、一瞬の夏も逃してなるものかと、通りは陽気な人々で溢れて活気づいています。
こうして、街のいたるところにベンチがある景色も、テラス席ばかり満席になっている景色もまた、モントリオール。

私がこの街に降り立ったのが、2005年の2月。冬真っ盛りの灰色のモントリオールに意気消沈しているうちに、慌しくケベックシティに引越して、小さい宝石のような城壁の町のとりこになり、泣く泣く2006年9月にまたモントリオールに戻ってきて、そしてもうすぐ3年が経とうとしています。
厳しさも温かさも感動的なほど極端で、歴史の重みを大切にしながらも新しいものに手を伸ばす好奇心を常に持ち、都会の喧騒も旧市街の美しさも自然の静寂も、不思議なほどバランスよく共存するモントリオール。
この街に出逢えて、本当によかった。今ではそう思っています。


どうして今、こうしてしみじみとモントリオールを見つめているのかというと。
もう少ししたら、この街を離れることに決まったからなのです。
その準備のため、最近は夫とふたりでばたばたと慌しく走り回る毎日・・・。なんせ、『計画』という言葉が存在しないんじゃないかと疑いたくなるようなカナダですから。そこで生まれ育った夫ですから。
そして一方の私は、計画立てるの大好きな日本人。
「あのさぁ、プ・ラ・ンって言葉、知ってる!?」と毎日のように夫をせっついて、準備に励んでおります。(笑

その準備のひとつとして、先日はいろいろと予防接種を受けてきました。A・B型肝炎のワクチンやらインフルエンザのワクチンやら、なんだかよくわからない名前のワクチンまで、陽気な看護婦さんがブスブスと注射を打ってくれたんですけど、両腕あわせて3箇所、太ももに1箇所。一度に4箇所も!
しかもこれ、あと3回通って、同じように3~4箇所ずつ打ってもらわなきゃいけない・・・。
ええと確か、ワクチンって、病原菌を体の中に入れて抗体をつくるっていうことだったような。ってことは私の今の体の中、病原菌だらけ!?と、精神的ダメージを自分で与えてしまったからなのでしょうか、ワクチンを打ってもらった次の日、も~仕事がしんどくてたまらなかった!


計画立てないくせに、こういうことはきちんとしておきたい性格の夫。予防接種は必ず必要というわけではないんですけれども、海外ということもあって万が一のことを考えて、お金をかけてでも体は守るべき、と夫が提案したのでした。
うふふふ。さて、クイズ。行き先はどこでしょうか!?
行き先を知っている家族とモントリオールの友人の皆さん、ばらさないでね~。

ヒント1:『カナダ日記』のタイトルを変えなくちゃいけない。
ヒント2:言葉が不安。
ヒント3:行き先を教えた友人の約半数に、「・・・で、それってどこ?」と言われた。
ヒント4:夢追い人の3人目は、まちがいなく我が夫。


こたえは、次回の日記で!

ヒント1にもあるように、日記はぜひ続けたいと思っています。とくに、カナダよりも情報が少ない地域なので、そこの世界で私が見たもの聞いたもの、いろいろと情報発信できたら、と意欲満々。


マーマイト家族

2009-06-18 | 日記-モントリオール
上の写真は、義妹のナタリーと旦那さんのティム。
この写真のふたりの表情が大好きなので、載せちゃいました。

余談ですけど、彼女はこの素敵なショートヘア、自分で切ってるんですって!カナダ滞在中、ある朝いきなり髪がさっぱりしていたので早朝美容院にでも行って来たのかと思ったら、「シャワー中に自分で切った」とコーヒー飲みながら普通~に言われました。ロングならまだしも、ショートヘアで自分で切ってるっていう人、初めてみた!!
すてき。私のも切って欲しい。と真剣な目でお願いしてみたら、「でもね~、素人だし、結構な割合で失敗するよ?」と真剣な目で言われました。
失敗をも恐れないその潔さ、脱帽です。

さてさて、このおふたり、ナタリーのTシャツからもおわかりのように、長年ベジタリアン生活を送っています。お肉や魚は一切なし(状況によって周りにあわせて食べることもあるとか)、野菜や穀物、果物を食べて、そしてオーガニックなら尚よろし、できれば自分の畑で育てた野菜たちを楽しみたいという姿勢を貫いて早十数年。骨の髄までイギリス人のティムにいたっては、今回のカナダ旅行の鞄に真っ先に入れたものがマーマイトの大瓶!

