2005年5月に夫の仕事の都合でケベックシティに引っ越してきてから、およそ一年半。あっという間でありながらも、ケベックシティでの生活は私たち夫婦としての始まりをとても色鮮やかに彩ってくれました。
傾いたオンボロアパートも、何百年もの間いつも変わらずそこに佇む城壁も、窓の外から聞こえてくる馬車の蹄の音も、日の出とともに漂ってくる焼きたてのパンの匂いも、睫毛や鼻毛も凍る冬の朝も、いつも何処かから聞こえてくるヴァイオリンやアコーディオンの音も、そしてケベックシティで出会った愉快で楽しい友人たちも、思い出すたびいつも胸の底を温かくしてくれるような宝物となりました。
日記に書くのが遅くなりましたが、引越しでバタバタしていた8月下旬、私はカナダの永住権を取得しました。その時、お祝いの電話をくれた義母の「あなたがケベックで移民になったということが、私はとても嬉しいの」という言葉が、とても印象的でした。
夫の両親が40年程まえにアイルランドからカナダに移民してきたのも、ケベック州のモントリオール。そして更に、400年程前に最初にこの土地が開拓されていったのもケベック。言わばカナダは、ここから始まったのです。そんな土地で私もカナダでの生活をスタートしたということが、とても嬉しく誇りに感じられるのでした。
たった一年半の間だったけれど、私たち夫婦がふたりで新生活を始めた場所として、ケベックシティは特別な存在としていつも心に残っていくのだろうなぁ・・・と思います。
傾いたオンボロアパートも、何百年もの間いつも変わらずそこに佇む城壁も、窓の外から聞こえてくる馬車の蹄の音も、日の出とともに漂ってくる焼きたてのパンの匂いも、睫毛や鼻毛も凍る冬の朝も、いつも何処かから聞こえてくるヴァイオリンやアコーディオンの音も、そしてケベックシティで出会った愉快で楽しい友人たちも、思い出すたびいつも胸の底を温かくしてくれるような宝物となりました。
日記に書くのが遅くなりましたが、引越しでバタバタしていた8月下旬、私はカナダの永住権を取得しました。その時、お祝いの電話をくれた義母の「あなたがケベックで移民になったということが、私はとても嬉しいの」という言葉が、とても印象的でした。
夫の両親が40年程まえにアイルランドからカナダに移民してきたのも、ケベック州のモントリオール。そして更に、400年程前に最初にこの土地が開拓されていったのもケベック。言わばカナダは、ここから始まったのです。そんな土地で私もカナダでの生活をスタートしたということが、とても嬉しく誇りに感じられるのでした。
たった一年半の間だったけれど、私たち夫婦がふたりで新生活を始めた場所として、ケベックシティは特別な存在としていつも心に残っていくのだろうなぁ・・・と思います。