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「おだやかにね」

2017-03-03 09:41:50 | 社会・平和

 信教の違い

 宗教の違いによって気持ちがすれ違う状況を知った。そのすれ違いは互いが振り返って、「まあ、いいか」と余裕が持てる気持ちにならないと、違ったままとなるほどのものだ。

 A宗は、他界した人の魂は神のもとに行き、ねぎらいや祈りの対象にならない。しかしB宗は、死者の世界があるとして、49日や1年法要をし、仏壇を飾り、お経を読む。

 B宗の家では、住む者がA宗信者で仏壇を飾ることをしなければ、それは困る。仏壇を飾ることをする人を探すことになる。B宗信者の夫が他界した。夫の父は認知症で歩行困難、介護施設に居住中。夫の兄弟はB宗信者だ。兄弟はB宗である子供に、会社を辞めてもすぐに帰れと言う。

 A宗とB宗それぞれの信者である、長男夫婦が、父を含めた兄弟会議で、家を継ぐことに決まり、その後父の家を改造した。そしてその家に転居。転居後しばらくして、夫が急な病にかかり他界。葬儀は夫の遺言で子供が喪主となった。

 さて、子供はうまく会社を辞められるか、将来も考えねばならない。子供の母は、A宗が導くことには従うという。兄弟は、子供に「母を家から出すことも考えてくれ」ともいう。そんななか、妻は兄弟の自分への応対変化を気付き、弁護士の無料相談会に参加。「自分の主張するポイントは理解できた」と。聞いていたA信者の友人は、妻に「おだやかにね」と言ったという。

 夫は妻と共に改造の家に住む積りだった。この夫の気持ちを、兄弟が理解して、妻が子供と共にそこに住むことになれば、子供は仏壇も飾るだろう。このように「おだやかに」流れることを期待したい。子供夫婦は自分たちの想いとは違ったことの、この受入れは難しいだろう。が、父の急逝のためと受けて欲しい。ゆっくり夫婦で話し合い考えて進んで欲しい。そう願っている。

 信教の違いは問題を生みその解決には、温かい心と互いに相手を思い遣る努力の積み重ねが、必要であることを知るきっかけとなった。


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