注:マーマイトとは
マーマイト(Marmite)はビールの醸造課程で増殖して最後に沈殿堆積した酵母、いわばビールの酒粕を主原料とし、イギリス及びニュージーランドで生産されているビタミンBを多く含む食品。

Wikipediaより抜粋


へぇ~!(実は私も知らなかった ビールなんだ!)

さらにこのWikipediaのページによりますと『他に類を見ない味と香りのため外国人には理解できない味とされることが多く、日本や米国などでは悪評が高く普及してはいない。』ですって。「悪評」って・・・。

日本の両親がカナダに遊びに来たときに、ナタリーがパンやクラッカーに塗ってYoko父&母にも食べさせて、しっかり普及活動してました、そういえば。クリスマスには確か、イギリスから日本の両親宅にマーマイトの瓶とレシピブック(英語)まで送ってましたね、そうえいば。(笑


そんなベジタリアンなふたりが我が家に一週間程滞在すると決まったときは、さて一体晩ごはんには何を作ろう?朝ごはんは?と少し悩みました。最初はう~む、大変かも・・・と思っていたんですけれども、蓋を開けてみるとそんなに大変でもなく、いろんな種類のサラダを作ったり、お味噌汁の出汁は昆布のみにしたり、煮物なんかはあぶらげと根菜類だけにしてみたり、わかめやキノコ類をいっぱい使ったり。そんなに手がかかるわけでもなく、体にも良くてお財布にも優しい!(笑
ナタリーはオクラのカレーを作ってくれたり、豆腐をもの凄く固めたというような、「テンペ」という名前のものを初めて食べたり、とっても楽しい合宿のような毎日でした。

ふたりはもうイギリスに帰ってしまいましたけれども、台所のカウンターに置いていかれたマーマイトが、あの日々を思い出させてくれます。どんな食べものにもマーマイトを塗りつけるティムに、「これにも混ぜたら?」と納豆を差し出すナタリー。楽しかったな~。
さて、この大瓶、どうやって消費しよう・・・


そうそう、上の写真の続きです。
 ↓



ありがとう誕生日

2009-05-31 | 日記-モントリオール
上の写真はジャンタロン市場のきのこ屋さん。右から2番目が『Shitake』となっております。100gで$4.50!

さてさて、先日は私の誕生日でした!こんな公の場で誕生日の報告するほど、もう若くもないんですけれども。
家族や友人たちからメッセージがたくさん届き、とても幸せな一日でした。ありがとう!!!

一番最初に届いたのは、日本の両親から日本食材やらユニクロの服やらがいっぱい詰まったダンボール箱。まるで救援物資というくらいいっぱい入っていて、開けるのすら楽しかったです。ありがとう、お父さんお母さん!
うちの旦那さんは日本のチョコの代表(勝手に代表)クランキーが大好きなので、これもかかさず入れてくれます。そして今回一緒に入っていたこちらのチョコ。


醤油チョコ!
見た瞬間、夫婦揃って「おぉぉ!」「えぇぇ!?」と思わず雄たけびをあげる。
なになに、日本ではチョコはこんなに進化しているんですか!?
せっかくなので、グリフィン家族一同が集まった時に、どどーんとお披露目いたしました。カナダ人&アイルランド人一同「ソイソ~ス~!?」とさらに雄たけびをあげる。
全員半信半疑でしたけれども、さすが職人の国ニッポン、美味しかったです。なんというか、コーヒー味に似た独特のかすかな苦味があるというか。みんな「このチョコ輸入しよう。」と本気で相談し始めるくらい好評でした。


誕生日の数日前に、旦那さんと一緒に買い物に行ったときにもらったのは、レインジャケット。これを着て、雨にも負ケズ風にも負ケズ、がんばろう35歳!と決意新たに生きてゆくのだ。これを買って貰った日から、雨が降って欲しくてしょうがない、小学生のような35歳。(笑
少々気温が上がっても「曇り空だから!」とレインジャケットを羽織って出勤したりしてました。そんな思いが天まで届いたのでしょう。誕生日当日は朝からどしゃ降り。これから嵐になるという天気予報に、あきらめなければ願いは叶うのだ、と希望の光がみえた、感動の誕生日。(ぷっ。)

