やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【中学歴史教科書8社を比べる】167 ⒄ 日朝関係(明治-戦前)の描き方 その14 <ⅳ 日露戦争・日韓併合 5(まとめ1) >

2017年05月01日 | 中学歴史教科書8社を比べる(h28-令和2年度使用)

■「ⅳ 日露戦争・日韓併合」のまとめと考察



 

1 「日露戦争直前の状況、(1904:明治37年)日韓議定書」の描き方

 《ロシアの朝鮮半島への南下をくいとめなければ、日本国の存亡の危機になる》というのが日本政府の認識だったことはまちがいない。
 このことは(世界中を侵略し続けている)欧米列強も認識していた。

 したがって、この朝鮮半島への影響力を勝ち取るための日露戦争開戦という日本の動機・状況》(=日韓併合の動機・状況)について言及しない東京書籍、帝国書院、日本文教、清水書院、学び舎は、△。(心情的には×に近いと思うのだが…)

※東京書籍…<義和団事件の項>の「大軍を満州にとどめ」は、《ロシアが事件解決後も軍を撤退しなかった》という意味。

※日本文教…この項での「ロシアは満州に軍隊をとどめ」は、文脈上、《ロシアは朝鮮に進出しないで》という意味だと誤解しやすい表現。(詳しくは実物コピー3/4を読んでください)

 

~次回、まとめと考察2~

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