きょうは義母のゆうちょカードの再発行の手続きに行きました。
義母はもう外には出られないので、先週郵便局で委任状用紙をもらってきて。義母に震える手で名前や住所を30分くらいかけて書いてもらい、郵便局へ行ったのですが。
窓口の若い男性職員が「藤の字が違うんですけど」と申し訳なさそうにいう。え。よく見ると、義母は旧字体で「藤」の字を書いていて。草冠の部分が右と左に分かれていて一見竹冠のように見えます。「昔の人だから、そういう書き癖なんですけど」というと、少々お待ちくださいと言われて、待っていました。
そこへ至るまでも、私の保険証や義母の通帳、印鑑などいろいろ確認されていたので、かなり時間がかかっています。
職員「ゆうちょに確認したところ、ご本人さんと電話で委任されたことを確認する必要があるということで。いま、ご在宅ですか」
私 「おりますけど、なかなか電話口にでられないですけど・・・時間がかかってもいいなら可能ですよ。私の携帯からかけましょうか」
職員「いえ、104で電話番号を確認してからこちらの電話でかけることになっていますので」
私 「そうですか」
と、言いつつ、確か実家も光電話のはずだから、104で確認したって無理なのでは・・・・と思う。それに固定電話がない人だっているのに、そういう方法、古いんじゃないんだろうか、とも思う。
職員「この電話番号は確認できませんでした」
私 「そうでしょうね、他の会社の光電話とかだったらNTTの番号案内にきいても登録されてないでしょう。そういう方法じゃ確認無理なんじゃないでしょうか」←かなり怒っている
このあいだ、局長さんとも話したから、「局長さんとお話しさせてください」といって、局長さんと話をする。「ああ、どうも」と局長さんがでてきてくれて、事情を話すと、「局長の認知、という範囲があるんですが、今回の場合はそれができない例でして」
私 「住所、氏名で検索したら電話番号がでてくる、というようなデータベースみたいなのはないんでしょうか」
局長「それが、古いお通帳の場合、電話番号がデータにないんですよ」
私 「それじゃあ、一度帰って、藤の字を書きなおしてもらって修正印押したらいけますか?」
局長「申し訳ないですけど、それでお願いします」
1分くらいで済む。それで一度戻って、眠っていた義母を起こしてまたゆるゆる「藤」をふたつ書いてもらって、郵便局へ。結局2時間くらいかかってしまいました。
すべての欄にすいすい書けるくらいだったら本人連れてくるよ、って思ったよ。
藤も鶴も画数多くて、義母にはたいへんな労力を使わせてしまいました。いろいろ手を打っておかないとって思うこのごろです。