そして誕生日の2日前には、トロントで家族集まったときに皆でバースデーケーキをいただきました。



見た目はクモの巣のようなこちらのケーキ、ベイリーズのチーズケーキです。
さすがアイルランド系家族。(さすが酒豪家族。)
キャンドルが見当たらなかったのでマッチを立てて火をつけ(笑)、急いで歌うバースデーソングの途中で、燃え尽きる前に慌てて吹き消したという、なんとも楽しいバースデーケーキでした。

職場の仲間たちからはお酒や麒麟ビールやシャンパンをいただき、世界中に散らばる友人たちからはお祝いが届き、あぁ私って何て幸せモノなんだろうと、ホロリとしてしまった誕生日。
誕生日って、感謝だらけの一日ですね。この世に産んでくれてありがとう、育ててくれてありがとう、こんなに素敵な人たちに恵まれて、皆さん本当にありがとう。


衣替え

2009-04-26 | 日記-モントリオール
イースターも過ぎて、歩道の脇に積まれた雪もみるみると溶けていき、週末のモントリオールはいきなり28度という暑さ!春はどこなの、春は!
つい昨日までは、15度前後だったのに。

まだまだ公園だって裸木がにょきにょき立つばかりで緑とは程遠く、芝生だってまだ半分くらい茶色。自然だっていきなりの夏についていけていないのに、待ってましたとばかりにTシャツにサンダルで闊歩するカナダ人たち。このいきなりの温度変化についていけず、七部袖にジーンズで暑くて汗かいちゃっている私は、あ~やっぱり、衣替え文化の日本人だわ・・・と、暑さでぼ~っとなりながら思いました。夏物の服を出さなくちゃ。
考えてみれば、冬の間だって旦那さんも旦那さんの家族も、家の中では半袖を着てたり、ハーフパンツで過ごしていたりします。最初は私も「え?」と思ったものの、見慣れてしまった今では不思議に思うこともなくなっていました。日本の家族と冬にスカイプで話すと、「え?アンドリュー、Tシャツで寒くないの!?」と吃驚されたりもします。Tシャツ姿のカナダ人の隣では、私はセーターを着ているので、向こうの画面上ではとっても違和感があるんでしょうね。

日本を離れて、恋しく思うもの。ししゃもとかお風呂とか今までいっぱい出てきましたけれども。
季節感!
これも加えておこう。

緑のない茶色の公園を、夏の陽射しの中を友人たちと歩いた土曜日。目に見える色と肌で感じる温度が一致せず、とっても不思議なお散歩でした。
でもね、やっぱりこんな汗ばむほどの暑さの日には、どんな国にいたってビールがうまいに決まっている!(笑
ゆったりした午後のカフェで飲んだしあわせの一杯が、上の写真です。



朋あり遠方より来る

2009-03-25 | 日記-モントリオール
夫の仕事もひと段落し、私も半日オフだった先週の木曜日。今日はゆっくりと、居酒屋風おつまみをたくさん作って(前回の目標はどうした!笑)、ビールでも飲みながら映画観てゆっくりしようか・・・と、ふたり揃って肩の荷も下りて気持ちも軽くなっていた、あたたかい午後。
何を作ろうかな~♪と冷蔵庫の中を物色していたら、り~んと電話が。

「今仕事でモントリオールにいるんだけど、今から行ったらまずいかな?」という、夫の中学からの友人でした。バンクーバーに居た時にも家族で訪ねてきたり、結婚式にも駆けつけてくれた長年の友。今では違う都市に住み、彼自身最近いろいろなことを乗り越えてきていたこともあり、最近少しご無沙汰していたので、夫も私もいきなりの電話がなんだか嬉しくて、もちろんおいでよ!とお返事。

玄関先に現れた久しぶりの友だちの笑顔は、嬉しくもあり、時の流れを感じて少し寂しくもあり。それでも、ひとたび寛いで話しはじめると、つい昨日も会っていたかのような自然さで会話が弾む・・・友だちって、不思議です。
次の日の仕事のことなんて頭の片隅からも消え去って、お酒を飲みながら延々と夜が更けるまで友人と語り合った時間って、質のいい睡眠と同じくらいにエネルギーをくれるから不思議です。

話した内容なんて、それでいてあんまり覚えていなかったりするもの。(笑
(お酒がはいってるから、尚更に。
政治の話をしていたかと思えばいつの間にか煮干しについて語り、環境問題に話が移ったかと思えば、馬糞で電気をおこす方法を真剣に話し合っていたりする。友人が熱く語り始めたのに、話しているうちに「だから俺は結局何が言いたかったんだっけ?」とオチに辿り着けなくても、それはそれで楽しい。

