日々是好日 in Canada

写真と日記で綴る、日々のこと。

八幡平の青い空

2007-03-29 | ふるさと日本
いつもはなるべく撮りたてホヤホヤの写真を載せるようにしていますけれども、こちらは、先日写真の整理をしていて見つけた岩手県八幡平の写真。昨年11月の里帰りのときのものです。この日記に載せているカナダの写真をみて「カナダの青い空がきれい!」と皆さんからよく言われますけれど、なんのなんの、日本の空もこのとおり!国は違っても空の青さは一緒ですね。


八幡平には、私たち夫婦の結婚披露パーティーをしたホテルがあります。夫の家族もカナダからやってきて、数日間お世話になった八幡平ロイヤルホテル。担当の方はもちろんのこと、ホテル全体がホスピタリティに溢れていた、とっても気持ちのいいホテルでした。目の前には壮麗な岩手山が聳え立ち、大自然に囲まれて、しかも温泉つき。(←重要。)昨年11月の里帰りの時にも日本の両親と3人でゆっくりと宿泊してきましたけれども、日本のサービスは世界に誇れるって本当だなぁ・・・と改めて実感。いや、日本国内でもここのスタッフの温かい心遣いやおもてなしはトップレベルなのではないかしら。ホテルのスタッフが畑で作った新鮮な野菜のサラダがとっても美味しかったり、エレベーターの中の小さな一輪挿しに季節の花が飾ってあったり、そんな小さなことまでもカナダからきた義両親はとっても感動していました。八幡平を訪れるなら、おすすめのホテルですよ!

話はかわって。
その畑の野菜が美味しかったからというわけでもないんですけれども、最近プランター菜園にはまっているわたし。毎日成長を見守るのが日課となっております。2年前のイースターに義母から貰ったハーブの種たちが袋に入ったままだったので(ほったらかしすぎ)、日本からもってきた紫蘇と京菜の種(密輸!?かどうかはおいといて)などと一緒にヨーグルトの空きケースに土を入れて種蒔きしたのが数週間前。ぴょこぴょこと顔を出す新芽がもーかわいくってしょうがない!!
ま、かわいくったって最後には食べちゃうんですけどね。何の種だったか忘れてしまったケースや、植えたものと違う芽がでてきちゃったケースも既にあったりしますけれども、それもまた楽しかったりして。みんなすくすくと育ちますように。

抜けるような青い空に、新芽たち。雪に埋もれていたモントリオールにも、春がやってきました!(と、信じたい。)

スカンクも待ち遠しい春

2007-03-26 | カナダあれこれ
ここ数週間の間、暖かくなったな~♪と思ったらスノーストームで一気に冬に舞い戻る、という繰り返しだったモントリオール。でも春分の日を境に、やっと春がきたかな?という陽気が続くようになりました。モントリオールの人に言わせると「いや!まだ油断はできない!」らしいですが・・・。
日曜日には、ぽかぽかと暖かい日差しに誘われて近所の公園へ。上の写真はそのときのものです。雪解けの音があちこちで聞こえてきて、たくさんの人が散歩したりジョギングしたり。残り少なくなった雪の上でゴロゴロと雪浴びをしている犬もいました。手袋をせずに生で触れる空気が、とっても気持ちよかったです。

気温が15度近く上がったかと思ったら次の日にはマイナス12度に逆戻り・・・という天気に振り回されていたのはどうやら人間だけではないようで、先週くらいの地元のニュースではスカンクが話題に上がっていました。私知らなかったんですけれど、スカンクは「ニセ冬眠」をする動物だそうで、ただ寒いから巣穴に閉じこもるだけで冬眠しているわけではないんですって。「こたつからでたくない・・・」という気持ちは、何も人間だけではないんですね!
なにしろ「ニセ」の冬眠ですから、この天気に振り回されてスカンクも春だと勘違いして早速ウロウロし始めている、というニュースだったのでした。夕方6時のトップニュースがスカンクという、なんとも平和な国、カナダ。(笑

