wakabyの物見遊山

身近な観光、読書、進化学と硬軟とりまぜたブログ

小網代の森に行ってきた

2016-05-29 14:12:06 | バイオフィリア(身近な生き物たち)

奇跡の自然と言われている「小網代の森」に行ってきました(2016年5月21日)。

以前からずっと気になっていた場所でしたが、ようやく家族で行ってきました。小網代(こあじろ)の森は、源流から、干潟、海までの連続した流域がまるごと残る関東唯一の森という貴重な自然の領域であり、2014年7月に一般開放されました。三浦半島の油壷の近くにあり、京急久里浜線の終点である三崎口からバスに乗ってすぐの引橋で下車、そこから歩いて3分で着きます。わずか1.2㎞の浦の川を中心とした70ヘクタール、東京ドーム15個分の森ですが、湿原は尾瀬を連想させるし、河口近くの湾は石垣島を思い出させるような素晴らしい景観を作りだしています。自然とはいっても手つかずの原生林ではなくて、人の手で保全することでここまでの自然が再生されたということです。絶滅危惧種も含めて2000種以上の生物が生息しているそうです。行ったのが夏の前だったせいか、生物であふれかえっているというほどではありませんでしたが、いろいろな生き物に出会うことはできました。


引橋のバス停から歩いていく道。


向う側の尾根が見えます。その手前はけっこう深い谷になっていることがうかがわれます。


小網代の森の引橋入口。ここの標高が47.9m。


階段をどんどん下りていきます。


階段を下りきったこのあたりに、水が少し見えるので源流に近いようです。なぜか太いパイプが通っています。


このあたりはシダ類が多いです。


トンボ。上のと下のとで種類が違います。


中央の谷を歩く。
このあたりはハンノキという木が多いそうです。


上流から下流への植生の変化の説明図。


現在地。


まんなか湿地に入るあたりに来ました。ずっと散策路が完備しています。


少し視界が開けてきました。


やなぎテラス。


湿原に入ってきました。


湿原の中。右はえのきテラス。


海が見えてきました。


小網代湾の河口付近。


湾の向うに見えるのは漁港とヨットハーバー。


湾から湿原方向を見る。


湾ではカヌーを漕ぐ人も。


海岸にはヤドカリや小さい巻貝がたくさん見られます。


ここではアカテガニというカニが有名ですが、これはなんというカニでしょうか。


河口のあたり。


河口のあたりから湿原方向を見る。


河口近くの湾。


宮ノ前峠入口から森を出て少し歩いたあたりから小網代の森を見る。


湾内のヨットハーバー。

小網代の森は、ほんとうにすごいところでした。流域全体の自然を再生するにはまだ20年ほどかかるそうですが、大切に見守っていきたいと思います。


東芝未来科学館

2016-05-22 16:09:14 | 博物館・科学館・図書館
東芝未来科学館に行ってきました(2016年5月14日)。

東芝未来科学館は川崎駅前のラゾーナの隣にあります。そこへ娘と二人で行ってきました。
ここは、エレクトロニクスを中心とした最先端のサイエンスの技術を、ゲームなどを通して学び楽しめる子ども向けの施設で、入場は無料です。


入口。


「まちの未来へ」のマチスキャナー。
タブレットを使うのですが、なかなかうまくできませんでした。



「家の未来へ」のスマートステップ。


「ヘルスケアの未来へ」のキミセンサー。



「じょうほうの未来へ」のナノライダー。
乗物で半導体の中に入って情報を集めるという。


ウェルカムゾーン。


サイエンスゾーンでは、50万ボルトの静電気によって髪の毛が逆立つ。



最後に科学教室に参加して、スパイスになる実(種)の標本作りを楽しみました。

駅からも近く、1~2時間で子どもが遊びながらサイエンスの一端にふれることのできる便利な施設でした。

2016年春金沢の旅・その2

2016-05-15 16:37:16 | 金沢
ゴールデンウィークに行ってきた金沢への旅、2日目の紹介です(2016年5月6日)。

この日の動きは次のようです。
近江町のコメダ珈琲で朝食→近江町市場散歩→兼六園→もりもり寿し近江町店で昼食→金沢古民芸会館→金沢城→金沢表参道通りを散歩→金沢駅→北陸新幹線かがやきで帰京


