wakabyの物見遊山

身近な観光、読書、進化学と硬軟とりまぜたブログ
(哺乳類進化研究アップデートはしばらくお休み中)

師走、ジョンのハッピークリスマス、ホモ・ウォー

2022-12-17 08:02:41 | つぶやき

12月になるといつも、焦燥感と安堵感の入りまじった不思議な感覚を感じます。12月を師走とよぶのは、「師匠の僧が御経をあげる為に東西を馳せる月」だからとされています。12月にご不幸が多かったのかどうかはわかりませんが、忙しくあわただしい月であると古くから認識されてきたのですね。

高校のときの現国教師は、師走は情緒不安になるといっていました。私にとっての師走は、12月8日のジョン・レノンの命日があって、ジョンの歌「ハッピークリスマス」に出てくる「What have you done?(今年は何ができた?)」のメッセージが頭に浮かんできて、今年はいったい何ができたのだろう?という自問自答、まあそこそこ平和には過ごせたかなという安堵、そんなことがいつも頭をよぎります。結局、はっきりした結論は出ないのですが。

今年の師走は、両親のお墓を申し込むことができました。行動してきたことが、実を結んだことでちょっとだけほっとしました。これが、「What have you done?(今年は何ができた?)」という問いへの、今年の私からの返答かな。

 

ジョン・レノンの「ハッピークリスマス」のYouTubeはいろいろなバージョンがありますが、下記は、歌詞の和訳入りで最初のところでヨーコから、元夫との子キョウコや、義理の息子のジュリアン・レノンへの呼び掛けが入っているので選びました。この曲が発表された1972年から、もう50年もたちましたが、メッセージである「戦争は終わらせられる」は残念ながらとうてい達成できそうにありません。我々人類であるホモ・サピエンスとは別に、戦争好きな人たちホモ・ウォーという人種を分類してみるというアイデアが浮かびました。

Happy Christmas(War is over)ハッピークリスマス2022/ジョン レノン/歌詞

 

ホモ・ウォーのことを考えていたら、物語のプロットが浮かび上がってきましたので、ここにメモしておきます。

『ホモ・ウォーはホモ・サピエンスとは別種であると定義され、ホモ・サピエンスはホモ・ウォーに別の星に移住して頂くようにお願いする。しかし、ことはそう簡単にいくはずもなく、ホモ・サピエンスのほうが別の星に移住することになった。ホモ・サピエンスは、地球上の全ての生物の遺伝情報とあらゆる知的情報を持って、別の恒星系の惑星に移住することに成功する。移住して間もなく、地球を観察したところ、ホモ・ウォーが全世界核戦争を引き起こし、ほぼ全ての生物が絶滅したことが確認された。ホモ・サピエンスはギリギリのタイミングで生き延びることができたことと、ホモ・ウォーが絶滅したことに安堵する』


わが子の命を奪われたら...

2022-09-10 08:10:25 | つぶやき

ここのところ寝苦しい夜が続いています。夜中に目がさめてしまうのです。バスの中に閉じ込められて命を奪われた3才の女の子のことが浮かんできて、可哀そうでいたたまれなくなります。つらすぎるので、できるだけテレビやネットのこのニュースは見ないようにしています。それでも、女の子が水筒の水を飲みほして、服を脱いでなんとか生きようとしていたこと、記者会見では園の人がヘラヘラ笑っていたというようなタイトルが目に入ってしまいます。

私の脳の偏桃体が反応していて、クールダウンするのが大変です。そして頭に浮かぶのは、子供の命を奪ったわるいやつに復讐することです。人の命を軽々しく考えている人間を許せません。わが子の命を奪われたらと思うと、そうすることが脳裏に浮かびます。

そんなことをして子供が帰ってくるわけでもないし、救われるわけでもないし、自分の人生を棒にふることにもなります。社会的に許されることでもありません。でも、それをしないで、何をするのでしょう?

これは心の叫びだと思ってください。理性的には許されないことであることぐらいはよくわかっています。しかし、復讐は野蛮なことと思われているかもしれませんが、哺乳類でもそれをするのは、ゾウやヒトくらいの認知能力がかなり高い動物だけです。現代社会で、私たちはこうした心の叫びを無意識まで押し込んで、何もなかったように生きていますが、人間の本性として強く残っているのではないでしょうか。その本性が、私たちの社会を公正に平和にしていくことと関係しているのだという気がしています。

そして、間違っても自分がああいう人間にはならないように、人の命を大切にするよう心を引き締めて生きていかなければという思いを強くしました。

 

亡くなられた女の子が天国で幸せになれることを、ただただ祈っています。

 


