大分昔、
大地一人が、競走馬のことを、
ブログに書いたら、
ある人から非難めいたメールをもらい、
「競走馬はかわいそうだ。
走らないと殺されるし、
レース中に故障する馬もいる。
また胃潰瘍の馬も多い」
と書いてあった。
大地一人、
確かに、かわいそうな馬もいるが、
全体として、他の家畜やペットと比べたら、
どうなんだろう?
・・・といつも思っている。
「豚、牛、ニワトリと競走馬を比べたら?」
「ペットと野生動物を比べたら?」
・・・など、いろいろな考え方があろう。
ある日本人が、「籠の小鳥はかわいそう」と言った。
すると、ある欧米人は、「でも籠の中は安全なので、
エサももらえるし、いいではないか」と答えた。
競走馬のいい点は・・・
① 美しいターフを思い切り走れる
② おいしい食べ物を食べられる
③ 管理がしっかりしているので、病気などになりにくい
④ 走る馬は種牡馬になれる
⑤ メスは母親になれる
・・・などのプラスがある。
とくに、いい点は、
たとえ食肉になっても、
若いとき、思いきり、ターフを走れる
・・・この快楽は大きいと思う。
毎日、学校で勉強し、
毎日、会社で働いている人間と、
どっちが幸福なんだろう?
あるいは、他の豚や牛やニワトリとどっちが幸福なんだろう?
腹を空かせ、寒風の中で、越冬する野生動物と、
どっちが幸福なんだろう?
・・・大地一人には、
競走馬が、全体としてみれば、
そんなに不幸とは思えないんだよ。
幸福な競走馬もたくさんいると思う。
年取って、
病気の中で、
苦しみながら100年生きるより、
大地一人は、したいことをして、
健康で50年の人生の方が
ずっといいと思うが・・・
このあたりの価値観は、
ケースバイケースであろう。
生き物って、
長生きすれば、それで、いいんだろうか?