ホテルパシフィック金沢、朝の廊下。


エントランス。


娘は、ここのイスがお気に入りのよう。


近江町のコメダ珈琲店で朝食。選べる朝食のメニューが多いのでこの店にしました。


私は、コーヒーとシロノワールを注文。


近江町市場は朝はけっこうすいています。


お昼はここで食べる予定。朝7時から開店しているんですね。朝なら並ばずに入れます。


ホテルに戻り、部屋の窓から外をのぞく。このような鉛色の瓦の古い町屋が多い街です。
さて、大きな荷物だけ預けて、チェックアウトして移動。


近くにある高級料亭・旅館の浅田屋。


バスで兼六園下に移動。


噴水。自然の水圧だけで上がっているとか。




霞ヶ池。


曲水。


霞ヶ池を掘ったときの土で作ったという栄螺(さざえ)山に登る。


頂上にはこのような石碑が。


頂上からの景色はなかなかのもの。
遠方の卯辰山は借景とした霞ヶ池の眺めがいい。



ことじ灯篭。
形がいいのでよくパンフレットなどの写真に載るらしい。とくに歴史的ないわれがあるわけではないようです。


霞ヶ池は見る位置によって、いろんな姿を表します。


この松の枝を支える支柱がはんぱじゃない。
巨大なぼんさいです。


日本武尊の像。
この像には鳥の糞が付いていないことから、銅に一定量のヒ素を配合すると鳥が寄り付かないことを発見したある先生はイグノーベル賞を受賞しました。


しかしよく見るとカラスがいます。
どういうことか?


花見橋からの風景。


アオサギ。


瓢池。


翠(みどり)滝。


土産物屋の並びは昔の宿場町のよう。


ふたたび近江町に戻って、もりもり寿しに来ました。
お昼はさすがにたくさん並んでいます。


待っている間、娘は向かいのフルーツ坂野で買った生オレンジジュースを飲みます。


もりもり寿しに入りました。
新幹線で、席までお寿司を運んでくれます。


どれから手を付けようか?


のど黒も含め、たらふく食べました。


タクシーで増泉の金沢古民芸会館に来ました。
ここは妻のリクエストです。




江戸時代に使われた籠なんかもあります。
なんでもありの店なので、いいものを見つけられるかどうかは本人の目利き次第といった感じです。
店長のおじいさんが優しくて、娘に服をプレゼントしてくれました。


金沢城に移動。
今回の観光のシメです。


河北門。


五十間長屋。


新丸広場。
ここにわが学び舎だった理学部がありました。


金沢表参道通りを歩いて金沢駅に向かいます。
昔は横安江町といって、屋根付きのアーケードだったと思います。


コラボンというギャラリー喫茶。


店の前にはこんなオブジェが。


風格のある食堂です。


古民芸もりた。
妻が物色していました。


金沢駅に到着。


6月3日から百万石まつりです。昔から人気俳優を呼んで大名行列をやっていましたが、私は一度も見たことがありません。


かがやきに乗ります。

美味しいものをたくさん食べた旅でした。
妻によると金沢は大阪以上に食い倒れの街だと言っていました。私もそれには同感です。

2016年春金沢の旅・その1

2016-05-07 18:06:03 | 金沢
今年のゴールデンウィークも行ってきました、金沢に(2016年5月5~6日)。

仕事や大学関係も含めると、ここのところ1年に1回くらい金沢に行っています。いちばん最近行ったのは昨年のゴールデンウィークのときです。くりかえし書いていますが私が30年ほど前に住んでいた街です。娘に「パパはこの街に昔住んでいたんだけど何年前だと思う?」と聞くと、「500年前」というナイスな答えが返ってきました。私はそんなお化けではありませんが、かなり昔だということはわかっているようです。そんな金沢に家族で1泊2日の旅行に行ってきました。

1日目を紹介します。スケジュールは下のようなけっこう盛りだくさんな感じでした。移動手段はバス、タクシー、そしてたくさん歩きました。

昼頃、北陸新幹線かがやきで金沢に到着→今晩の宿のホテルパシフィック金沢に荷物を預ける→いしかわ四高記念公園で開催中のフェス、ラブチャイルドをのぞく→金沢21世紀美術館で開催中のこどもSTARに参加→しいのきアイスクリームマルシェで一休み→金沢おでんの赤玉本店で夕食→ホテルパシフィック金沢に宿泊