朋あり遠方より来る、また楽しからずや。

カナダに来るということは、家族や友人と離れてしまうというのが私にとって一番重いことでした。この日来てくれた彼は私にとっても今では大切な友だちですけれど、もともとは夫の友だち。ふたりを見ていると、羨ましくなる気持ちはやっぱりどこかにあります。日本の友だちは元気にしてるかな、何も考えずにわいわいみんなで騒いでた頃が懐かしいな、と寂しくなることもあります。

でも。
日本に里帰りすると、一緒にお酒を飲みながら笑って騒げる友だちや家族がいて、カナダではこうして気軽に訪ねてきてくれる友人たちがいて、そしてメールやブログで「元気にしてる?」と遠くから気にかけてくれる友だちがいる。決して多くはないけれど、でもこうしてずっと大切にしていきたいと思う人たちが日本にもカナダにもいる私は、幸せものなんだな~・・と思います。

おバカな話で一緒に盛り上がれる友人たちよ、いつも元気をありがとう。


雛祭りとエステとせんべい汁

2009-03-04 | 日記-モントリオール
バレンタインの日記を書いたと思ったら、もう3月。桃の節句ですね。
上の写真は、Yoko父が撮影した岩手の雛祭り。つるし飾りがとてもかわいいので、本人の了承を得ずに勝手に載せちゃいました。
桃の節句というくらいだから日本は桃の花の季節なんでしょうけれども、モントリオールはあいもかわらず、今日もマイナス11度。ケベックの冬は、そう簡単に立ち去りません。上の写真でも、つるし飾りに見え隠れしている暖房器具が、北国!という雰囲気を醸し出していますね~。
我が家でも、母の手作りの小さな雛人形で、せめて家の中だけでもちょっとした春の気分。

本日、雛祭りの日はちょうど私はオフの日だったので、何か自分にいいことをしよう♪ということでスキャルプエステなるものに行ってきました。
実は、地元の日本語情報誌でやっていた年末の懸賞で、昨年は雪見大福が当たり、今年も何か当たりますように!と応募したら、今年はなんとスキャルプエステ券が!
しかも、昨年の断髪式の時以来お世話になっている美容師さんのところでのエステなので、とっても安心。100%ナチュラルハーブを調合してくれて、それを頭皮と髪につけながらマッサージしてもらえるんですけれども、髪にいいのはもちろん、日本人の美容師さんなので、も~マッサージが最高に気持ちいい!特にこの体に厳しい季節、コチコチに固まった頭の筋肉をほぐしてもらえて、あー人間、癒しって必要だ・・・とヨダレを垂らしそうになりながら、しみじみ思いました。
このハーブのエステ、おすすめですよ、モントリオール在住の皆さん!なんというか・・・・終わったあとは、頭がふわふわな感じというか。・・・・伝わるかな、伝わんないだろうな~この表現じゃ。(笑
わたし、リポーターはどうやら向いてないようです。

私なりに、雛祭りをエステで祝うことができて、極楽でございました。


そして、もうひとつ日記に書きたかったのは、こちら。
せんべい汁!

まさか、子供の頃から食べていた八戸の郷土料理、せんべい汁をモントリオールで食べる機会に恵まれるとは、これっぽっちも予想だにしておりませんでした。

うめがった~!
ありがとう、Nシェフ

東北以外でせんべい汁を知らない皆さん、「え!?せんべいを鍋に入れちゃうの~!?」と思うかも知れませんけども、このせんべいは汁に入れることを目的に作られたおせんべい。もちもちで、シコシコで、旨味がしみ込んだ南部せんべい、むちゃくちゃ旨いんですよ、これが!
『八戸せんべい汁研究所』(研究所まであるなんて・・・笑)によりますと、せんべい汁のせんべいは「アルデンテがベスト」だそうで。東北の郷土料理には、ちょっとそぐわない横文字「あるでんて・・って、なんだべ?」と地元のおじいちゃんおばあちゃんには言われてしまいそうですけども。

納豆巻きの時と同様、職場のシェフが作ってくれたので、味付けばっちり、具だくさん、そして仕事の後ときたもんだから、も~体の芯も心の芯も温まりました。
こんな感じで3月は、とっても極楽気分なスタートです!
まだ雪に隠れて見えないけれど、きっと春はもうすぐ!・・・だと思いたい。