33 悪魔バービマンがいった、「子のある者は子について喜び、また牛のある者は牛について喜ぶ。人間の執着するもとのものは喜びである。執着するもとのもののない人は、実に喜ぶことがない。」

34 師は答えた、「子のある者は子について憂い、また牛のある者は牛について憂う。実に人間の憂いは執着するもとのものである。執着するもとのもののない人は、憂うることがない。」

(「ブッダのことば ―スッタニパータ―」中村元訳、岩波文庫より)


夏の雲が好き2

2022-08-13 19:57:59 | つぶやき

去年夏の「夏の雲が好き」に続いて、今夏も気になった雲の紹介をしたいと思います。

 

この雲は直線的に放射して見えます。後ろ側にある夕日からの光線でこう見えてるのでしょうが、それにしても不思議です。

 

これはめったに見たことのない三角形の雲。

 

なんでもない雲ですが、夏は、空の青さと雲の灰白色のコントラストが強くてこわい感じがします。

 

先日、茨城の実家に帰省するときに水戸線の車窓から見た雲。鬼怒川の向うのほうで積乱雲が発達しています。このあと、走る車窓から雲の観察を続けます。

 

てっぺんが平らになってきました。雲の上部が成層圏(10~12 km)にぶつかったようです。

 

さらにてっぺんが広がっていきます。


やっとコロナ・ワクチン接種2回目完了

2021-10-02 07:49:32 | つぶやき

新型コロナウイルス・ワクチン接種の2回目が完了しました(2021年9月25日)。

できるだけ早く打ちたいと思っていて、7月には接種できそうな職域接種に申し込んでいました。ところが、これがどんどん延期になってしまってらちが明かないと思っていたところ、8月後半になって地域(横浜市)の接種予約が始まったので、大規模会場(ハンマーヘッド)接種を予約して、無事2回目接種まで完了となった次第です。遅くなりましたが、なんとかここまでたどり着きました。

2回目接種まで済むと達成感を感じられるという話を聞いたことがありますが、たしかに私もこれでやるべきことはやった、ほっとしたという気持ちはあります。これで、新型コロナウイルス感染にかかりにくくなる、かかったとしても死亡率が低下します。そして、そうした自分のことだけでなく、周囲の人間である、家族、仕事仲間、友人(ずっと会っていないけれど)に迷惑をかけるリスクが大幅に減るという、人のため社会のためになることをやったのだという実感があります。このコロナ禍で、うちの家庭もそうですが、日本中が疲弊しています。現在、感染者数は減少していますが、さらにワクチン接種率が高まることでパンデミック終息、社会回復の後押しとなってもらいたいものです。私は国のコロナ政策が正しかったとは思っていませんが、すでにホームレスの方も接種できるような体制ができつつあることは朗報です。

新型コロナウイルス・ワクチンの有効性・有用性は明確なことなので、ここであえて書きません。また、RNAワクチンという革新的な医療技術が成功を収めたことに関しても、その詳細にはふれませんが、核心となる技術を開発した研究者がノーベル賞を近いうちに取る可能性があるのではないかと思っています。

一方で、気になるのは副反応のことです。私は軽い発熱、頭痛くらいですみましたが、接種後の死亡例が少なからず(数万人に一人?)報告されています。国はワクチンと死亡の間の因果関係は認められないとしていますが、どうしてもモヤモヤ感は残ったままです。調べてみると、死亡例では、心臓や血管の障害が原因であった場合が多そうです。また、接種後に激しい運動や無理をした場合が多いようです。そういったことは、国やメーカーがアナウンスしないのであれば、マスコミがもっと大々的に伝えていくことで、より安全な接種を進めていくことができると思うのですが、そうしているようには見えません。そのあたりに、国だけでなくマスコミにも、バイアスがかかった報道姿勢を感じてしまいます。


夏の雲が好き

2021-08-21 11:05:13 | つぶやき

夏は、雲が雄大で好きです。家から見ていても、その変幻自在な巨大な造形物はとつぜん出現して、どこか遠くに来たような気分にさせます。

積乱雲ができてきました。

てっぺんが横に広がってきました。積乱雲が成層圏(10~12 km上空)まで達するとそれ以上上に行けなくて、横に広がっていくといいます。雲が3層くらいに積み上がってるように見えます。

ここまで発達しましたけれど、このあと何もなかったように消えていきました。

 

これは黒くて不気味な雲の底です。

竜巻が下りてきそうなあやしい雰囲気です。

もう、雲が一部垂れていますが、このあと何もなかったかのように消えていきました。