北陸新幹線は車窓からの風景も楽しいです。
群馬県は山が多い。右のほうのギザギザの山はなんだろう。


日本海側に出ると、富山の立山連峰がみごと。


金沢の街に入りました。もうすぐ到着。


今晩の宿、ホテルパシフィック金沢に荷物を預けて、身軽になります。


ホテルパシフィック金沢の右は金沢製麺処、2Fは学習塾、3Fから上がホテルの宿泊室です。
このホテルは以前、ホテルグランドワン北国だったのが最近改装リニューアルオープンしたということですが、そのホテルグランドワン北国に5年くらい前に夫婦で泊まっていたことをあとになって気付きました。なんかこの場所に縁があるみたいです。


娘は外のイスに座ってくつろいでいます。


近くには東出珈琲店という金沢では有名なコーヒー店があります。昔チャペックというコーヒー店だった時に入ったことがあります。金沢のコーヒー消費量は日本一だそうです。だから街中ではカフェがよく目につきます。


バスで移動。
いしかわ四高記念公園で開催中のフェス、ラブチャイルドをのぞきながら通過します。


四高記念館。もとは旧制第四高等学校です。


金沢21世紀美術館に到着。


カラー・アクティヴィティ・ハウス(オラファー・エリアソン)。


「こどもSTAR!」というフェスではさまざまなイベントをやっていますが、そんなに時間もないのでいくつか選んで参加します。これはミニSL。といっても電気機関車や電車もあります。


バッテリーだけでなく、石炭や木炭を使用して動く車両もあるんですね。


電気機関車の車両に乗車。


いちばん前に座っているのが娘と私。


次は路面電車のような車両に乗車。


このトンネルをくぐる汽車のに乗りたいとの娘の所望でした。



フェスとは別ですが、「美術館に行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」という有料展に入場。簡単な工作教室に参加。そして記念撮影。



館内のようす。



ヒゲタさんのプラネタリウムに参加。


美術館をあとにして、しいのき迎賓館に移動。


アイスクリームマルシェというアイスクリームのフェスの開催中。
たくさんの屋台やバザーが出店しています。妻がバザーを見るために姿を消すと、娘は大泣き。そうそう簡単に一休みというわけにもいきません。
妻がピスタチオのジェラートというのを買いましたが、味はちょっと独特な感じでした。大手アイスクリームメーカーには出せない、出さない味といったらいいのでしょうか。ちなみに、金沢は1世帯当たりアイスクリーム消費量が日本一なんだそうです。食に関して日本一が多い街です。


柿木畠というおいしいもの屋さんがたくさんある界隈を通って移動。
これは「もっきりや」という昔からあるジャズ喫茶。小さな店ですが、びっくりするようなアーティストがライブにやってきます。この日の晩はリクオという人のライブのようで、リハーサルのピアノの音が聞こえてきました。


竪町を通過。


片町の赤玉本店に到着。金沢おでんを食べるために予約しておいた店です。


厚揚げ、焼き豆腐、大根、玉子、といった定番から、かにしんじょう、湯葉といった金沢おでん特有のネタがあります。味付けは関西風。


タコ、車麩、肉みそを揚げで包んだもの、山菜を湯葉でくるんだものなど。


おでん以外にもいろんな料理があります。
これは、ハタハタの焼き物。


シロエビの揚げ物。


金時草(きんじそう)という加賀野菜のおひたし。
そして、加賀の酒もうまい。いわゆる純米吟醸とか大吟醸とかのグレードでなくても、みな豊潤で美味しいです。


店を出て、ホテルまで歩いて帰ることにしました。片町スクランブル交差点。


尾山神社わきを通過。


ホテルパシフィック金沢に到着。


「あした、金沢へ行く(伊藤まさこ)」が部屋に置かれていました。実はこの本に紹介されていたので、ここのホテルに泊まったのでした。
以前、このブログで紹介したこともあります


そして、表紙の裏には著者の伊藤まさこさんのサインが書かれていました。


室内は、清潔感があっておしゃれなプチホテルですよ。
では、おやすみなさい。

その2に続く。