のそのそと歩く姿は愛嬌がありますけれど、攻撃態勢に入るとその臭さはもう手がつけられないほど。バンクーバーで一度、風にのって流れてきたスカンク臭を嗅いだことがありましたが、もーすごかった!その臭いは無風でも1kmまで届くというから驚異的です。臭いって、なかなか手強い武器ですもんね。
スカンクもその強烈な臭さにはよっぽど自信があるようで、どんな相手でも逃げずに果敢に戦いを挑むらしく、そのせいで自動車に轢かれてしまうことが多いようです。ニュースでドライバーに気をつけるように呼びかける、動物に優しい国、カナダ!(笑




セント・パトリックの祝日

2007-03-20 | モントリオールの風景
3月17日はアイルランドの祝日、セントパトリックスディ。アイルランドの祝日とはいえ、世界各地のアイルランド移民が多い街では盛大なパレードが行われます。ケベックはもともとアイルランド系移民が多く、ケベックの地名でもアイルランド系の名前が使われていたりしているところ。ということで、モントリオールでも毎年パレードが開催されます。
出処はどうあれ、こんなに各地で盛り上がるのは「アイルランド=歌と踊りとギネスを愛する国」だからではないかしら。ビールをたくさん飲んで踊って騒ぐ、いい口実ですから。(笑

この日記でも何度か触れていますけれども、夫の両親はアイルランド出身。夫もカナダ生まれとはいえ、ちゃーんとダブリンの血が流れています。無類のビール好きですもん。
アイルランドの家系として、しっかりとパレードを観てまいりました!

やっぱりアイルランドといったら、ギネスビール!

それから、アイリッシュダンスも人気ありますよね。

この日は大リーグだって緑のユニフォームを着たり、川が緑色になったり、ティムホートンでは緑のドーナツを売っていたりと、何でもかんでも「緑」の日。
我が家では特に緑のものを用意していませんでしたけれど、せっかくなので冷蔵庫の中にあった、濃い緑色のオクラを使って麻婆オクラを夕食に。
前の日に思わずふたりでビールを飲んでしまっていたので残念・・・と、思っていたら。ちょこっとだけ残っていた梅酒を旦那がみつけてきたので、梅酒で乾杯。先日、日本の両親から届いた救援物資の中にあった、さきいかとこんぶをしゃぶりつつ。(笑
日本の梅酒と肴で祝う、アイルランドのお祭り。これぞ、我が家そのものではないですか!

パレード内でも、アイルランドに関係あるものからないものまで、緑色のものがたくさん。

こんなかわいい恐竜から・・・・・・

こんなかわいくない恐竜まで。しかも緑色じゃないし。


モントリオールで初めてこのセントパトリックスディのパレードを見たのは、ちょうど2年前。モントリオールで新生活をスタートしたばかりの時でした。予想以上に厳寒の地(笑)での新たな生活と、まだまだ始まってもいない移民の手続きに不安を覚えつつ、寒さに耐えながら観たパレード。あれから、2年。今では移民として少しずつ毎日が動きだし、冬の冷たい空気を美味しいと感じるようになり、そしてこの街が少しずつ好きになってきています。

モントリオールには実は、我が家の姓と同じ名前の地区があります。もちろんアイリッシュ系の多く住む地区で、このパレードにもこの名前をつけた馬車が。2年前にも実は、おんなじ馬車をみました。
2年で変わったものと、変わらないもの。両方をみつけてなんとなく嬉しく感じるのはどうしてでしょう。


さてさて、皆さんにもパレードを少しだけでも体験していただけたら・・・と、いつになく写真満載でしたけれども。楽しんでいただけたら嬉しいです。
最後にこちら、アイルランドの象徴、シャムロック。

口の中の人が思いきり透けてみえてましたが、ボノムに負けない人気っぷりでした!

