ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

ハンカチ

2016-07-15 00:07:41 | 日記

 いまさらですが、最近の就職というのはこんなに難しいものなんだなと、息子を見ていて思うこのごろです。

 

 エントリーシートを何枚も書いて、履歴書が必要なところには郵送し、何回も写真を撮りに行き、説明会に出向き、集団面接を経て、個人面接までいって、メール1本でお断りされ。 という繰り返しを何度かやっていると、しんどいだろうなぁとそばで見ていて思うのですが、本人は面接会場や説明会へ行ったついでに電車の模型のお店へ行ったりして、夜は模型を作ったりしています。

 

 「10月には決まってるやろ」 という、なんの根拠もない自信を持っているところが図太いというのか、呑気というのか、ゆとり教育の結果なのかわかりませんが、親としては微妙です。

 

 面接の日に夜遅くなったりすると、思い詰めて帰りの電車に飛び込んだりしていないかとか、心配するのですが、夫は

 

 「あれほど飛び込むとダイヤが乱れるから、って電車のことを気にしてるくらいやからそういう心配はないやろう」と言います。 まぁそうだけど。

 

 そして、夜中に帰ってきて面接の帰りに買い物へ行って、オケへ寄って先輩の家で飲んでいた、という報告をされると、なんだ、連絡くらいしてよ、と思うのですが、まぁいちいち親に行動を連絡するのも面倒だというのもわかります。

 

 成人したあとに親ができることって、なんにもないんだなぁとつくづく思います。

 

 「ハンカチ、忘れないようにね」といって朝にハンカチを手渡すことくらいです。

 

 帰って来るまで心配だし、終電を乗り過ごして新田辺まで迎えに行ったりするのかなと思うと、寝ないで待っていたりするのですが。 そして、自力で夜中に帰ってきたところで小言を言おうとしたら、

 「ああ、ハンカチ役だったわ、きょうは汗いっぱいかいたし」

 

 と、先手を取られると、がみがみいう気も失せて、 「そうでしょ。あしたもちゃんと持っていきや、おやすみ」 となってしまうのです。 

 

 そして、お昼休みにライフにいくとついつい新しいハンカチを買ってしまいます。

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