こんにちは岩手山

2007-03-16 | すてきな人々
モントリオールに住み始めてから、度々「Miyuki Tanobe」さんの名前を耳にするようになりました。モントリオールの地元の友人たちから、公園で会ったおばさん、本屋のお姉さんまで。私が日本人とわかると「あ、日本人なの?じゃぁミユキ・タノベっていうアーティスト知ってる?彼女の作品大好きなの!」と言われることが、とっても多いのです。お恥ずかしながらアートに詳しくない私はタノベさんのお名前を聞いたことがなく、会話にならなくて申し訳ないなぁといつも思いました。でも皆さん本当にタノベさんの作品が大好きなようで、喜んで説明してくれるのです。「彼女は日本人だけれど、でも他の誰よりもモントリオールの魅力を描ける人だよ」とか「モントリオールの名所だけじゃなく、路地裏の生き生きとした人々の生活を絵にする人」などなど、まるで絵が目の前にあるかのように熱く語られるうちに、私も名前を覚えるようになりました。
そしてさらに、友人と街を歩いていると「あの本屋さんの壁に飾ってあるのがタノベの絵だよ」とか、フェアモントのべーグル屋さんでも「あれがタノベが描いたこのお店の絵」などと、タノベさんの絵に出会うこともありました。モントリオールの人々にこうして愛されている日本人アーティストがいるなんて!素晴らしいことですね。

そして最近、絵本作家の友人(←ソフィのお母さん!)が「念願のミユキ・タノベの本を手に入れた!」ということで本を貸してくれたのです。フランス語の本ということで躊躇もありましたけれども・・・「絵」についてなら、読めなくってもいっか♪とさっそく読んで(眺めて?笑)みました。
なんというんでしょうか、彼女の絵は本当に、モントリオールそのものです!モントリオールの人々の陽気さや人情までもが伝わってくるような絵。夏に素っ裸(上半身ネ。)で家の壁のペンキを塗るおじさんと、走り回る犬と子供。裏庭でチェロを弾くおじさんや編み物をするおばさん。冬の絵なのにとってもカラフルな絵。モントリオールの冬は厳しいけれど、まさしく街自体が冬でもカラフルだもんなぁ!と絵をみて納得。タノベさんの絵のように、本当にケベコワは冬の楽しみかたがとっても上手なのです。

そうしてページを繰るうちに私の目に飛び込んできた、一枚の写真。
え!?この麗しきお姿は・・・・・岩手山!
ふるさとの山って不思議なもので、一目で見分けがつくんですね!まるで道でばったり昔の友人に会ったように、「え、岩手山じゃん!久しぶりー!ここで何してんの!?」と私の胸は高鳴る高鳴る。(笑
理解できるかどうかは二の次にして、さっそく周辺のフランス語を読み始めるわたし。すると何と、ミユキ・タノベさんは岩手の盛岡市出身ではないですか!!

まだまだカナダに住む日本人も少ない頃に移民し、モントリオールの絵を描き続けた人。そしてモントリオールの人々に愛され、その温かみのある絵はカナダ全国に知れ渡り、2002年にはカナダ勲章。日本画の技法を使った絵を大学でも教えていらっしゃるとか。日本人として、それから岩手県人として、こうして海外で活躍されていらっしゃる日本人の方をみるたびに、元気をもらうような気持ちです。

こちらのサイトに、タノベさんの作品が掲載されています。
Gallery Jean-Pierre Valentin
「タノベさんは日本のマリオカ出身・・・」と書いてますけど、「盛岡」の間違いかと。(笑

貴重な一時間

2007-03-13 | 日記-モントリオール
先週はマイナス20度近い日もあり、雪もこんもりと積もったモントリオール。なんと今週は13度近くまで暖かくなるようです。昨日も空の青がとても鮮やかで、深呼吸がとっても気持ちのいい日曜日でした。今までは外に出てつい普通に空気を吸い込むと、あまりの冷たさに咳き込んじゃったり鼻毛が一気に凍ったりしてたんですけどね~。準備しなくても外の空気を思いっきり吸い込めるって、なんて幸せ!

ここのところ翻訳の仕事と格闘していて、締め切りは月曜日でした。土曜日までには何とか一通り終わらせて、日曜日に一日かけて最終チェックをしようと計画を立てていました。日曜の朝、とりあえず朝ごはんを食べてコーヒーを淹れて、ニュースを見てから始めようかな・・・とのんびりテレビをつけると。
あれ?いつも見るニュースがもう終わりかけ。えー時間変更したのかなぁ・・とぶつぶつ文句言いながらパソコンを開けて翻訳のファイルを開いたりなんだりしているとき、もの凄い事実に気がつきました。
何故か世間は一時間すすんでる!!!

慌てて旦那に「デイライトセービングタイムって、4月からだよね!?」と確認すると「そうだよ」との返事。でもパソコンの右下の時計が一時間すすんでるぞ!と、ネットで調べてみたところ。「2007年からはサマータイムは3月第2日曜日から11月第1日曜日までに変更」と3月1日に発表されていたんですって~。えー、もっと早く言ってよ!(早く言ってたって、当日まで気が付かなかったと思うけど。)

たった一時間、されど一時間。
まだ午前中♪と思っていたのに一気にもうお昼!「一日かけて最終チェック」が半日になっちゃったよ!と非常に焦りました。おかげでのんびりする暇もなく翻訳に取りかかったため、予定通り納品できましたけれどね。ふぅ~焦った。
確かに、ここ一週間ほどは家にいる間は翻訳ばかりしてニュースも新聞もみていなかったしなぁ。

しかも、これはまた機会のあるときに詳しく日記に書こうと思いますけれど、なんとわたくし、モントリオールでウェイトレスデビューを果たしました!
いやー、英語はまだしも、私のめちゃくちゃなフランス語でも嫌な顔しないお客さんには頭が下がる思いです。翻訳で頭ばかり使っているので余計に、体を動かしてする仕事がなんだかとっても気持ちが良く、そして何よりも美味しい賄いを食べれるというのが嬉しくて。(笑
「好きなだけ食べていいよ」と言われたので、いつも好きなだけ食べてきます。

ちなみに、どれだけいいかげんなフランス語かと申しますと。
お客さんに「ドゥ ミニュ、シルヴプレ?」と聞かれて、なんでこの人は「2分くれ」って私に言ってるんだろうか・・と悩みましたが。「メニュー下さい」って言われていたのだということに後から気が付きました。
ま、今まで何とかなっているので、何とかなるでしょう。

雪だらけ!のクロスカントリー

2007-03-06 | カナダでアウトドア
最近色々な仕事がかさなってアタフタしてしまい、日記をなかなか更新できずにちょっと反省。スケジュールをきちっと管理さえすれば、時間っていくらでも作れるものなんですよねぇ。いや、わかっちゃいるんだけど・・・
ここまで日記を続けてきたんだから、どこまでも続けよう。

写真までもが、タイムリーとは程遠い古いものたちばかりで恐縮ですが。(汗
上の写真は数週間前にクロスカントリースキーをしたときのものです。雪が降りつづける森の中って、とっても静かで真っ白で、自分の吐く息や防寒着に包まれた自分の体の鼓動までも聞こえるほどで、意外と気持ちがいいものでした。

トムの後ろに繋がれている荷物らしきもの。実はこのソリの中にソフィが!
まだ2歳にも満たない小さな子供をつれてまで、わざわざカントリースキーなんてしなくても・・・とトムを見ながら思いつつ州立公園に到着すると、このくらいの子供がわんさか。さすがカナダ人、生まれたときからアウトドア!?

ソリの中は意外と広く、たくさんのタオルケットや毛布にくるまってとても快適そうで羨ましいくらい。この日のように雪が降っているときでも、プラスチックの透明カバーを顔の上の部分に設置できるので、子供も景色を堪能できる仕組みになっているのです。その上に雪が積もるたびに「みえなーい!」とソフィが騒ぐので、定期的に雪を払ってあげなくちゃいけませんけど。(笑
休憩したときにソリから降りたソフィは、「あちこち、雪だらけ~!」と瞳をきらきらさせて、凍った湖をみつめていました。こうして子供の頃から自然と触れ合うのって、いいことなのでしょうね。私も子供の頃から、家族で山へ行き海へ行き、潮干狩りもして山菜取りにも行って育ち、季節ごとに自然の恵みを身近に感じる機会を与えてもらって、本当に良かったなぁと今になって感謝しています。

さてさて私はというと、今回初チャレンジだったクロスカントリースキー。
子供の頃からミニスキーで颯爽と滑り(転んで止まる、体当たり方式の時代もありましたけど。笑)、小学校の体育の授業でもスキーをしたという東北娘。ダウンヒルは御茶の子さいさい♪と調子に乗っていた私は、クロスカントリーってスキーを履いて歩くだけでしょ?くらいに甘くみておりました。

非常に反省。

いやー、クロスカントリーって奥が深いんですね!登りあり下りありカーブあり、全身を使ってひたすら前へ。下りは慣れているから♪と思っていたものの、スキー場と違って両側には木が聳え立ち、スキーも細めで踵部分がフリーなので意外とコワイ!まさしく、大自然の中でのスポーツでした。

・・・と、「雪だらけ」だった山でのことを書き終わってふと窓の外に目を向けると、横なぐりの猛吹雪!?山のみならず、もう3月とはいえモントリオールもまだまだ雪だらけのようです。

突然のキャンドルナイト

2007-03-01 | 日記-モントリオール
なんとなんと、もう3月なんですね。モントリオールは今週ずっと日差しの気持ちいい日がつづき、気温も日中はマイナス2~3度と暖かくなってきました。気持ちがいいのは人間だけではないようで、アパートの前の木の間からはチュンチュンと絶え間なく鳥たちの大合唱。どことなく嬉しそうな鳴き声に聞こえるのは、わたしの勝手な想像でしょうか?

先週のこと。夕飯を食べ終わり食器洗いも済ませて、夫とふたりでテレビを見ながらのんびりと寛いでいた、いつもとなんら変わりない夜でした。居間の電気がジジッと音をたてて瞬きをしはじめ、「えっ?」とふたり一緒に電気を見上げたとたん、バチン!と真っ暗に。
なんだよ停電かよ~とぶつぶついいながら、私は懐中電灯をとりあえず掴み、夫は窓の外を確認。どうやら近所一帯が停電になったようです。近所にある24時間営業のレストランも小さな商店も、道のずーっと向こうまですべて真っ暗。滅多に見ない光景だからか、なんとなく「すごい・・」と見惚れてしまいました。

我が家の懐中電灯は、災害用にと実家の両親からもらった、電池のいらない懐中電灯。シャカシャカと手で握るようにしてボタンを押すことで発電する仕組みになっています。(うまく説明できない・・・)シャカシャカと握りながら緊急用のキャンドルを探し出し、たくさん出して火をつけました。トイレに行くにもキャンドル、小腹がすいて冷蔵庫を見に行くときもキャンドル。

最初は、テレビも見れないしつまんなーいと不平を言っていた私でしたけれども、キャンドルの灯りを使って手で影絵を作って遊んだり(はい、ばか夫婦でーす)キャンドルの灯りの下で夫婦で将棋をしたり本を読んだりしているうちに、何時の間にか突然に訪れたキャンドルナイトを楽しんでいました。電気があることが当たり前の日常の中で、こうしてキャンドルの灯りのみの夜を過ごすと、いつもと違った時間の過ごし方がなかなか楽しいものなんですね。

昨年の冬至の日に100万人のキャンドルナイトというイベントがありましたけれど、省エネだけが目的じゃないという意味が、今回の停電でわかったような気がします。暖房も止まったので、ふたりでそれぞれ毛布にくるまって、しんと静かな夜をキャンドルの灯りで過ごした数時間というのは、なんだかちょっぴり幸せでした。

2時間弱で、いきなりパッと明るくなったアパート。何故か「北の国から」で初めて電気をひいた夜、裸電球を囲んで皆で喜び騒ぐシーンを思い出し、こんな気持ちだったのかなぁ・・・なんて電気を見つめてしみじみ思ったりした私でした。(笑